先日からSDGsに配慮された製品を幾つか御紹介して参りましたが、背景に写り込んでいたのは此方。
バングラデシュの貧しい女性達が貧困から脱却する為、ボランティア団体の協力の元で就学の機会を得、手に職を付け、リサイクルサリーを用いて手作業で織り上げたキリムラグマット。
WFTO認証のフェアトレード商品です。
リサイクルサリー製品というのはその名の通り、着古したサリーをアップサイクルした物を言います。
物を極限迄使い、更に知恵を働かせる事により再び物として新たな息吹を吹き込む。
手作業ですので、製造にあたり地球環境に負荷をかける事も御座いませんし、同時に、棄てられる筈だった物をアップサイクルするわけですから、廃棄にかかったであろう筈の分の負荷の削減にも繋がります。
そんなリサイクルサリー製品では御座いますが、実は、彼女達の国では到底売り物になどならない代物です。
何故か?
其の答えは、「貧しさの象徴」として、忌み嫌われてしまうからです。
理不尽な身分制度により、どんなに優れた能力があろうと、人間としてどんなに素晴らしい資質を備えていようと、まともな職業に就くどころか教育を受ける機会さえ与えられない。
生まれた瞬間から奴隷としての人生が決定しており、家どころか部屋も寝具すらも与えられず、幼い子どもが不潔で冷たく硬い土間の床の上で寝起きして朝から晩迄働き、僅かな糧は其の家の主人達の残飯。
其れも数日前の。
そんな、凡そ我々日本人には到底信じられない様な、貧困のレベルが桁違いに違う国が、世界には沢山存在するのです。
哀しい事に。
貧しさを強いられ、それでも、可愛い我が子には少しでも可愛らしい綺麗な洋服を着せてやりたい、恥ずかしい思いをしないように、虐められないように…そんな尊い母心から、母親達はボロボロに着古したサリーを出来る限り可愛く継ぎ合せ、丈夫にする目的を兼ね色鮮やかな刺子を施して洋服を作り、愛する我が子の柔らかな肌に纏わせる。
まるで、抱き締め、包み、護るかの様に。
そういった背景から生まれたリサイクルサリーの伝統文化を以って、支援団体の協力の元、貧困から抜け出そうと懸命に織り上げた此のラグマットは、果たして、「忌み嫌うべき賤しいもの」でしょうか?
いいえ。
自分はそうは思いません。
寧ろ、どんな豪奢なペルシャ絨毯よりもずっと美しい。
しっかりとした織目の一つ一つからは、母親達の弛まぬ努力と忍耐強さが。
鮮やかな色遣いからは、明日への希望が。
また、使い込まれた古布独特の香りからは、過酷な境遇に於いても決して挫ける事無く、懸命にひたむきに生きる彼女達の生命の息吹が、ひしひしと鮮明に伝わって来る様です。
リサイクルサリーのキリムラグマット https://fairtrade-teebom.com/shop/item/8177/
↑
因みに自分が購入したものは商品番号Fですが、商品番号Eも、実は一時我が家に御座いましたw
何処迄も人の良い店主様が、間違えて二枚重ねて御送付下さいましてwww
慌てて返送致しましたが、実物を実際に手に取って拝見させて頂き…非常に素晴らしい御品でしたよ。
しっかりと張りのある仕上がりで、摩擦にも強く、リビングや玄関マットには勿論、キッチン、ベッドサイド、ゲストルーム、子ども部屋…其々の暮らしの中の凡ゆるシーンで、長く御愛用頂けると思います。
(※先に古布独特の香り、と書きましたが、気になる方は一度洗えば完全に消える程度ですので、御安心下さい。)
WFTO home page→ https://wfto.com/
WFTO認証とは→ https://www.peopletree.co.jp/about/certify.html
先日からSDGsに配慮された製品を幾つか御紹介して参りましたが、背景に写り込んでいたのは此方。
バングラデシュの貧しい女性達が貧困から脱却する為、ボランティア団体の協力の元で就学の機会を得、手に職を付け、リサイクルサリーを用いて手作業で織り上げたキリムラグマット。
WFTO認証のフェアトレード商品です。
リサイクルサリー製品というのはその名の通り、着古したサリーをアップサイクルした物を言います。
物を極限迄使い、更に知恵を働かせる事により再び物として新たな息吹を吹き込む。
手作業ですので、製造にあたり地球環境に負荷をかける事も御座いませんし、同時に、棄てられる筈だった物をアップサイクルするわけですから、廃棄にかかったであろう筈の分の負荷の削減にも繋がります。
そんなリサイクルサリー製品では御座いますが、実は、彼女達の国では到底売り物になどならない代物です。
何故か?
其の答えは、「貧しさの象徴」として、忌み嫌われてしまうからです。
理不尽な身分制度により、どんなに優れた能力があろうと、人間としてどんなに素晴らしい資質を備えていようと、まともな職業に就くどころか教育を受ける機会さえ与えられない。
生まれた瞬間から奴隷としての人生が決定しており、家どころか部屋も寝具すらも与えられず、幼い子どもが不潔で冷たく硬い土間の床の上で寝起きして朝から晩迄働き、僅かな糧は其の家の主人達の残飯。
其れも数日前の。
そんな、凡そ我々日本人には到底信じられない様な、貧困のレベルが桁違いに違う国が、世界には沢山存在するのです。
哀しい事に。
貧しさを強いられ、それでも、可愛い我が子には少しでも可愛らしい綺麗な洋服を着せてやりたい、恥ずかしい思いをしないように、虐められないように…そんな尊い母心から、母親達はボロボロに着古したサリーを出来る限り可愛く継ぎ合せ、丈夫にする目的を兼ね色鮮やかな刺子を施して洋服を作り、愛する我が子の柔らかな肌に纏わせる。
まるで、抱き締め、包み、護るかの様に。
そういった背景から生まれたリサイクルサリーの伝統文化を以って、支援団体の協力の元、貧困から抜け出そうと懸命に織り上げた此のラグマットは、果たして、「忌み嫌うべき賤しいもの」でしょうか?
いいえ。
自分はそうは思いません。
寧ろ、どんな豪奢なペルシャ絨毯よりもずっと美しい。
しっかりとした織目の一つ一つからは、母親達の弛まぬ努力と忍耐強さが。
鮮やかな色遣いからは、明日への希望が。
また、使い込まれた古布独特の香りからは、過酷な境遇に於いても決して挫ける事無く、懸命にひたむきに生きる彼女達の生命の息吹が、ひしひしと鮮明に伝わって来る様です。
リサイクルサリーのキリムラグマット https://fairtrade-teebom.com/shop/item/8177/
↑
因みに自分が購入したものは商品番号Fですが、商品番号Eも、実は一時我が家に御座いましたw
何処迄も人の良い店主様が、間違えて二枚重ねて御送付下さいましてwww
慌てて返送致しましたが、実物を実際に手に取って拝見させて頂き…非常に素晴らしい御品でしたよ。
しっかりと張りのある仕上がりで、摩擦にも強く、リビングや玄関マットには勿論、キッチン、ベッドサイド、ゲストルーム、子ども部屋…其々の暮らしの中の凡ゆるシーンで、長く御愛用頂けると思います。
(※先に古布独特の香り、と書きましたが、気になる方は一度洗えば完全に消える程度ですので、御安心下さい。)
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WFTO認証とは→ https://www.peopletree.co.jp/about/certify.html