お部屋のイメージに大きく影響する、色づかい。今回は、インテリアの色づかいのポイントをご紹介します。大きなスペースを占める壁紙、「差し色」や「締め色」の使い方、アクセントや多色づかいのコツなど、参考にしてみてください。
「壁の色」でイメージは大きく変わる
壁紙の色など、大きな面積を占めるスペースはお部屋の印象を左右するので、お部屋のイメージをがらりと変えてしまいます。雰囲気づくりには、独特なものがそろう外国製のものも含めて検討してみてはいかがでしょうか?
ピンクの板壁のエキゾチズムと優雅なシック
インドやイスラムの国を思わせる幻想的な壁紙は、貼ってはがせるリメイクシートを使っているという、kabegamiyahonpo さん。オリエンタルなランプやテーブルとの相性もバツグンです。違う色の壁紙だったら、この雰囲気は出せませんね。
パッと明るくなる、イエローの花模様が可憐
hiyoさんはキッチンの横の壁に、マリメッコの壁紙を自分でリメイクして貼っています。このスペースがパッと目に飛び込んできて、明るく感じられますね。ナチュラルな木製の棚やかごとも似合っていて、元気が出そうです♪
穏やかさを感じさせる、ターコイズの静けさ
古い歴史ある西洋建築にある壁紙のような、落ち着いて穏やかなターコイズ。花や鳥をあしらって、可憐で静かなムードを出してくれます。場所を選ばないところもポイントです。読書にも最適です。
ナチュラルな「差し色」「締め色」の使い方
お部屋のスタイルに合わせてベースになる色を決めたら、差し色を入れてみるとフォーカスが定まって、心地いい雰囲気を醸し出してくれます。空間がもったりしたり、なんとなく締まらない感じのときには、締め色を使うのがポイントです。
テキスタイル(布)でムードは一新する!
テーブルの上に、ピンクのテキスタイルをパッと広げてみる。すると、とたんに南国ムードに彩られます。フラミンゴもご機嫌なようす♪ ポーセラーツでハンドメイドしたカップやプレートもモダンな面持ち。お気に入りの作家さんのアイテムと合わせています。さあ、お茶の時間にしましょうか。
白には、グレーやベージュでやわらかく
Merrydayさんのモノトーンのお部屋。白い壁に白いソファ、床にはグレーのラグと白いファーのラグが敷かれ、やわらかいグレイッシュにまとめられています。白の面積が多いときは、クッションやブランケットで重みをもたせると安定感が出ます。居心地のいいソファのできあがりです。
差し色は「1色」、締め色は「濃い暗色」を
木目があたたかなイメージをあらわしてくれる、mu-g-u さんのお部屋。ナチュラルなお部屋はウッディな素材が占めています。差し色として使われているのは、ブルージーンズの色。ハンガーラックに掛けられたジャケットとソファがいい感じです。黒を使うことで、空間が引き締められています。
アクセントに「色」を使う
お部屋にアクセントになるものが欲しいときは、色を取り入れてみませんか?たとえば、赤系のカラーを使った実例を見てみましょう。ファブリックパネル、ソファ、イスに、赤系の色を使った実例をご紹介します。
ファブリックパネルのピンクが、目を引く
モノトーンを基調にアースカラーを合わせた、waraさんのお部屋。ベッドの頭上に、ビビットなマリメッコのファブリックパネルが飾られています。華やぎが加えられて、明るい印象をもたらしてくれます。
メインになるソファに赤を入れて
ブラウンをベースにした、sanw2225719さんのお部屋。品のあるレッドカラーのソファが、インパクトのあるインテリアになっています。ブラウンとの相性もよく、なじんでいますね。アース系に似合う色を選ぶのもポイントです。
テーブルのイスをビビットにして、ポップに
赤いイスが印象的な、sy0314さんのダイニング。白が基調になっているお部屋で、ビビットな赤が鮮烈な印象を放っています。ベージュに近い白になじむ赤系にした、色のチョイスもポイント。イスの脚だけ白というのもいいですね。
多色づかいを使いこなす
いろいろな色を組み合わせて、お部屋に統一感を出すのが難しい、多色づかい。最後に、テーブルコーディネートでの多色づかい、トーンでそろえる多色づかい、色バランスと色を散らす使い方をご紹介します。
彩りが織りなす、鮮やかな「色の競演」
r.ikenoue1009さんのテーブルコーディネートは、目にも鮮やかな色彩が踊っています。テーブルの中の花の鮮やかさに加えて、テーブルの上に置いた同色系のネイルが、相乗効果を出しています。ルイボスティーのイエローは、色をやわらげなじませてくれています。参考にしたい色づかいです。
多色づかいは、同じトーンでそろえる
ミッドセンチュリー風のNK67さんのお部屋。重厚な色合いがたまりません。濃いブラウンの床にモダンなデザインのラグ、ノーブルなモスグリーン色のソファという、深い森や気品を感じさせるカラー。同じトーンを重ねているから、色が浮くことがありません。オレンジや渋いブルーとの組み合わせも秀逸です。
色バランスをとり、同色をイスやクッションに
美麗な多色づかいのラグが魅力の、1616roomさんのお部屋。このラグを使いこなすのは、、実はとても難しいはず。ハンモック(左手前)や奥のチェアとクッションに、ラグの中に使われている色をくり返しているのがポイントです。
色づかいは、お部屋のイメージにも大きく影響する大切な役割です。そんなインテリアのポイントになる、大きなスペースを占める壁紙、「差し色」や「締め色」の使い方、アクセントや多色づかいのコツなどをご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「カラフル」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!