RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回拝見させていただくのは、アンティークな趣きとナチュラルな風合いを味わうインテリアづくりをされているsakuraさん宅の穏やかなキッチン&ダイニングです。ゆったりとした時の流れを楽しみながら、素敵なキッチンに込められたこだわりや工夫に迫ります。
目指したのは、どこを切り取っても魅力的な空間
sakuraさんのお宅は1DKの間取りです。でもキッチンの空間がとても広いから実質、1LDKと考えてよさそう。そしてそんなダイニングとしての機能も内包したキッチンは、ほっとするカフェスタイルです。アンティークな趣きのある家具と木の素朴な風合いに、自然と心も体も安らいでいきます。キッチンをつくっていくうえで、sakuraさんがテーマとしていることや大切に考えていることがあれば、ぜひ教えてください!
「物語に出てきそうな雰囲気のあるキッチンをつくってみたかったので、木のぬくもりが感じられる、あたたかみのある空間にしたんです。調味料や料理道具などもインテリアの一部としてとらえながら、使い勝手とのバランスを考えて配置しています。あえてあまり余白をつくらずに『どこを切り取っても素敵!』と思ってもらえるような空間になるよう、自分のお気に入りの雑貨なども随所に飾って楽しんでいます。」
カフェテーブルを囲む空間全部がキッチン
物語に出てきそうな空間、まさしくそうだと感じます。むしろ、sakuraさんのつくる空間からたくさんの物語が誕生しそう。それは、雰囲気もそうですが、道具や雑貨といったキッチンをつくるピースのひとつひとつから個性や表情が感じられるからかもしれません。
そしてsakuraさん宅のキッチンは、基本は壁付けI型です。でもカフェテーブルを囲むように、棚や作業台が配置されているため、ゆったりと大きく使えるのが特徴。リビングとしっかり仕切ることができる間取りも手伝って、ダイニング&キッチンの充実が図られています。大きな空間でキッチンづくりができると、インテリアコーディネートのし甲斐もありますね♪ここからは、そんなコーディネートのポイントをお伺いしながら、sakuraさんに3つの見どころを紹介していただきました。
キーワード1 ホワイト×ウッドでそろえたインテリア
「リラックスできる空間を目指しました。ナチュラルだけど柔らか過ぎない雰囲気にしたいと思い、バランスを意識してホワイトとダークブラウンを基調にしています。また、生活感の出てしまうものは見えないところに全て収納しているのもこだわりです。」
キーワード2 古さが目立つ床と戸棚は、DIYでリメイクして
「築35年ほどの築古賃貸なので、特に古さが目立つ床とキッチンの収納扉にクッションフロアとリメイクシートをそれぞれ貼っています。クッションフロアを貼る作業はなかなか大変でしたが、面積が広い分、雰囲気がガラッと変わるのでおすすめです。」
キーワード3 隅につくったカフェスペース
「コーヒーの道具やお気に入りのカップなどをまとめて収納する場所が欲しかったので、キッチンの隅にカフェスペースを設けてみました。お気に入りを詰め込んだこの場所は、キッチンの中でも一番のお気に入りです。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「あまりルールに縛られないで、自分の好きなインテリアを楽しんでみてください。色々と試していく中で『もっとこうしたらいいかも』というアイディアがどんどん生まれてくると思うので、失敗も楽しむつもりで素敵なキッチンづくりにトライしていって欲しいなと思います。」
まとめ: 毎日が魅力ある物語になる場所
sakuraさんがキッチンづくりで目指したのは『物語に出てきそうな空間』です。けれどもお話を伺い、キッチンを拝見させていただいた後、そこは『毎日を魅力ある物語』にできる場所なのだと感じました。好きなものやこだわりに囲まれること、リラックスできること、使いやすいようになる工夫をやめないこと、sakuraさんのこうした意識や努力が空間の雰囲気も暮らしの美しさも洗練させているのではないでしょうか。
好みのテイストや心落ち着く雰囲気は、人により異なります。でも、sakuraさんのように好きを活かす色合いや趣味を身近に取り入れるコーディネートを考えていけば……あらゆるテーマ、テイストの充実が図れると思います。ぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。
sakuraさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!