連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.261 2021年5月23日更新

「シンプル＆ナチュラル。明るさと清潔感を大切にした、中庭を愛でる暮らし」 by wara_waraさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、優しく明るい色合いと質感ですっきり魅せるインテリアづくりをされているwara_waraさんと、そのお宅をご紹介していきます。植栽がいつも見える、外と内の境界の曖昧さが心地よいお住まいです。

今回ご紹介するのはこの方です！

wara_waraさん

今年の1月に完成したマイホームに私たち夫婦と息子、娘の4人で暮しています。遊びたい盛りの子供たちと毎日賑やかに過ごしています。

美しく外を取り込んだ家

光と白が織り成すシンプル＆ナチュラル

2階建て4LDKのwara_waraさん宅の特徴は、中庭を囲む間取りであることです。玄関ドアを開けるとさっそく正面に中庭の植栽が覗きます。ダークな外壁の色合いと和の心を感じる植栽がつくり出す凛と美しい眺めは、一瞬で外の喧騒を忘れさせてくれそう。

中庭に沿って進んでいくと、シンプルかつナチュラルなインテリアで仕上げられたLDKに出ます。ウッドデッキに面した大きな掃き出し窓だけでなく、天窓からもたっぷりと採光が取れるのが良いですね。ホワイトと明るいウッドをベースにしたインテリアの、爽やかで柔らかい雰囲気を一層引き立たせています。

和やかな円卓が印象的なダイニング・キッチン側です。こちらも、リビングと統一感のあるスタイリングですが、照明や家電でそっと黒のスパイスを利かせているのが印象的。心地よいメリハリが、穏やかさだけでなく活気ある日常も思わせてくれます。キッチンの腰壁の可愛いけれど甘過ぎないデザインも素敵です。

中庭に臨む、心惹かれる憩いの場

お住まいの中で好きな場所は？とお伺いしたところ『中庭です』と教えていただきました。『2畳半ほどの狭い空間ですが、その狭さが心地よいです』とwara_waraさんは語ります。また、家の中心にあるため玄関、LDK、2階のゲストルームと、さまざまな場所から植栽を楽しめるのもお気に入りの理由なのだそう。

特に、ベンチが付いたリビングから中庭を臨む窓辺は、のんびりカフェ時間を楽しめる癒しのスポットです。誰にも邪魔されないプライベートな景観をのんびり味わうひととき……想像しただけで癖になるのは必至だと感じます。

また、そんな窓辺のベンチはお子さんたちの遊び場やスタディスペースとしても活躍していました。正面に静かな眺めが広がるここでなら、何をするにも気持ちよく集中できるのではないでしょうか。でも、その傍らにはキッチンやリビングにいる家族の気配を感じていることができます。自分の世界と安心感、両方大切にできる環境はお子さんの豊かな想像力や好奇心を育むのにもぴったりですね♪

ホテルライクな清潔感と透明感

wara_waraさん宅、水まわりも素敵なインテリアのテイストを延長していて隙がありません。むしろ、水まわりに行けば行くほど洗練されたホテルライクな清潔感が際立っていくような気がします。それは、シンプル＆ナチュラルな中に素材感と陰影で魅せる高級感が漂うから。カゴや収納付きの鏡を利用することで、生活感を見せないように工夫しているのもポイントです。

寝室は、通路から覗き見ただけでも清潔感と透明感いっぱいであることが分かります。ライトグレー×ホワイト、使用されている色味はとことんシンプル。それでいて、質感はとても複雑です。ふわふわ、もこもこ、ひらひら、サッパリ、キッチリ……寝室にあるファブリックひとつひとつが、さりげなく個性を主張していました。そのどれもが清涼感にあふれています。質感だけでもここまで表情豊かに空間を演出できるんですね。

wara_waraさんのつくり出す空間は、シンプルです。でも、中心に据えるものや出したい雰囲気などテーマがはっきりとしているため、独特の魅力がありました。淡泊にせず、華も感じながらすっきりとした暮らしづくりをしたいと感じている方は特に、wara_waraさんのセンスやアイデアを参考にしてみてください。きっと、自分らしく味わいのあるシンプルなスタイルが見つかります。