RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回はインダストリアルな天板と木材の組み合わせが個性を放つbaumkuchenさんのキッチンをご紹介します。
2013年にリノキューブさんにリノベーションを依頼。スケルトン状態にし好きが詰まったリノベーションらしい空間に仕上げて頂きました。
子供の頃、実家を建てた時にその間取りを眺めながらわくわくする気持ちになっていたのですがそれがインテリアへの最初の目覚めだと思います。
道具は自分の心躍る物だけを
まるで雑誌の誌面を切り取ったかのようなクールさが魅力のbaumkuchenさんのキッチン。照明や収納、全てが計算し尽くされている印象を受けます。早速、このキッチンのこだわりを伺ってみました。
全体というより1つ1つ道具にこだわりがあると思います。道具はひと目見て心躍る物があればしばらく寝かします。しばらくたってからもまだ心踊っていたら購入します。意識していることとしては、キッチンに必要のないものはなるべく置かないようにしています。1人の感性でものを選んでいるのでごく自然に統一感が出てくると思います。
揺るぎない必然性を確認できるものが、baumkuchenさんのキッチンを形作っているのですね。考え抜かれて選ばれたアイテムだからこそ、すべてがしっくりとなじんでいるのも納得です。そんなbaumkuchenさんのキッチンを3つのキーワードで見ていきましょう。
キーワード1 一体性の中の仕切りと統一感
名古屋のリノキューブさんにリノベーションを依頼しました。リノベーションの際に床に配管が通っていたため、キッチンは一段高く作らざるをえませんでした。それが結果的には1つの空間でありながらリビングとの境界を明確にでき、さらに名古屋モザイクさんのタイルが際立つ結果となりました。わずかでも部屋の中に高低差があると、部屋の中に変化が生まれオシャレに見えると思います。
キーワード2 木のルーバー
キッチン周りには木のルーバーを張ってもらいました。これはリノキューブさんの事例の中にあったのですが見た瞬間にこれが良いとひと目惚れでした。リノベーションの際には色んな会社の事例を徹底的に見させて頂きました。見たことのないデザインを採用したかったのですが、やはり自分が気に入ったという気持ちを大切にしました。欠点はルーバーの隙間の掃除が大変な所です……。
キーワード3 ベビーゲート
子供が小さいのでベビーゲートを探していたのですが正直良いデザインの物が無く困っていました。そこでエイトデザインさんに「エキスパンドメタル」のベビーゲートを制作して頂きました。少し尖った危ない部分は粘土を厚く張ってケガをしないように工夫しています。またベビーゲートの役目を終えた後も部屋のインテリアとして継続して使えるので捨てずに残しておけます。
リノベーションの際の制約が生んだキッチン全体の統一感。そこから追求した細部のこだわりが、さらに一体性を高めているのですね。次はその「統一感のつくりかた」について掘り下げて伺いたいと思います。baumkuchenさんが心がけている3つのコツは、ワンランク上の洗練されたキッチンをつくるのにきっと役立ってくれるでしょう。
統一感を生み出す3つのコツ
すっきりした見せるキッチンにするために、色数を少なくする
色数を抑えることによって統一感ができ、ごちゃごちゃすることを抑えられます。我が家は木の色、そして彩度を抑えた物をチョイスしています。電子レンジやトースターも<アマダナ>のシンプルなものを選びました。家電を布などで隠すのは苦手なので「魅せる家電」をセレクトしています。
シンプルにするには無理に余白を埋めない
キッチンに不必要なものはなるべく飾らない、置かないようにしています。キッチンに必要な洗練されたデザインの道具がたくさん存在していますので、長く使えて飽きのこないものだけを置き、不要な飾りや物はなるべく排除しています。また空間にある余白を楽しむこと。その場所に必要のある物で埋まっていくのは良いのですが無理に不必要な物で余白を埋めない事が大切だと思っています。
どうしても気に入らない物は隠す
見せるキッチンといっても見せられる物にも限界はあります。食材や派手なパッケージ物などどうしても目につく所に置きたくない物のために、リノキューブさんにパントリーを作っていただきました。ちょっとした秘密基地のような感じもしますが、毎日大活躍してくれる小部屋です。
最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました
毎日使う物ですから、道具へのこだわりを強く持つことが毎日のキッチンでの生活をより楽しくするコツだと思います。自分が本当に気に入った道具を使いストレスの溜まるもの(デザインや機能)があればマイナスしていきます。無理に足すのではなく引いていくことに特に意識を置いています。
引き算の意識で納得いく物だけを使う
家電・キッチン用品・食器、使う物全てに対してこだわりを持って選び抜いているbaumkuchenさん。それに対し、気に入らない物を排除することで断捨離でき、物量的にもスッキリと過ごすことができそうです。また、納得のいくアイテムを長く使い続けていけば、物に対しての愛着もさらに深まりますね。
baumkuchenさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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