RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、1LDKのお部屋を柔らかなニュートラルカラーでシンプルにまとめるsumomoさんに、収納の工夫やこだわりをお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
ときめくものを出し、生活感は隠す


sumomoさんのお部屋は、とてもすっきりと整頓されています。そのうえで、素敵な雑貨を魅せるスタイリングをされているのが印象的。1LDKで一人暮らしであっても、生活感がにじむものというのはどうしても出てきてしまうと思うのですが、そういった気配がほぼありませんね。どうすればそんな魔法がかかるのでしょう……。そこでまずは、収納づくりで大切にしていることから教えていただきました。

「まず大切に考えているのは、ものを増やしすぎないこと。そして収納場所をなるべくまとめるようにしています。特にリビングの収納は最低限に抑えているのもこだわりです。基本的には、クローゼットとシューズインクローゼットにしまっています。出すものはときめくものだけ。生活感はできる限り隠します。」
なるほど、ものを増やし過ぎない意識は、ものを減らすというのはもちろんですが『持ちものを厳選すること』にもつながりますよね。だからこそ、ときめくものとの出会いは増えるかもしれません。何を魅せ、何を隠すかがはっきりしてくると、収納の使い分けもしやすくなりそうです。
そしてここからは、sumomoさん宅のすっきり感のもうひとつのポイントと言っても過言ではない『フィット感』の理由に迫ります。上下左右を上手に扱う、収納の使い方のヒントも盛りだくさん!さっそくチェックしていきましょう。
パズルのように考える、縦横の無駄をなくす3つの工夫
その1 収納ボックスから逆算して家具をオーダー


「写真の収納棚は、arneというショップで1cm単位でオーダーしたものです。ちなみにサイズは、W89×D32×H50cm。上段の高さは13cm、下段は18cmとかなり細かく指定しました。上段には無印良品のボックスが4つ、下段には文庫本が丁度よく収まります。文庫本の背表紙がカラフルなので、DAISOのブックエンドで目隠ししています。」
その2 可動棚の高さを極端にするのも悪くない


「写真左にある可動棚の棚を、上の方に集中させてみたんです。広く空いた下の部分には、つっぱり棒を2本かけて、靴と傘を並べられるようにアレンジ。上に集中させた分、幅の狭い段が生まれるのですが、これが案外細かいものの収納に向いていて便利なんです。」
その3 シンデレラフィットはつくれる


「収納家具をオーダーする以外にも、自分の手でシンデレラフィットをつくってしまうという方法もあります。写真の真ん中にある棚はまさにそれ。Seriaの板を4枚木工用ボンドでつなぐだけと簡単なDIYです。キッチンペーパーの置き場と収納場所の増設の両方が、気持ち良いくらい丁度よく叶いました。」
オススメの収納アイテム

穴なし・釘なしで、棚板を挟むようにして設置するだけで、ハンガーバーになります。シューズクローゼットの中にコートを掛けられる場所をつくりたいと考えていたとき、この商品を見つけて『これだ!』と思いました。
販売サイトで商品を見る最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

「収納をシンデレラフィットを見つけるゲームだと思って楽しんでいます。無駄なく収納できると、とても気持ちいいです。昔はよくものを出しっぱなしにしていましたが、すっきりした状態を一度見ると、それをキープしたいと思うようになるんです。気が付くと、使った後またもとの場所に戻すようになっていました。」
収納はピタッとハマるを楽しむゲーム

収納を『ゲーム感覚で楽しむ』というsumomoさんの言葉は、苦手意識や上手くいかないモヤモヤに悩む方の考え方を180度変えてくれるのではないでしょうか。ゲーム感覚でなら、ちょっと失敗した後のやり直しも楽しめそう。さらに気持ちよくピタッとハマったときの爽快感は、てこずった分だけ増します。もちろん、一発で決まったときの爽快感は言うまでもありません。
なにより、正解は何通りもあります。しまうもの、使うアイテム、使い方、さまざまな要素を組み合わせて考えると、思いもよらないところに『ピタっ』のヒントや鍵は転がっているかもしれません。見つける楽しみもありますね♪ぜひ、今回教えていただいた工夫やアドバイスを参考にしながら、楽しい収納づくりの冒険に挑んでみてください。
sumomoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
