「実はコンセプトやイメージを共有して、大部分をお任せいただいたという作品だったので思い入れがありました。最優秀賞を獲るぞという意気込みで参加したので、本当にうれしいです。」

「お施主様から『風光明媚なロケーションを最大限に生かした解放感溢れるリビングにしたい』『バルコニーとつながりのあるガーデンルームを作りたい』など、様々なご要望をいただきました。
なかでも一番のこだわりはガーデンルームです。植物が好きなお施主様だったので、お部屋の中に庭を造るという発想でご提案しました。ただ広いだけでは間延びしてしまうため、バランスのとり方には気を使っています。住まわれる方のアイデンティティが溢れてくるような、贅沢な空間が出来上がったと思います。博多湾と福岡の街並みが一望できるロケーションで、周りに高い建物もなかったので、あえてカーテンを取り除きました。通常は南向きに大きな窓を作りますが、大きな窓ゆえにカーテンで隠さなくてはならないという事情があります。その矛盾のような点を解消したご提案をさせていただきました。」

「キッチン周辺にあった眺望を妨げる既存壁はすべて撤去しアイランドキッチンに。廊下に面する壁には室内窓を設け、玄関からの視点にも明るさと開放性を持たせました。玄関にSICを設け、寝室の収納を約2倍に拡大するなど、収納もアップさせて快適な居心地を高めています。」

「想像をはるかに超える開放性と非日常性が感じられ、リゾートを凌ぐような日常生活を送っています。カーテンレスの窓から臨む絶景は見飽きることがありません。インテリアの許容性が高く、家具や雑貨、照明などを多様に楽しめます。多少の傷や汚れも気にならないデザインなのも気に入っています。生活動線や清掃性などの利便性も熟慮されており、収納も多く、部屋を常に整然とキープできています。」

「お施主様とチームで作り上げるというようなアプローチができたので、完成したときは一つのプロジェクトを成し遂げたというような感覚が強かったです。お施主様と業者の垣根を越えて、私たちの方も楽しみながら進められました。経験則ですが、そういった感覚が共有できた方が満足度が高く、クオリティも高いお家ができることが多いです。この作品はその最たる例と言えると思います。」

「一緒になって同じ目線でお家づくりができるようなパートナーを探すと良いと思います。お互いが良いと思えるものを主張しあいながら、進めることができれば満足度の高い住まいが完成すると思います。一つのチームとして主張するところは主張し、任せるところは任せる。そんな関係性が作れる『相棒』を探してみてください。」

「今年度は在宅ワークや外出自粛の影響で家にいる時間が長くなったので、時間の感覚やリズムが変化しているなと感じていました。その中でくつろげる空間づくりを体現できた作品が評価されたのは本当にうれしいです。またRoomClipというユーザーにとって身近なコンテンツの中での受賞は特別な想いがあります。」

「貸していたご自宅へ戻ることにされたお施主様。これからの暮らしを考えてグリーンの似合うナチュラルで落ち着いたデザインの家にすることがご希望でした。長い時間を過ごすLDKを最も心地よい空間にしたいので、南面の和室をLDKに取り込んでスペースを拡大。キッチンの壁を外して対面キッチンに換え、LDKを一つの空間にまとめました。対面キッチンの背景は、タイルをヘリンボーン柄に貼り、棚を設置。カフェのようなイメージを造り、奥様がディスプレイされました。
また、台所を広く開放的なスペースにするために吊戸棚を取り除きました。キッチン自体の収納と、カップボードの容積を増やすことで、減ってしまった分を補って余るだけの収納スペースを確保しています。備え付けの棚があったスペースにも、周りの家具に合わせて収納力が最大になるような造作のパントリーを設置しました。」

「お施主様はご自身のお部屋を書斎としてお仕事をされると伺ったのですが、籠る時間が増えてしまうとお二人の距離が遠くなってしまうと考えました。そこでリビングのなかのデッドスペースを活用し、カウンターを作成。ワークスペースとしても家事スペースとしても使えるような多目的スペースをご提案しました。お互いに別の事をしながらも、空間を共有できる間取りになりました。リモートワークはもちろん、読書をしたり、バーのように使ったりと、ダイニングとは切り替えて使われています。」

「キッチンからも見えるTVをきっかけに自然と会話も弾み、近すぎない距離感はそれぞれの作業に没頭できるゆとりもあります。無垢の床は素足にも心地よく、とても快適にすごしています。出来上がったおしゃれなスペースに好きなものを飾り、ディスプレイを楽しんでいます。」

「フローリングと造作の家具には、肌触りが良く、素足でも心地の良い無垢のチーク材をご提案しました。その部分が非常に気に入っていただけており、新調したソファではなく床に直接座って過ごすことが多いそうです。お施主様の暮らしを想像し、プロとして様々な選択肢をご提案できて良かったなと感じています。」

「RoomClipなどを見て、たくさん下調べをすると良いと思います。イメージだけでは人によって感覚がぶれてしまうので、ぜひ写真を集めておいてください。イメージをしっかりと擦り合わせられれば、様々な視点からご提案をさせていただけると思います！」

「私自身、このような賞を獲るのは初めての事なので素直に嬉しいです。そして何よりお客さんが『うちのリフォームが賞を獲るなんて光栄』とおっしゃってくれたのが喜ばしいです。ちなみに今回使用したキッチンメーカーの営業さんも喜んでくれました（笑）」

「元々壁側にキッチンがあり、料理をするとリビングにいる旦那さんに背を向ける状態になっていて、疎外感がありました。そのため、暗く狭いキッチンから出窓のある明るい位置へキッチンを移動し、L型の対面式に変更しました。また限られた空間のなかに音響設備を入れるため、キッチンをL字のものではなく、既製品と造作を組み合わせて構成。これによりキッチンのコーナーにスッキリと機材を収納することができています。」

「洗濯機と小型の洗面を含めたパントリーを隣に設けています。お気に入りの壁紙を貼り、楽しく楽に家事が進められるスペースとしました。」

「キッチンがとても明るく、洗濯が同時進行できてとてもラクになりました。リビングから見てもおしゃれな、照明のペンダントがとても気に入っています。」

「キッチンがあった場所にできた空間をパントリー兼ランドリーにしたことで、家事導線が楽になったことを喜んでいただけました。また細かくこだわった部分などの再現性を高く作り込むことができ、お二人が満足そうなお顔をされていたことが何よりも嬉しいです。」

「テーマをもってお部屋づくりをすることが大切です。リフォームをすることで何を実現したいのか。明るい雰囲気のリビングを作りたいとか、家族団らんの空間が欲しいとか、住まう人がどのようになるのが理想かを考えてみてください。根本から考えてテーマを決めることで、結果的に自分らしいテイストのお部屋が出来上がると思いますよ。」

「かなりの数の作品も出ていた中で、どうなるのかなという期待と不安がありました。結果的に受賞ということで非常にうれしいです。お施主様のところにもご報告に行きたいと思います！」

「もともと高級住宅で広いご自宅ですが、その広いLDKを生かしてBALIリゾートをイメージしたおうちカフェの構想をお持ちだったお客様。キッチンは開放感を出すために壁などは作らず『見せる』キッチンにすることに。収納力を高めながらも見た目を損なわないように、メーカーさんに特注でパーティーシンクを作ってもらったり、棚の高さを緻密に計算して作っています。自然素材のようなリーフ柄クロスを思いきってキッチン全体に貼り、シーリング照明から調光・調色ができるダウンライトと無垢木素材のペンダントライトに変更しました。」

「カップボードを浄水器を設置したパーティーシンクに交換し、上部にはディスプレイ棚を配置しました。お客様のセンスが光るBALIリゾートを感じるおうちカフェに仕上がりました。」

「イメージ通りの出来と言っていただき、まずはホッとしました。後日、お伺いした時にも『お友達から素敵ねと褒められました』とのお話しをしていただき大変うれしかったです。」

「まずはRoomClipなどで写真を集めるなど、イメージで構わないので情報を集めると良いと思います。ほんの少しでも取っ掛かりがあれば、一緒に理想の形にしていきます！」