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RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、ほっと落ち着く品の良いエッセンスをミックスしながらインテリアを楽しむMARIE.color.interiorさんに、キッチンづくりのこだわりや工夫をお伺いします。
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もとは建売分譲住宅だった築11年のお家を、3年前に購入しました。夫、娘(9歳)息子(5歳)とわちゃわちゃ暮らしています。家族みんなが居心地よく過ごせる気に入りの空間になるよう、インテリアコーディネートやDIYでカスタマイズ中。住宅関連の仕事をしています。
普通を我が家らしくアレンジ
MARIE.color.interiorさん宅ではさまざまなテイストに出会えます。アンティーク、モダン、BOHO、北欧……それらがひとつの雰囲気としてまとまっているのが素敵です。キッチンもまた、そうした心地よさがギュッと詰まった魅力ある場所でした。インテリアの延長として、一体感のあるコーディネートをされているのも特徴。キッチンづくりではどういったことを意識されているのでしょうか?まずはそのあたりから教えてください!
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「建売住宅の普通のキッチンを我が家らしくアレンジしています。注文住宅ではないので『もっとこうだったらな』という箇所がちらほら。そこを改善すべく、少しずつ変えながらお気に入りのキッチンを目指しています。」
一般的な対面スタイル
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間取り図を拝見すると、MARIE.color.interiorさん宅のLDKは最近の住宅に見られる一体型です。キッチンは汚れや換気の面に配慮された、部分オープン。対面スタイルだから、家事の間も家族とコミュニケーションが取りやすく、同時に協力も得やすいカタチです。吊戸棚のような視界を遮る収納がなく開放的な分、キッチンに死角が少ないというのもその特徴。MARIE.color.interiorさんは見通しのよさを活かし、リビングやダイニングとの調和のとれたコーディネートをされているんですね。ここからは、そのコーディネートセンスにも注目しながら、建売でも中古でも『らしさ』を演出するテクニックに迫ります。
キーワード1 ブラックで一体感を増すLDK
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「LDK全体の一体感を考えて、家具の脚をブラックで統一しています。ダイニングテーブルの脚、ソファの脚、食器棚の脚、テラスの屋外家具の脚も全部ブラックです。椅子、シャンデリア、飾り棚のブラケットにもブラックを入れ、色をリピートさせています。」
キーワード2 使い勝手と素材へのこだわり
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「調理師免許を持っている夫は、キッチン用品にはこだわりがあります。そのため、調理器具は夫セレクト。それらを使いやすい場所に掛けたり置いたりしています。少し前にリフォームした食器洗い乾燥機は、素材感とデザインにもこだわってステンレスドアタイプを選びました。」
キーワード3 微妙な隙間を活かす、DIYゴミ箱収納カウンター
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「食器棚と冷蔵庫の間に55cmのスペースがあります。分別用に複数のゴミ箱を置きたいけれど、足りません。なのでこのスペースに合わせてゴミ箱を置ける『カウンター+棚』をDIY。隣の食器棚と色もサイズもぴったり合うようにしているのがこだわりです。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
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「家族でキッチンを使うなら、自分ひとりで考えるのではなく家族と話しながら決めるのが楽しいと思います。我が家の場合、私が『こんな風にしたいな』とラフ図を描き、家族にやんややんや言われながら変えていきました。その甲斐あってか(?)夫も一緒にDIYしてくれたり、5歳の息子も料理にハマりつつあります。」
まとめ: ルールを決める大切さ
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MARIE.color.interiorさんは、『我が家らしい』を大切にされていました。テイストをひとつに絞らず『良い』と思ったものを取り入れることで、家族みんなの意見を聞くことで、暮らしやすさ使いやすさを重んじることで、『らしさ』を強めていくスタイルです。でも多様性はありのままでは、たぶん散らかります。だから色や素材を揃えたり、サイズや面を合わせたりといったルールで方向性を示すのも重要。この個性とルールの関係がしっかりあるから、MARIE.color.interiorさん宅はオリジナリティがあって、落ち着いていて、心地が良いのだと感じます。
ぜひ今回教えていただいた工夫やDIYのアイデア、そしてアドバイスを参考に、自分や家族だからつくり出せる素敵なキッチンを目指してみてください。
MARIE.color.interiorさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!