「28m2。奇妙さやギャップの魅力を楽しむ、気ままなミックススタイル」 by hada.iroさん

「28m2。奇妙さやギャップの魅力を楽しむ、気ままなミックススタイル」 by hada.iroさん

本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。

今回ご紹介するのは、あえて異なる文化や時代背景を感じさせるアイテムを組み合わせながら、新しいストーリーを生み出すようなインテリアづくりをされているhada.iroさんのお部屋です。自由に、柔軟に、なにより自分らしさを存分に楽しむお部屋づくりのコツをお伺いしていきます。

今回教えてくれたユーザーさん♪

プロフィール

離婚を機に、30を超えて初めてのひとり暮らしです。自分だけの空間を好き勝手につくれることが楽しすぎて、毎日あれこれ部屋のことを考えています。一番大事にしているのは、生活感と居心地のよさです。

お住まい

  • お住まいの地域: 東京都
  • お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
  • 居住面積: 28m2
  • 家賃: 78000円
  • この家に住む人: 1人
  • ご職業: IT デザイナー
  • 趣味: お酒、料理、買い物

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

hada.iroさん

「繁華街まで徒歩でいける距離と静かな好立地が決め手となりました。また、程よいレトロ感が漂う内装、庭と倉庫が付いてるお部屋の条件も◎でした。植物が育てやすい環境であるのも魅力。あと、不動産屋さんが親切で、管理が行き届いている安心感も特筆しておきたい点です。」

お部屋のこだわりを教えてください

hada.iroさん

「大切にしたのは雰囲気のある生活感と居心地の良さです。古い和雑貨・家具、黒のスチールやアイアン素材など、カフェっぽい?モダンアイテムを中心にコーディネートしました。そこに絨毯やアフリカンテキスタイルなどの民藝雑貨をミックスさせたり、ちょっとずつ奇妙なアイテムを忍ばせたりするのが好きです。」

気づいたらいつも居る場所はどこですか?

hada.iroさん

「リビングスペースです。ベッドとセンターテーブルの間に座ってることが多いですね。週3〜4日は在宅なので、仕事をする場所でもあります。もちろん、テレビを見たり、ご飯をたべたりするのもここ。家にいる時は、基本的にここを中心に行動しています。」

さりげない奇妙さで目をひく、ミックススタイル【ここがポイント!僕&私の工夫】

①レトロと近代文明のギャップを楽しむデスク周り

hada.iroさん

「デスクには、古い文机をはじめレトロな和家具や雑貨を組み合わせています。そこに、PCという近代ツールを置くことで生まれるギャップが何とも言えません。これぞ、ミックススタイルの醍醐味かなと感じます。

特に、和家具×絨毯の組み合わせは大好物です。このあたりの奇妙ポイントは、PC左脇にいる綿の入っていない肌色シースルーのぬいぐるみです。」

②レトロ同士でも年代のギャップで萌える

hada.iroさん

「年代としてのギャップがあるものの組み合わせにも萌えます。テレビ台も、引き出しのないタイプの古い文机ですが、昭和レトロな近代文明(ミニマル機能扇風機)との組み合わせ。これだけでお酒が進みます。

奇妙ポイントは足マネキンをリメイクした飾り棚です。足首から上は自分で造形し、棚板をつけました。フォルムが美しいです。」

③とっておきのビンテージアイテムで醸し出す趣

hada.iroさん

「パウダースペースは、黒スチールのアイテムをメインにしています。主役は、イギリスビンテージの鏡。フレームのラフな感じや、リングで出てくる貞子ママが写ってる鏡のような和っぽい雰囲気もあって、いい感じにはまりました。」

④お気に入りを活かしたディスプレイや収納

hada.iroさん

「古い飾り棚にもともと持っていたこけしと、お気に入りの本や雑貨を収納しています。黒のアルミフレームの鏡はIKEAのものです。モダンアイテムと合わせてミックススタイルをつくっています。」

⑤トランジスタ時計であえて出す違和感

hada.iroさん

「ここは時計が主役です。1970年代のトランジスタ式のものです。馴染みのいいものを選ぶとキレイに収まりすぎちゃうな……と思ったので、ミックススタイルの良さを引き出すため、学校やオフィスで使われるような型を選びました。」

最近買ったナイスなアイテムを教えてください

ITEM田中啓一さんの花器
PRICE15,120円(税込)

モチーフは記号の『×』と無機質なデザインでありつつ、表面のざらっとした質感や歪みで温かみも演出されたアイテムです。一緒に飾っているクバ布(アフリカンテキスタイル)のような乱雑なパターンと合わせると、モチーフの直線形が生かされ空間がぐっと締まります。

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今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

hada.iroさん

「既製品であっても、悩んだ時間やタイミングなどそれぞれストーリーがあり思い入れもありますが、より深いものを目指して、陶芸やガラス細工、金継ぎなどに挑戦し、自分の手が加わった物をたくさん生活に取り入れたいと思っています。」

お話をお伺いして

hada.iroさんは、ベッドやパウダースペースと、収納やデスクスペースを左右に分けたメリハリのあるレイアウトをされています。中央に広く空いたスペースに、プライベートから仕事まで幅広くこなせるリビングスペースを設けることで、スムーズで心地よい動線を導き出しているのもポイント。また、どのエリアにもそれぞれこだわりと遊び心が込められているのが特徴的です。毎日同じ眺めを見ながら暮らしても飽きがくることがなさそうですね。お部屋の要所にある奇妙ポイントは、じわじわと、確実に目が離せなくなる、癖になるような魅力があります。

hada.iroさんのお部屋づくりは、レイアウトこそ合理的でシンプルですが、コーディネートはとことん自由です。それはきっと、さまざまな組み合わせで生じるギャップを大切にされているから。ワンルームや1Kだと、スペースが限られているからとシンプルにまとめようとしがちかもしれません。統一感を気にして、淡泊になりすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?そんな場合はぜひ、hada.iroさんのギャップを楽しむお部屋づくりを参考にしてみてください。ちょっと加える違和感が、とんでもなくいい仕事をすることに気が付くはずです。きっとそこから、インテリアの楽しみはまたさらに広がっていきます。


hada.iroさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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