driadeの「Miss Lacy」
今から5年前、「北欧の家具が最も素晴らしい」と思っていたピュアな私に、イタリアのモダン家具という業の深い世界を初めて教唆したのがこのMiss Lacyです。
存在を知ったその日からずっと、私的「死ぬまでにぜったい手に入れたいチェア」リストの上位に君臨し続けてきました。
デザインはフィリップ・スタルク御大。
ステンレスのプレートから職人が手仕事で花柄を彫り出した後、表面に磨き加工を施して半ミラー状に仕上げています。
安寧や調和、リュクスを重視する北欧の家具とは哲学が全く異なります。
「見た目が美しければあとは何でもいいでしょ」とでも言いたげな、ツンとあごを上げた美女の様な、少々居丈高でエゴイスティックな(しかし圧倒的な)造形美です。
これを悪趣味で非実用的と感じるか、あるいは是非手に入れたいと感じるか、はっきり好みが二極化するデザインだとは思いますが、私の様な快楽主義者にはたまらなく魅力的です。
人件費が結晶化したかのような冗談じみた価格設定で、手を出せないまま気付けば5年が経過しました。しかしこの度、イェクストロームの椅子をお譲りした事をキッカケにあれよあれよという間にご縁が実り、ついに先日、我が家に顕現しました!
椅子というよりもほとんどオブジェ。
うっとり眺めて楽しんでいます。
driadeの「Miss Lacy」
今から5年前、「北欧の家具が最も素晴らしい」と思っていたピュアな私に、イタリアのモダン家具という業の深い世界を初めて教唆したのがこのMiss Lacyです。
存在を知ったその日からずっと、私的「死ぬまでにぜったい手に入れたいチェア」リストの上位に君臨し続けてきました。
デザインはフィリップ・スタルク御大。
ステンレスのプレートから職人が手仕事で花柄を彫り出した後、表面に磨き加工を施して半ミラー状に仕上げています。
安寧や調和、リュクスを重視する北欧の家具とは哲学が全く異なります。
「見た目が美しければあとは何でもいいでしょ」とでも言いたげな、ツンとあごを上げた美女の様な、少々居丈高でエゴイスティックな(しかし圧倒的な)造形美です。
これを悪趣味で非実用的と感じるか、あるいは是非手に入れたいと感じるか、はっきり好みが二極化するデザインだとは思いますが、私の様な快楽主義者にはたまらなく魅力的です。
人件費が結晶化したかのような冗談じみた価格設定で、手を出せないまま気付けば5年が経過しました。しかしこの度、イェクストロームの椅子をお譲りした事をキッカケにあれよあれよという間にご縁が実り、ついに先日、我が家に顕現しました!
椅子というよりもほとんどオブジェ。
うっとり眺めて楽しんでいます。