「鏡」は古くは不思議な力を備えた魔法の道具としてたいせつにされた宝物でした。ドレッサーなどでメイクをするときに使用されるのが鏡のメジャーな使い方ですが、ここでは鏡のインテリアとしての活用方法に目を向けてみましょう。
ドレッサーだけじゃない「鏡」の効果って?
日本の鏡の技術は非常に高く、ゆがみなどがほとんど出ない技術力が評価されています。そのため価格も安く、良質な製品を手軽に入手できます。実はドレッサーとしての活用方法以外にも鏡をインテリアとして使う効果的な方法があります。そちらをご紹介します。
空間を明るく清潔に見せる効果がある
ドレッサーで日々の美容のために活躍してくれる鏡。ドレッサーだけではないんです。サニタリーやベッドルームなどいろいろな場所で、空間を明るく清潔に見せる効果を活かして鏡を活用することができます。磨きこまれた鏡の光を反射させ、明るく清潔に見せる効果を活かしてインテリアとして活用しましょう♪
空間に広がりを見せて、奥行きを感じさせる
狭い空間を活用する場面でも鏡は大活躍。空間を映すことによって広がりを感じさせてくれる効果が鏡にはあります。鏡をうまく使って空間を広く見せるテクニックは見習いたいですね。お家に招かれたお客さんも喜んでくれそうです。
色合いの統一感があるのでSHOPみたいだよ~♪
お客様になりた~い!
映すことで、キレイを繰り返す効果をつかう
鏡の特性のひとつは「映す」という機能。美しいもの・キレイなものを映すことでキレイを繰り返す効果があります。清潔な真っ白いタオルを鏡に映すことによってキレイを繰り返す効果を使ってみましょう。
洗面所なので清潔感があるように白で統一したら、見違えるほど明るくなりました。
思い切って洗面台と蛇口も交換しましたよ〜♡
洗面台ごと変えてしまうと言う驚きの技ぜひ見習いたいです(^^)
少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです♡♡
透明感を活かして、ボタニカルな空間に
光とともに透明感を感じさせる鏡の効果も注目したいポイントです。最近流行りのボタニカル。植物を鏡に映すことでみずみずしさや目に潤うやさしげな空気感と透明感を演出できます。
隣室への通路があるような錯覚を起こさせる
鏡が備えている効果のひとつが「錯覚」です。玄関に姿見を置くことによってお出かけ前の身支度のチェックをできる実用的なメリットのほかにも意外な効果が。隣室への通路があるような錯覚を起こさせて広がりが感じられるんです。いろいろな場所で活用できますね。
オブジェとして空間を彩る「鏡」の活用法
鏡は実用品でなく宝物であった歴史をもつだけに、インテリアやオブジェとしても存在感があるアイテムです。こちらでは鏡をオブジェとして活用する方法をご紹介します。
2つ並べてシンメトリーな空間演出をする
あえて2枚の鏡を並べてシンメトリーにすることで、デザイン性が高まり手がかけられている感が出ます。フレームの幅や色、素材、質感など配置するコーナーに鏡を合わせてセレクトしてみてください。鏡の額縁をDIYしたというRumiさん。古めかしさが素敵なイメージになるよう細かなアイテムにまで気を配っています。
壁は、自分達で塗りました。
窓枠の下に配置して空間を引きしめる
北欧テイストのシックで落ち着いたお部屋。見えるところにモノがないのでスッキリとして、寂しい雰囲気に傾いてしまいそうなところを、窓枠の下に置いたRがついた黒フレームの鏡が空間を引きしめています。こんな使い方もあるんですね♪
わが家、ルンバががんばりやすいように床にはものを置かないようにしてるんです。そうしたら、自然に卓上にもものを置かない暮らしになりました
フレームを繰り返すアートの一角に配置する
海外のお部屋のようにたくさん額を並べてリビングに飾っているEmikaさんのお部屋。黒のフレームを繰り返すアートの一角に鏡を配置しています。アートの一部のような、そこに窓がぽっとあいているような、空間演出になっています。
女性らしさが出るポスターがほとんどですが、魚拓などを入れて少しハズしてみました。
鏡のフォルムに凝ってデザイン性を重視する
塩ビ管チェストの天板をアクセサリーのディスプレイにしたショップ風のコーナー。アクセサリーをつけるときにも使うアンティークの鏡がオブジェとしても存在感を示しています。鏡そのものが魅力的なオブジェになっています。
参考にさせていただきます
リビングの「鏡」が広がりを感じさせる実例
リビングで鏡を活用する場面では、RoomClipユーザーは姿見などを置いて、空間の広がりを出しています。この活用方法はテイストがちがっても採用できる「使える」方法なので、ぜひ、おうちに取り入れてみてください。こちらでは3つの実例をご紹介します。
モダンシックな空間の機能美を活かす姿見
清潔感あふれる整った北欧風のリビング。生活感がない見事な美しさです。鏡はIKEAの姿見が置かれています。黒いフレームの大ぶりの鏡が白い空間を引き締めるとともに、さらに広く見せています。白いリビングにグリーンやアートパネル、洋書などのオブジェをまとめて飾るコーナーに仕上げています。
リビングの角に置いて空間の広がりを演出
リビングの角にマントルピースを置き、その上にアールデコ時代のラグジュアリーなアートフレーム風の鏡を配置して空間に広がりが出るように工夫されています。グレージュなリビングは殺風景にならないように額やオブジェを壁面や窓際に配置して、居心地のいい空間にしています。
やはり木製は優秀!大きな姿見が戸口のよう
セルフリノベーションした賃貸のお部屋。ニュアンスのあるコンクリートの壁。植物のみずみずしいカラーがよく似合います。丸い間接照明の右に置かれたウッディなカラーの姿見が存在感を示しています。部屋の奥に置かれることで空間の広がりを感じさせる効果をさらに強めています。
飴色のオーク材との考えて彩度の低い青色の綿素材にしてみました。若干、部屋から浮いているかなぁ。これからも布を張り替え、木をメンテナンスして、死ぬまで、僕が死んだあとも誰かに受け継げたら良いな。
とりあえずの物じゃなく一生モノを。
自分の人生に馴染んでいく時間をも大切にしていく。私もそんな風な物の選び方をしたいな!
鏡がひとつあるだけで明るさや広さが加わり、透明感や光が増します。輝きを放射するために磨きこんだ鏡を維持して、お部屋に合わせた空間演出に活かしましょう♪
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「鏡」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!