「思い出と異国情緒を豊かに楽しむ、居心地よい我が家づくり」 by Miiiさん

「思い出と異国情緒を豊かに楽しむ、居心地よい我が家づくり」 by Miiiさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、ヨーロッパの歴史あるアパートで、多国籍スタイルのインテリアを楽しまれているMiiiさんと、そのお宅をご紹介します。さまざまな文化、趣が溶け合った、温かで心地よいお住まいです。

今回ご紹介するのはこの方です!

30代夫婦と小学生の子供たちの4人家族です。 趣味は旅行と音楽。仕事と子育てに慌しい日常の中で、インテリアは息抜きであり癒しです。 海外生活が3カ国目10年になり、覚悟をきめて最近、築200年の古いアパートを買いました。

癒し、活力を充電できる場所

ゆったりと過ごせる、余裕のある空間

ご夫婦ともに、ワールドワイドで活躍されているMiiiさんご一家のお住まいは、ヨーロッパで200年の時を経て建ち続ける、石造りのアパートの2階です。3LDKから、部分リノベーションにより2LDKへと変えられたお住まいは、エントランスからゆったりとしたLDKへと、ボーダレスにつながっていきます。大きな楽器たちが置かれた、フローリングのエントランスというのも、外国ならではのインテリアスタイル。リビングのレザーソファーに座ってくつろぎながら、楽器の練習をするお子さんたちの姿を眺めて過ごされることも多いのだそうです。

Miiiさん宅のインテリアには、余裕があります。多くを飾らず余白を残す物理的な余裕、こだわり抜いたものを丁寧に愛でる心の余裕、このふたつが日々の疲れから心身をほぐしてくれそうな、心地よい『ゆるさ』を生み出しているのも特徴のひとつ。また、南東に面した窓から差し込む、朗らかな陽射しがインテリアと相乗して、空間にさらなる癒しの雰囲気をもたらしているのも素敵ですね。

幸運な出会いと自分たちらしさ

リビングは、住まいの中でも特にお気に入りの場所だとMiiiさんは語ります。一番のポイントは、ゲストが寝落ちするほど居心地のよい2つのレザーソファ。ちなみに、こちらのレザーソファは、10年ほど前のクリスマスの朝、パリの街角で粗大ごみとして捨てられていたものだそうです。『パリでは家具がポイ捨てされるのは珍しくないのですが(そして拾い手も割とすぐ見つかる)、にしてもラッキーなことがあるものです。』とMiiiさんは当時を振り返り話してくれました。

そんな運命の出会いをしたソファの片方からは、お子さんたちが自由に過ごすことの多いエントランス空間が見渡せます。そして、もう片方の前にあるのが、Miiiさんがインテリアで大切にしていることのひとつ『自分たちらしさ』が凝縮した本棚です。そこには、旅先の美術館で求めたアートブックや旅行ガイドブック、語学テキストに子供たちの工作、旅先で拾ったもの(タイルの欠片、貝殻、ティン缶)などが並びます。そう、Miiiさんが大切にしている『自分たちらしさ』はご家族の『思い出』で表現されているんです。こうして、思い出をインテリアとして大切に楽しまれているから、多くを飾らずとも温かく、心地よい、なにより自然体でリラックスできるお住まいになっていくのかもしれません。

DIYやリノベーションでより暮らしやすく

歴史ある建物だからこその魅力もあれば、反面、今の暮らしやインテリアに馴染まない問題点もあるのではないでしょうか。Miiiさんご夫婦は、そうした問題点を含め、より自分たちらしい快適な暮らしを目指してDIYやリノベーションで住まいを進化させています。例えばエントランス。

1820年ごろに修道院として設立されたこちらの建物は、その後に弁護士事務所を経て個人アパートへと変遷していきます。Miiiさんご一家のお住まいとなった今も、その名残はありました。弁護士事務所時代に受付として使われていたエントランスの広さと、専用エレベーターを有しているのは特徴的です。業務的なイメージが強かったエレベーター扉は、先ごろDIYで塗装されたとのことで、すっかりインテリアの一部に溶け込んでいました。

また、建具や壁だけでなく、家具のDIYをされることもあると言います。こちらは、ご夫婦の寝室ですが、2019年はお子さんたちの部屋に二段ベッドをDIYされる計画があるのだとか……。また、水回りの大幅なリノベーションも予定されているとのことですので、インテリアのブラッシュアップはまだまだ止まりそうにありません。

様々な風土や文化に触れながら、日々ご活躍されているMiiiさんのインテリアづくりには、思い出や培った経験、一期一会など、けして他の人ではそっくりそのまま真似ることのできない魅力がたっぷりと詰まっていました。きっと、同じことはできません。でも、その心意気や楽しみ方は、どんな人の暮らしにも活かすことができるものばかりです。ぜひ、今後の進化も含め参考にしてみてください。

Miiiさん邸の間取り図

Miiiさん宅は2LDKです。フローリングのエントランススペースや、そことフラットにつながるLDKといった間取りは、土足生活が基本の外国ならではの特徴。全体に広がるゆったりとした開放感と、多国籍な異国情緒が漂うインテリアで唯一無二の心地よさをつくり出したお住まいになっています。

Miiiさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

Miiiさん

はっきりと決めてはいないのですが、癒しやくつろぎなどを感じやすい『ゆるさ』、そして趣味や家族の思い出を含めた私たち『らしさ』を大切にしています。シンプルな中にも、リラックスできる温かなゆるさを感じられる空間が理想です。 夫婦とも、仕事に育児にと慌しい日常を過ごしているので、我が家はゆっくりと自分を癒し、くつろいで充電できる場所にしたいと考えています。

自分たち『らしさ』は、旅・音楽という趣味や、家族の思い出で表現しています。例えば、エントランスは、家族の楽器部屋。家族と訪れた旅先から持ち帰る、インテリアとして楽しめそうなお土産は素晴らしい思い出になります。照明、ソファからラグまで、我が家は、思い出でできているようなものです。 また、将来の旅や思い出のために、余計なものは極力買わないで余白を残しておくことも心がけていることです。 数回の海外移動を含む多くの引越しのため、ものは持ってない方だと思うのですが、選ぶときもじっくり、場合によっては数年かけて悩むことが多いです。大変ですが、こうすることで、長期的には本当に大切なものだけの、自分たちらしい住まいに仕上がっていくんじゃないかと、楽しみでもあります。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

Miiiさん

特にありません。 ブランドにかかわらず、シンプルで実用的なもの、自然素材のもの、古いもの、手仕事、民族的なもの……に惹かれることが多いです。ソファもそうですが、ゴミ捨て場から掘り出し物を発見することもありますし、旅先で地元民率の高い蚤の市や、古物屋さんを見るのも大好きです。エシカルトレードにも興味があり、ボランティアで関わらせていただいたこともあります。

最近は、観葉植物に、ヴィンテージの品や民族的な手仕事を混ぜ、空間にゆったりとした味が出るのを楽しんでいます。また、本物志向はあるのですが、あまり高級感が目立つと『ゆるさ』に繋がらないと思うので、身の丈にあう気軽さも大事だと思っています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

Miiiさん

あまり数を買うほうではないのですが、選ぶときものすごく時間をかけて悩み抜くので、もっているのはどれも買ってよかったと思えるものばかりです。

これまでの買い物で一番気に入っているのは、オールドキリムのラグたち。 ここ1~2年で買ったのは、モロッコのヴィンテージのプフと、エストニアのベッドリネン、ウズベキスタンのオールドスザニくらいでしょうか。 実用性のほか、いずれも旅先で買ったので、その国の香りを感じられるところが気に入っています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

Miiiさん

こだわりといわれるとあまりよく分からないのですが、大切にしていることは、家族以外では仕事と旅行です。

これまで外国で長く働いてきたことに、誇りを持っています。外国暮らしでも自信をもって自分らしくいられるのも、インテリアを自由に楽しめるのも、経済的に自立しているおかげ。色々な経験ができますし、仕事にはとても感謝しています。 また旅行は、これまでに仕事とプライベートを合わせれば、40カ国近くを訪れる機会がありました。世界の色々な場所を訪れて、その地の文化や歴史を知ることは、私にとって人生最大の喜びのひとつです。インターネットで世界中のものを買うことができる時代ですが、現地での思い出付きの一品には敵わないと思います。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

Miiiさん

いつも写真を見てくださる方、『いいね!』やフォローしてくださる方、ありがとうございます。コメントをいただくと、特に嬉しいです。自分のインテリアが客観的にどうみえるのか分かる部分もあり、大変ありがたく思っています。これからもよろしくお願いします。

オフ会など、実際に交流する機会があればと思うのですが、遠方なのであまりチャンスがなさそうなのが残念です。 RoomClipさんには、特定のブランドやスタイルに偏ることなく、フラットに、自由に、多様なインテリアを楽しむことができるフォーラムであり続けてほしいと願っています。

Miiiさんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


Miiiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

関連記事

RoomClipの関連タグ