

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回はワクワクするもの・ことを楽しみながら、シンプルで落ち着いた暮らしを叶えるchikaさんに、キッチンづくりのコツや工夫を教えていただきました。

ぬくもりのある木製に、カッコいいアイアンやステンレスを組み合わせたインテリアに惹かれます。古いもの、可愛いもの、グリーンやドライフラワーが大好き。築20数年が経ち、キッチン、リビング、洗面所などの壁紙をのんびりDIYで張り替えるなどしながら、心地よい部屋づくりを楽しんでいます。
変化を楽しみ、どんなときも気持ちよく
chikaさん宅のキッチンには、暮らしぶりや生活感が表れています。ただそれらがインテリアの邪魔をすることなく、むしろ心地よく盛り上げているのが印象的。不思議なくらい、生活感が雑多に見えないのが秘訣かなと思います。そこでまずは、キッチンづくりをするうえで大切に考えていることや、こだわりをお伺いしました。

「元気なときも疲れているときも、毎日ストレスなく料理ができて、片付けもスムーズなキッチンにしたいと思いました。『もっと便利に、もっとすっきりと』を目指しています。不便を感じることや生活の変化があれば、それに合わせてその都度、考えて変えていくのが楽しいです。失敗することもありますが、とりあえずやってみるのが大事ですよね。」
使いやすさが見える対面スタイル

素敵なこだわりですね。楽しくスムーズに、ストレスなく日々の家事ができるのは、とても幸せなことだと感じます。何といっても毎日のことですから。
そして、chikaさん宅のキッチンは対面スタイルです。場合によっては、キッチン特有の生活感がインテリアに影響してしまうのがネックとなる形ではないでしょうか。けれどもchikaさんのつくるキッチンから見えてくるのは、生活感というよりも、使いやすさや快適さ。ここからは『どうすれば生活感を味方にできるのか……』その具体的な工夫に迫ります。
キーワード1 シンプルで機能的なステンレスワークトップ


「ステンレスのシンプルなかっこよさが大好きです。20数年が経ち、細かい傷はあるものの、磨くとピカピカになります。いつまでも清潔感が保たれるのは大きな魅力。また、カウンター上の開口部を広くするために吊戸棚の代わりに採用した、ステンレス棚も気に入っています。吊り戸棚ではなく高さのないステンレスの棚にしています。おかげでカウンター部分が広々と開放的になったのはもちろん、洗った後の鍋やフライパンを引っ掛けて乾かしておけるのがとても便利です。」
キーワード2 手を伸ばせば必要なものがある



「キッチンツールや調味料などは、コンロ奥や横に吊るしたり、置いたりして、出し入れのアクション数をできるだけ減らしています。コンロ周りに置くと、どうしても油汚れで掃除が大変になるので、一軍だけに厳選することも心がけています。」
キーワード3 シンク下は有意義な収納に大活躍


「日々使う食器は出し入れしやすいように、シンク下の引き出しに収納しています。この手前の部分には、もともとビルトイン食洗機が設置されていましたが、20年ほど使って故障したのをきっかけに処分。空いたところに、トースターやラップを置いて、すっきりさせることができました。ちなみに食器は手洗いで、乾かすときだけ水切りカゴを出しています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください





「使い勝手のよさや好みは、人によって全く違うと思います。毎日使うキッチンだけに、自分に合った、自分が好きなキッチンを目指して、少しの不便でも改善していくのが一番ではないでしょうか。コツコツ積み重ねていくことで、キッチンはもっと心地のよい場所になっていくと思っています。」
まとめ: 整った生活感は心地よい

chikaさんのキッチンづくりは、日々の快適を丁寧に追及していました。変化への対応力も抜群です。なにより、アップデートを楽しんでいるのが素敵でしたね♪
そしてそこから分かるのは、ついインテリアで邪魔者扱いしてしまいがちな『生活感』が、実はいい仕事をするということ。使いやすさや便利さを考えて、適量をいい配置にすることができれば、それは『整った暮らしぶり』の表れになります。『生活感をオフするのが性に合わない。でもすっきりはさせたい』こんな風にお悩みなら、ぜひ今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。
chikaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!