書籍『10000人の暮らし』の印刷工場レポート!

書籍『10000人の暮らし』の印刷工場レポート!

先日予約が開始した書籍『10000人の暮らし』。今回は書籍を印刷してくださる大日本印刷さんにお邪魔して製造の様子を見せていただきました!

ビッグな本が生まれる工場もまたビッグ!

今回『10000人の暮らし』の印刷と製本をお願いしたのは印刷大手の大日本印刷株式会社さんです。数多くの雑誌や印刷物を手掛けられているので、きっとみなさんのおうちにも大日本印刷さんの印刷物がひとつはあるはず!

さて、この日お邪魔したのはそんな大日本印刷さんの久喜工場です。

工場に入るとウェルカムプレートが!!


工場のみなさまにあたたかく迎えていただき、うれしかったです。

いよいよ印刷の現場に潜入!

フルカラーの秘密

ロール紙から引き出された紙は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)、それぞれのインキで順番に刷られていきます。




印刷機を下からのぞくとこんな感じです。





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今回の書籍はオールフルカラーなのです。このフルカラーはインクが混ぜられているわけではなく、CMKYがそれぞれ小さな点で重ねて印刷されることで、色々な色に見えているんです。印刷って奥深い!

乾燥をし裁断、折りへ

4色のインキで印刷された用紙は約120度で一気に乾燥させ、ローラーで一旦巻き取り温度を下げます。こちらの動画はローラーで巻き取っているところです。




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映画やドラマでよく見るシーンに、感動!冷めた用紙は裁断、折りの加工が施され、ベルトコンベアーで流れていきます。




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印刷のプロフェッショナルによる色味のチェック

流れてきた用紙を広げて、工場の方が色味のチェックをします。この工程は撮影禁止とのことで様子を画像でお伝えできないのが残念ですが、1ページ1ページ丁寧に色味をチェックしてくださっていました!

工場の方5〜6人がベルトコンベアーで流れてきた印刷物をさっと手に取り、チェック専用の台の上で広げます。そこで、我々がOKを出した印刷見本と比べ、色味が違うと判断したところのCMYKのインキを手元のスイッチでリアルタイムで調整!

とってもライブ感ある現場でした。

最後に拡大ルーペで印刷されたもののチェックもさせていただきました。


「本当に4色の点でできてる!」と、ルーペを覗く本書の編集長も感激の様子(笑)

印刷のあとは製本へ

印刷が終わった紙は製本の工程へと進みます。今回の製造で印刷にかかる時間は約3日間。832ページ、10000冊があっという間に印刷されてしまいます。

たくさんの方々の手によって完成に向けて進行中!

いかがでしたでしょうか?わたしたち編集部も工場にお邪魔して、あらためて今回の書籍が本当に多くの方々の手によって形になっていくことを実感しました。

みなさまのお手元に届く日まで、楽しみにしていただければと思います。ご予約がまだの方は是非、ご予約ください!

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