海の青、水辺の涼やかさ、氷の冷たいクリアな美しさ……。ブルーの清涼感は目にするだけでひんやり、さわやかな風を感じさせてくれます。夏の湿度や暑さから逃れて、少しでも涼しく過ごしたい季節。青に染められた部屋やブルーのアイテムで過ごしてみまませんか?
ポイントは淡いブルーと白の配色
青といっても「合わせるのがむずかしいかな?」とためらってしまうかもしれません。ペールトーンなら取り入れやすく、サックスブルーやアクアカラーといったやさしい色合いなら、お部屋になじみがよさそうです。そして配色はなんといっても白。相性抜群です。この組み合わせなら、軽やかな雰囲気をつくることができます。
水中を思わせる、淡いブルーのお部屋
青といっても藍寄りではなく、水色に近い色を中心にしたリビング。壁とチェア、クッションのトーンを合わせて統一感を出しています。そして、濃い青のラグとクッションで引きしめてアクセントにしています。シーリングファンや太陽の形の渋い時計ともマッチしていますね。まるで水中にいるかのようです。
アパルトメント風のお部屋に
海外のアパルトメント風のお部屋に淡いトーンの青を合わせています。レトロ調の冷蔵庫がお部屋で引き立っています。壁の下部と冷蔵庫、右端のテーブルの脚のトーンを3つ合わせると三角構図になり、バランスがいいですね。冷蔵庫から取り出したばかりのキンキンに冷えたビールをそそいだら、おいしそうです。
ビーチ・カフェ風に
深いブルーのソファに、テーブルのガラス天板、サイドテーブルに使っているIKEAのキッチンワゴン。アイテムにターコイズをくりかえすことで涼感がたっぷり出ています。ピンクのフラミンゴのオブジェとコストコのフェイクグリーンが効いていますね。 風通しがよさそうなので、クールな気分で過ごせそうです。
リゾートホテル風スタイルを極める
アレンジしたパラソルの藍が空間を引き締めています。インド綿の布を巻いたニトリの「パパサンチェア」とともに、お部屋のムードを盛り上げています。 壁のヒトデのオブジェや、ぶら下げているグリーンの砂の配色まで同色で攻めているのは、さすがですね。手足をのばしてのびのびできそうです。
ワンスペースに青をとり入れてみよう
「お部屋全体に取り入れるのは勇気がいる」「どこから手をつけたらいいかしら」 そういう方に朗報です。まずはひとつ、どこか小さなスペースやコーナーからはじめてみましょう。お部屋を「青の世界」にしていく入り口は、入りやすいところから。ここでも、白との組み合わせを意識していきましょう。
ミニマムな部分に青を取り入れてみる
背面だけサックスブルーに仕立てた、キッチンにあるオペレーションコーナー。ほんのちょっとした部分もお気に入りのコーナーに仕上がっています。 白の操作部分と額縁のような白い壁があいまって、ギリシアのミコノス島のような雰囲気です。操作が楽しくなりそうですね。
扉をミントブルーに塗ってみる
マリン・テイストがお好きなら、ミントブルーもおすすめです。光を感じる淡さをもつこんな色なら、扉に塗ってもやわらかな雰囲気に。パナマ帽の下のシフォンの透け感とブルーが映りこんだアンティークな印象の鏡で涼しさ倍増です。オトナのマリンの落ち着いたたたずまいですね。
キッズスペースの天井に青空が
子ども部屋を見上げたら、そこには青空が広がっている。天井だけ青空のように変えるだけで、こんなに空間が広がって見えるんですね。ロフトがついていて、小さくてものぼれるように工夫されています。小さな空間でも天井に青空が広がっていたら、外遊びをしているよう!雨の日もお部屋で元気に遊ぶことができそうですね。
南国のトイレはポップでかろやか
バリ島のお住まいのトイレを見学。こちらも壁の背面だけをサックスブルーで塗っています。白とピンクとの組み合わせや、木のまるいボードにのせたグラデーションのブルーがポップにまとまっていますね。ドリームキャッチャーの白と、パイナップルのオブジェのパール感のあるミントブルーもぴったりです。
窓まわりを海辺に
イニシャルやガーランドを使い、流木やオーナメントをグラデーションを使ったブルーに染めています。素朴で素敵な海辺の景色を再現したような空間を作っています。アクセントにはピンクのフラミンゴ。フェイクの扉の手作り感もいい味を出しています。もちろんグリーンとの相性もばっちり。窓から白い波が見えそうですね。
アイテムで青にor青に合うアイテム
おうちの壁面や大きなインテリアなどではなくて、もっと気軽に青を使ったスタイルを楽しみたい、いざブルーの壁に挑戦したとしても、そこに似合うオブジェはどうしたらいいのかわからない、青といってもDIYはハードルが高い……。そういう方におススメの方法をご紹介します。
まずはベッドのリネンやラグからトライ
大きなスペースを占めるベッドのリネンなら印象を変えやすく、気軽に取り組めるのが高ポイントです。 ラグは床の色やインテリアに合わせるのがコツですが、濃紺などを選べば濃いめの色合いの床にはしっくりとなじみます。壁やインテリアが白や明るいトーンの色なので、このくらい重さの色目でもOK! 夏の風を感じます。
ブルーの壁に合うオブジェ
ブルーの壁に合うオブジェに困ったら、こんなカラフルなフェイクフラワーはいかがでしょうか。青とイエロー、ピンクは相性がいいので、組み合わせは最高、華やかさも◎。白を加えたことで抜け感も出せます。 ちょっと手を加えたいときには、リーズナブルで子どもといっしょに楽しめるオブジェにトライするのもいいですね。
写真を使って海をイメージさせる
気軽に手持ちのもので青に浸ってみたい。そんなときに、こんな壁面アートはいかがでしょうか?こちらは青い海と青い空を撮った写真を中心にして飾っています。写真全体がハートの形になるように飾っていることにも注目です。ハワイの思い出がよみがえってきそうですね。
いろいろなアレンジをされた「青の世界」、いかがでしたでしょうか? ちょっとしたことからお部屋全体のリメイクまで、ビーチやマリン、リゾート気分で、暑い夏も爽快にお過ごしくださいね。
RoomClipには、インテリア上級者の「ブルー」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!