RoomClipユーザーさんの知恵を活かしたキッチン収納アイテムが登場!
RoomClipに投稿された部屋の写真は、インテリアを考えるときにとても参考になりますよね。実はインテリア関連の会社にとっても同じなんです。「RoomClipユーザーさんの写真が参考になった」という声が多くの企業の担当者さんから届いています。
そしてこの度、ついにRoomClipのユーザーさんの工夫や知恵を活かしたキッチンアイテムが発売されました!

作ってくれたのは、RoomClipの公式アカウントも人気の山善さん。きっかけは昨年開催した「私のキッチン食品収納術」コンテストでした。担当者の方がこう言ったのが始まりです。

うちのキッチンアイテム、RoomClipのユーザーさんにダメ出ししていただけないですか?

いいんですか!?

もちろん!ユーザーさん目線で、いろいろとお話を聞かせていただきたいんです。
それからユーザーさんを招いた座談会を開いたり、商品開発の担当者さんとミーティングをしたり、といろいろとしてきました。


そして今月「キッチンストッカー」「レンジ台」「食器棚」の3つのアイテムが発売されました。RoomClipMagでは2回連載でその様子をレポートしていきます。第1回目は「キッチンストッカー」についてです!
※追記:3回連載に変更となりました!
野菜、調味料、ペットボトル… キッチン収納は悩みの宝庫 -キッチンストッカー編-
野菜、乾物などの食材や調味料、キッチン道具にペットボトル等の飲料……。キッチン回りはとにかく物が多いし毎日出し入れをします。だからこそ、キッチンの収納はユーザーさんの意見がとっても重要です。元々の「野菜ストッカー」はこんなアイテムでした。

野菜ストッカーは10年以上売れている山善のロングセラー商品。キッチンで野菜を収納するのにぴったりだけど、発売から時間が経ったことで、今回リニューアルすることになりました。
座談会で実際にアイテムを目の前にすると、ユーザーさんから次々に意見が出ました。

「こんなに深い引き出しは4段もいらないと思いますよ。そんなに高さのあるモノばかりあるわけではないし。」

「引き出しの丸い穴が多すぎじゃないですか?ホコリもたまるし、見た目も『ザ・昭和』って感じがします」

「天板のタイルは大きさが中途半端だと思います。1枚タイルだとツルツル滑りそうで物を置くのが怖いかも」
率直なご意見に山善の担当者もタジタジ。。。
そんなご意見と、座談会での皆さんのキッチン収納ノウハウを織り交ぜながらご紹介します。
「しまう」だけでなく、「使う」収納へ
「収納」というと、いかにうまくしまい込むかということを考える人が多いはず。でも実は収納でもっとも大事なのは「モノを使いやすい状態にする」ということ。それが今回のリニューアルの大きなポイントになりました。

「このポイントに気づいたきっかけは、座談会でのkiki_nekkoさんからのご意見でした。『引き出しに取っ手をつけるなら後ろにもつけて、引き出しを持ち運べるようにしてほしい』。これには『なるほど!』と思いました」
実際、座談会でも「冷蔵庫の中やパントリー(食品庫)では箱やカゴで小分けしている」という意見が出ました。

「うちでは食卓にそのまま出せるような容器を買って収納してます。ただ収納するんじゃなくて、使いやすいような収納を意識しています」

「キッチン収納は高さのバリエーションが重要」
キッチンの収納が難しい理由のひとつは「モノの大きさがまちまち」ということです。座談会でもそんな意見が多く出ました。

「調味料やペットボトル、野菜など、高さが違うものが多いし、毎日使うので、うまく収納するのは頭を使います」


「中途半端な深さの引き出しだと、使いにくいことが多く、雑な隠す収納にしちゃいがちです」

座談会に出席したインテリア上級ユーザーさんにも困っている人がたくさんいらっしゃいました。

「座談会で皆さんにいただいたダメ出し、刺さりました。。。『こんな深い引き出しばっかりいらんよ。こんなに野菜ないし…』。そのとおりですよね。」
「外観はシンプルに」
外観についても多くの意見が出ました。特に塗装が話題に。。

「キッチンもテイストにこだわりたい。元々色が塗ってあるよりも、自分でオイルステインをしたりペイントできる方が使いやすいと思います」

手頃な価格の収納アイテムは、ともすれば安っぽく見えてしまいがちです。インテリア好きのユーザーさんの中には「塗装は自分でやるから、できるだけ素材のままシンプルにしてほしい」と思っている人も多いはず。

「座談会での意見や写真を見て、作り手側で塗装してしまう必要もないのだろうなと強く思うようになりました。」
こうした意見を取り入れてリニューアルしました!
そして実際に商品がこのように変わりました。
基本的な形は変わらないように見えますが、「ユーザー目線」のアイデアがたくさん詰まったアイテムに生まれ変わりました。
買いに行くまず大きく変わったのが棚の使い方です。元々は普通の引き出しでしたが、リニューアル後は、全部引き出して木箱のように持ち運びができるようになりました。

さらに引き出しの深さも変更しました。元々は中くらいの同じ深さの棚が4段でしたが、深さの浅い棚3段と深い棚2段の構成にしました。

棚のサイドには付属の取っ手を付けられます。ハンドタオルなどをかけても大丈夫だし、フックをかければ買い物袋もぶら下げられます。

そして、最後にこだわったのが、無塗装であること。自分の家のキッチンのテイストに合わせて、オイルステインしたり、ペンキ塗装したり、黒板塗装にしたり、とDIYを楽しめるようにしました。もちろんそのまま使ってもスッキリシンプルに映えます。


「ただしまい込んで終わり、ではなく、モノを使うことや、キッチンでの仕事が楽になるようにと想いを込めました。DIYすることで、キッチンアイテムへの愛着もより増してくると思います。」
ここには書ききれなかったポイントもたくさんあります。ホコリがたまらないようになっている秘密や付属の取っ手の使い方など、さらに詳しいポイントは下からどうぞ!
春の新生活に向けて、キッチンの収納を見なおしてはいかが
今回のキッチンストッカーのリニューアルに続いて、次回の記事では「レンジ台」と「食器棚」の座談会の様子とリニューアルの内容をレポートします。
春に向けて、キッチンの収納を見直している人も多いはず。今回発売された山善さんの新しいアイテムで、より便利なキッチンライフを送ってみるのはいかがでしょうか?
それでは、次回をお楽しみに!!
※追記:3回連載となりました。
「RoomClipユーザーさんのダメ出しで山善のキッチンアイテムが生まれ変わったよ」