築36年のマンションを見つけてリノベーションをし、快適な暮らしを手に入れたkurobarさん。広さなどさまざまな制約を乗り越えて手に入れた空間は、他にないオリジナリティ溢れるものになりました。 編集部が特に注目したのは空間のアクセントになっているキッチン。どんな想いを込めて作っていったのか、お伺いしました。
教えてくれた人
早速お聞きしていきます!
リノベで叶えた、夢のキッチン
kurobarさんのお宅はリノベーションされたということですが、どんなキッチンを希望されていたのですか?
家全体をリノベーションをすることになり参考にしたのは、アンティークな雰囲気が素敵な海外のキッチンです。
マンションの部屋が狭いため、すべて思いどおり!というわけにはいきませんでしたが、限られたスペースで出来るだけのことが実現できたかな?と思います。
参考にされたアイデアがギュッと詰まったキッチンなんですね、とても素敵です!
設備や素材はどのあたりにこだわったのですか?
たとえばキッチンの床は、アンティークのテラコッタタイルを使用したかったのですが、コストが合わなかったため、素焼きのテラコッタタイルを使用。使っていくうちに味が出てくるのを楽しみにしています。
その他に使用したかったのは、ホーローシンクに真鍮の水洗、タイルの天板です。収納棚は、オープンが希望。当初は、キッチン天板の一部に扉をつけようかと思いましたが、扉を付けないことでコストダウンにもなるし、見えている方が掃除も簡単なので良かったと思います。
かなり具体的だったんですね!費用や部屋の広さによる制約とうまく折り合いをつけられています。
あとキッチンは、独立したキッチンではなく、リビングと一体型になるようなイメージを希望していました。
キッチンを隅々まで拝見♪
両側から出し入れできる吊り戸棚
それではキッチンを細かく拝見させていただきますね。まずは柱を挟み込むようにぐるりとまわった棚が特徴的です。
キッチンの吊棚は、リビングからとキッチンから両側から使えるようになっています。
リビング側の上段には、CDと小物を少し、下段には普段飲むワイン、普段使っているファイヤーキングのマグカップや、お皿を見せる収納にしています。
棚の高さなども自分たち仕様なので使いやすいです。
両側から使えるというのはアイデアですね!リビング側からみると、魅せアイテムがたくさんあって美しいです。
素材は一つ一つこだわって
続いてキッチンの中にお邪魔します!モノがあまり多くなく、とても整ったキッチンですね。チョコレート色のタイルが空間を引き締めています。
天板は、ステンレスでない物にしたかったので、ステンレス以外の素材で考えていたところ、タイルがいいかなと思いました。ただ、壁のタイルを白にしたので、天板まで白だと可愛すぎてイメージと違ったので、元々好きなこげ茶色のタイルにしました。色のイメージは、リノベーション前に自分でイメージして描いてみたりして決めました。
確かに甘すぎなく仕上がりになっていますね。
ガスコンロの周りだけは、油ハネが気になったので、ステンレスになっています。
見た目だけではなく、機能的なこともきちんと考えることが大事ですね。このエリアで気に入っているところはタイル以外にはありますか?
気に入っているのは、キッチンペーパーのホルダー。リノベーション時に自分の使いやすい場所に作ってもらえて良かったです。
KOHLERのホーローシンク、真鍮の水栓もお気に入りです。
リノベーションだと、設置することを前提にデザインがなされるので、キレイにおさまってくれますね。キッチンペーパーはまるで宙に浮いているみたい!
アクセントが効いているキッチン雑貨達
調理台とコンロ周りにはかわいい雑貨達がたくさんありますね!特に収納周りにこだわりを感じます。
キッチン側の吊棚には、調味料や、鍋を置いています。
調味料は、WECKの瓶に詰め替えています。
左上の木のカゴには、パスタや、玉ねぎ等を収納しています。
まな板は、そのまま置いてもかわいいオリーブのまな板を使っています。
なるほど、収納はきちんと見た目が整うように工夫されているんですね。素敵です。そしてブルーの差し色がアクセントになっています。
ルクルーゼや、ダンスクの鍋のブルーは、綺麗でキッチンが華やかになるので気に入っています。ロシア雑貨のティーコーゼの色柄もアクセントになるかなと思います。
リビングと一体になるようにデザイン
冒頭で、「キッチンは、独立したキッチンではなく、リビングと一体型になる様なイメージで」とおっしゃっていました。工夫された点を教えて下さい。
まずは、ソファ前に置いているテーブルです。通常のダイニングテーブルの高さでははなく、ソファで食事出来る高さでオーダーしました。 次にリビング側のカウンター下につけた扉。スペースの問題で食器棚を置く場所が無いため、リビング側のカウンター下を、食器や食品を収納出来るようにしています。その際に、リビングの雰囲気にとなじむような扉を付けました。この扉はキッチンと洗面室の間にあるアンティークドアのデザインにイメージを合わせています。
こちらも制約をうけてのアイデアとのことですが、リビングとキッチンを一体にすると、空間全体が広く感じる効果もあるのかもしれませんね。家具、フローリング、タイルの色味がやわらかくつらなり、とてもゆったりとした時間がながれていきそう。洗い物をしながらご夫婦の会話もはずみそうです!
いかがでしたか?kurobarさんの隅々まで行き渡ったこだわりが光っていましたね。色々な制約があったということですが、とても素敵に仕上がっていました。
今後リノベーションを検討されている方はぜひ参考にしてみてください♪
kurobarさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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