「まずひとつは、駅近くで歩けば何でもそろうけど、静かな住宅街という最高の立地です。そして、引き戸でドアの開閉が生活の邪魔にならず、キッチン・洗面所・ロフト・リビングの全てに一体感のある間取りが気に入りました。友人が来たとき、キッチンで料理をしていても寂しくありません（笑）。

また、ロフトは重視していませんでしたが、寝室が区切れるところが気に入っています。下が大容量の収納スペースになっているのも、物が多い自分にはぴったりだなと思いました。とにかく内見でひと目惚れでした！」

「インテリア選びで意識しているのは、ワクワク感。言い方を変えると、統一感のない雑食スタイルです。ホテルライクのような整頓された部屋ではありませんが、趣味のお洋服や本を見せる収納にした、好きな物に囲まれた雑多な生活感が味になる空間づくりをしています。テーブル×ベンチは決して値段の張るものではありませんが、本当にワクワクしてお迎えしたお気に入りです。」

「ソファです。くつろぎタイムを過ごす大事な場所で、1日の疲れをリセットして癒してくれる優しい子です（笑）。もともと脚つきでもう少し高さがあったところを、脚を外してローソファとして使用しています。本を読んだり、テレビや動画を観たり、食後のお茶もここでいただいて、まったりします。友人を招いたときも、だいたいここでのんびり長時間おしゃべりを楽しみます。」

「全体のカラーは、ベージュとグレーを基調にしました。物が多く、生活感があふれたお部屋なので、ナチュラルカラーで統一してすっきり見せを狙っています。クッションやスリッパ、時計やラグなどの小物で差し色を挟むのですが、基本がベーシックなカラーなので何色でも馴染むのも気楽で良いです。」

「ソファは脚を外してロースタイルにしました。こうしたことで、目線が低くなり部屋を広く感じることができます。同時にリラックス感もUP。ちなみに1人掛けを2脚使っているので、女性ひとりでも動かしやすいです。並べたり、別々にレイアウトしたり、模様替えのバリエーションもひろがります。」

「狭い部屋でも、角度や目線を変えることで、奥行きや個々の空間を演出し、実際よりも広く捉えられるように工夫しています。具体的には、テーブル×ベンチをソファと直角にレイアウトしました。座ったとき、それぞれの場所で違う方向を向くことができます。また、ソファはローですが、こちらはハイスタイルなので、目線に高低差ができるのもポイント。部屋全体にも適度な動きを演出することができていると思います。」

「趣味のお洋服や本は、とにかく量が増えます。クローゼットにも収納していますが、今まさに活躍中のアイテムだけは別に見せる収納しています。どうしてもインテリアに影響するので、お洋服はジャンル別・長さ別に掛けて少しでも雑多感をおさえています。本も、イミテーションブックのようにあえて横置き。見える生活感の中にもちょっとしたこだわりを散りばめると、なんとなく様になります。もうひとつ、美術館に行くとついつい買ってしまうポストカードも集めるだけでは面白くないので、無造作に壁に貼りつけて楽しんでいます。」

「もともとロフトには無機質な雰囲気の階段が付いたのですが、思い描いていたインテリアのイメージとも何か違うし、場所も取るので外してしまいました。ちょっとしたことでも、狭いお部屋なのでそれだけでも広さが変わるんです。ロフトへあがるときはベンチを使っています（笑）」

「もともとお部屋に付いていた、何の変哲もないシーリングライトを使っています。お気に入りの照明を見つけたいと思い、絶賛探し中です！スタンドタイプの間接照明も欲しいなと思っています。お洋服と本以外に、器を集めるも好きなのでお気に入りを見せる収納にしたいなとも思っています。」