どこか懐かしいカントリーインテリアの作り方&実例集【アメリカンやフレンチなど】

どこか懐かしいカントリーインテリアの作り方&実例集【アメリカンやフレンチなど】

自然素材を使ったインテリアで、どこか懐かしくほっとするカントリーインテリア。カントリーといってもアメリカンやフレンチなど、複数のスタイルがあります。この記事では、異なるカントリースタイルに共通するポイントや、具体的なカントリーインテリアの作り方を紹介。RoomClipユーザーさんたちの場所別実例も参考にしてみてくださいね。

画像をクリックすると、ユーザーさんのアイデアや使用アイテムの詳細がチェックできます。気になった画像はぜひクリックしてみてくださいね。

目次

カントリーインテリアの特徴

カントリーインテリアはなんといっても、自然を感じる素朴な雰囲気が魅力です。内装を変えずとも、ホワイトとブラウンのカラーリングや家具の特徴を押さえることで、田舎暮らしを思わせる温かみのあるお部屋が作れます。可能な場合は漆喰壁や木板に取り替えて、本格的なカントリーインテリアを楽しんでもよいでしょう。

欧米の田舎暮らしのような素朴なスタイル

カントリーとは、英語で田舎を意味する言葉です。その言葉の通り、カントリーインテリアは欧米の田舎暮らしを思わせる、素朴なインテリアスタイル。国や地域によってテイストが異なりますが、アメリカンカントリーやフレンチカントリーは特に人気が高く、実例も豊富です。
田舎暮らしをベースにしているため、近代的な素材やデザインではなく、昔ながらの自然素材やレトロなデザインでお部屋を構成します。家の外にはナチュラルガーデンを作ったり、室内に植物を取り入れても良いでしょう。

ホワイトとブラウンがメインカラー

カントリーインテリアは、主にホワイトとブラウンで構成します。漆喰の壁やホワイトペイント、ブラウンカラーの木製家具がメインカラーとなります。ホワイトは、ややアイボリーよりの温かみのある色味がおすすめ。ホワイトの面積が多いとモダン寄りに、ブラウンの面積が多いとより素朴な雰囲気に仕上がります。こちらのユーザーさんのように、アクセントとしてブルーやイエローなどを取り入れてもよいでしょう。

温もりを感じる丸みのある木製家具

カントリーインテリアは、手仕事で作られた木製家具が定番です。開拓時代にヨーロッパ各地からアメリカに移り住んだ人々は、自分達で家具を手作りしていました。よく使われた木材はオークやパイン。色合いや木目にも特徴があるので、よりカントリーらしさを出したい場合は樹種もチェックしてみましょう。よい意味で洗練されていない、丸みのあるフォルムや装飾はお部屋に温かみをプラスしてくれます。

長年使いこまれた風合いも魅力

カントリーインテリアでは、クラシックなデザインの木製家具や小物を使います。現行品でなかなかよいデザインが見つからない場合は、蚤の市などでヴィンテージ品を取り入れるのもおすすめ。長年大切に使われてきたチェアやファブリックは、傷や色の変化も味わいになります。椅子の座面を張り替えたり、塗装し直しながら大切に使い続けるのも、楽しみのひとつです。

カントリーインテリアの作り方

次に、カントリーインテリアの作り方について紹介します。カントリーインテリアと一言でいっても、国や地域によってスタイルが異なります。まずはカントリーインテリアのうち、どのようなテイストにするか決めておくと、コーディネートする際に迷いません。特定の国を意識しなければならない訳ではないので、好みのカントリーテイストを軸にお部屋を作ってみてくださいね。

カントリーのテイストを検討する

カントリーインテリアは国・地域・時代によって様々なテイストがあります。中でもアメリカンカントリーとフレンチカントリーはそれぞれ人気が高く、インテリアのジャンルとしても確立されています。参考としてアメリカンカントリー、フレンチカントリー、加えて取り入れやすいナチュラルカントリーについて紹介します。カントリーのテイストを検討する際の参考にしてみてくださいね。

ダークブラウンがベースのアメリカンカントリー

アメリカンカントリーとは、アメリカ開拓時代のスタイルをベースにしたインテリアです。比較的ダークなブラウンの木製家具に、赤いギンガムチェック、パッチワークなどを組み合わせるのが定番です。トールペイントやカントリードールなどの小物を飾ってもよいでしょう。また、現代のアメリカンカントリーでは、ターシャ・テューダーさんが草分け的存在です。ナチュラルガーデンを作り、自然を取り入れた暮らしぶりは多くのファンを魅了しています。

ホワイトベースのエレガントなフレンチカントリー

フレンチカントリーは、ホワイトペイントの家具に、花柄などの甘いテイストのファブリックを合わせるのが定番です。フランスの田園地帯の住居をベースにしたインテリアスタイルというよりは、フランス王朝の優美なインテリアスタイルを、カントリー調にまとめたイメージが近いでしょう。同じフランスでも南仏をイメージしたカントリースタイルの場合は、漆喰の壁やレンガの塀、アイアンの取手などを使います。

取り入れやすいナチュラルカントリー

気軽に取り入れられるスタイルとして、ナチュラルカントリーも人気です。木やリネンなどの自然素材でつくるナチュラルインテリアに、カントリーの要素をプラスするイメージです。アイボリーをメインカラー、ライトブラウンをサブカラーにするのがおすすめ。キッチン用品や家電は琺瑯やレトロなデザインにすることで、カントリーらしい雰囲気になりますよ。

ホワイトやブラウンの木製家具を配置する

ベースとなるカントリースタイルにもよりますが、温かく素朴な雰囲気にはブラウンの木製家具が欠かせません。また、ブラウンの濃さによっても雰囲気が変わります。古き良きアメリカのカントリースタイルにはダークな色味を、ナチュラルやモダン寄りにしたい場合はライトな色味を選びましょう。フレンチカントリーの場合は、ホワイトペイントのチェアやテーブルで優美な雰囲気に。

コットンやレースで素朴な雰囲気をプラス

カントリースタイルには、ナチュラルなシワが楽しめるコットン生地や、手編みのレースを取り入れましょう。インテリアとして飾るだけでなく、チェストや窓につけるカフェカーテンは、現代的な家電の目隠しや、生活感のでる小物のカバーとしても活躍します。アメリカンテイストには赤いギンガムチェックや生成りカラーの生地が、フレンチカントリーには小花柄などのフェミニンなファブリックが似合います。

モールディングのある建具を取り入れても

カントリーインテリアだけでなくアメリカやヨーロッパの住宅には、モールディングと呼ばれる天井やドアの装飾がよく見られます。こちらのユーザーさんの玄関ドア(三協アルミ「ファノーバ」)にも、四角いモールディングが施されています。装飾によって、一枚板の扉よりも奥行きやボリューム感がでるのが魅力です。欧米らしい雰囲気を演出するには、モールディングのある建具や造作家具を取り入れるとよいでしょう。

リビング・ダイニングのアイデア

カントリーインテリアでは、まずダイニングセットから選びましょう。間取りに合わせてテーブルの天板サイズを調整すると、動線を塞ぎません。木製家具は色味や装飾の有無で雰囲気が大きく変わるため、最初に決めたカントリーテイストを軸に選ぶと、イメージ通りの雰囲気にまとまります。

デザインの異なるチェアを組み合わせて

こちらのダイニングは、ホワイトとライトブラウンで構成されたナチュラルなカントリースタイルです。木製家具は、木目や表面の風合いが楽しめる程度の薄い塗装がおすすめ。4脚あるチェアは似たテイストでまとめつつも、形や色が異なるものを組み合わせることで、肩の力が抜けたラフな雰囲気になってくれます。壁やニッチに小物を飾るのも、カントリーらしいポイントです。

重厚感のあるダークブラウンのダイニングセット

こちらのユーザーさんは、お母様にいただいたというダークブラウンのダイニングテーブルを設置されています。もとは明るい色味でも、長い年月のうちに飴色に近づくことも。そのためダークブラウンは歴史や重厚感をイメージするカラーでもあります。こちらのダイニングテーブルは装飾のないストレートタイプですが、ろくろで削り出した装飾などがついていると優美で甘いテイストになります。

赤いランチョンマットでアメリカンテイストに

こちらのユーザーさんは、インテリアワークスでカントリー風のダイニングセットを購入されました。ライトブラウンに葉節(葉や枝が生えていた部分の節)の模様が入っているため、パイン材を思わせます。赤いストライプ模様のランチョンマットを置くだけで、ぐっとアメリカンカントリーらしいダイニングに。

素朴で丈夫なチャーチチェアを使って

こちらのダイニングでは、チャーチチェアを取り入れられています。チャーチチェアとは、19世紀頃に教会の礼拝堂で使用されていたチェアのこと。肘をついて祈りをささげやすいよう、背もたれの上部がフラットになっています。背もたれのデザインは多種多様で、十字架模様を入れたものや聖書を入れるための箱がついたものも。素朴なデザインと長年使える丈夫さが特徴です。

和室をカントリー風にアレンジして

和室をカントリーテイストにアレンジしたというこちらのユーザーさん。カフェテーブルにチャーチチェアを組み合わせて、カフェスペースにされています。ウォールシェルフに十字架を飾ることで、リアルなカントリーハウスのように。隣に並べたランタンの、クラシックなデザインも魅力的です。チェア背面にある襖は、上部を四角く切ってステンドグラス風にされているそうですよ。

ホワイトと細い脚で洗練された雰囲気に

壁、天井、床すべてがホワイトの空間に、ダークブラウンのダイニングセットが映えています。ホワイトをたくさん使う場合は、こちらのユーザーさんのように塗り壁や板壁など、素材の表情が楽しめる建材を使うとよいでしょう。また、脚がすっきりとしたチェアなど、ぽってりとしすぎていない家具を選ぶことで、洗練されたカントリースタイルに仕上がります。

ブラウンカラーでまとめたカントリーリビング

ブラウンをベースカラーにしたこちらのリビング。広々とした空間に、揃いのレザーソファーを配置されています。男前なレザーは、アメリカンテイストを感じるアイテム。床やその他の木製家具と色合いを揃えることで、調和の取れたコーディネートになっていますね。天井の見せ梁や格子状になった上げ下げ窓も、カントリーらしさを感じるポイントです。

ナチュラルカントリーなテレビ台

こちらのユーザーさんは、ナチュラルカントリーテイストのテレビ台を購入されました。木目が見える薄めの塗装や、ブラックの蝶番がカントリーらしいデザインです。脚があるデザインのため床との間に隙間ができ、軽やかな印象になっているのもポイント。テレビ台上のウォールシェルフも、カントリーインテリアでよく使われるアイテムです。

ベッドルームのアイデア

カントリーテイストのベッドルームには、クラシックな木製フレームのベッドが似合います。ヘッドボードだけでなく、フットボードもついたデザインはカントリーらしさたっぷり。ベッドフレームはテーブルやチェアと違ってアンティーク物があまり出回っていないので、カントリースタイルの家具を専門に扱っているメーカーや販売店で探すのがおすすめです。ベッドカバーは、スタイルに合わせて無地、ギンガムチェック、小花柄などを選びましょう。

飾り鎧戸を寝室につけて

木の鎧戸をDIYして寝室にとりつけたユーザーさん。飾り鎧戸はバテンシャターとも呼ばれ、通常外壁側にとりつけるものですが、室内側にすることでインテリアとして楽しめます。壁は珪藻土の塗り壁のため、一般的なクロスよりもナチュラルな風合い。布団カバーは無印良品の麻素材のもので、シワ感が素朴なカントリーインテリアにマッチします。珪藻土も麻も、凹凸やシワ感が特徴です。

手作りのカントリー風シェルフ

こちらのユーザーさんは、ベッドサイドの棚をDIYされたそう。節があるライトブラウンの木材は、素朴なアメリカンカントリーテイストにぴったり。中に入れた収納小物も、アルファべット柄や自然素材のカゴにすることで、カントリー感を損いません。ベッドに掛けられたギンガムチェックのカバーも、アメリカンカントリーらしさを醸し出してくれるアイテムです。

フットボードつきのカントリーベッド

こちらのユーザーさんは、アーリーアメリカンテイストの家具が揃う「アントステラ」のアイテムをよく使われているそう。ベッドフレームは、現在では珍しいフットボードつきのクラシックなデザインです。また、ベッドスカートをつけることでフレームの脚が隠れ、昔懐かしいオールドファッションな雰囲気になります。

ベリー柄のシェードカーテンをアクセントに

切妻屋根型のこちらの寝室は屋根裏部屋なのだそう。装飾付きのヘッドボードやベージュのランプシェード、木製デスクなどのコーディネートは、19世紀頃のヨーロッパに迷い込んだかのような完成度です。画像中央にあるベリー柄のシェードカーテンが、シンプルな寝室のアクセントになっています。広い面積を占めるカーテンは、柄や素材でインテリアの雰囲気を変えられる便利なアイテムです。

勾配天井と低い窓で屋根裏風に

こちらのユーザーさんは、勾配天井のお部屋を寝室にされました。天井のトップに対して相対的に窓の位置が低く見えるため、屋根裏部屋のような雰囲気を味わえます。また、実際の屋根裏よりも空間が広いため、圧迫感なくベッドをレイアウトできるのがメリット。淡い色合いや柄もののベッドカバーを使ったコーディネートは、フレンチカントリー風ですね。

小花柄ファブリックでフェミニンに

こちらのユーザーさんは、ベッドサイドにクラシックなドレッサーを設置されました。ドレッサーの上には、クリスマスマーケットで購入した花柄のクロスを敷いているそう。ガーリーでロマンチックなカントリースタイルには、このように小花柄のファブリックやレース生地をたっぷりと使うのがおすすめです。また、フレームアートや人形を飾ってデコラティブにすると、よりフェミニンな雰囲気になります。

キッチンのアイデア

新築やリフォームを行う場合は、キッチン天板や収納を木製デザインに取り替えてみましょう。細かなキッチン用品は、琺瑯、ガラス、木製などの昔ながらの素材を選んで。汚れはつきやすくなりますが、ディスプレイ収納にすることで、素朴なカントリーテイストに近づきます。

オーク材のオーダーキッチン

こちらはオーク材のオーダーキッチンカウンターです。現代の住居ではシステムキッチンがほとんどですが、天板や引き出し、扉の材を変えるだけでもカントリーテイストになります。ビルドイン食洗機やコンロなどの使い勝手の良さは残しつつ、ナチュラルな木製素材で好みのインテリアを楽しめます。シンクはシルバーよりも、琺瑯を思わせるホワイトがおすすめです。

ロジェールのレトロなガスオーブン

フランスのビルトイン機器メーカー「ロジェール」のスタンディング式ガスオーブンを取り入れたこちらのキッチン。スタンディング式ガスオーブンは、キッチンキャビネットをオーブンのサイズ分空けて作り、その隙間に設置して使います。現在は安全基準の見直しから、海外のガスコンロ機器を日本国内では販売できなくなりました。ガス式ではありませんが、ロジェールのIH式コンロは国内でも販売されているので、レトロなキッチンを作りたい場合はぜひチェックしてほしいブランドです。

ニトリの木製ブレッドケースを置いて

ホワイトカラーに木の天板の組み合わせが、カントリー風なこちらのキャビネット。天板上(写真左)にはニトリの木製ブレッドケースを置かれています。素朴なデザインが、カントリースタイルにマッチしていますね。また、写真右側のレンジには布をかけて目隠しすることで、カントリー感を損いません。キッチン家電はカントリーに馴染ませるのが難しいですが、コットンなどのナチュラルな風合いの布で隠してしまうとよいでしょう。

収納は観音扉タイプでカントリーらしく

カントリースタイルのキッチン収納は、観音扉タイプが多く見られます。スライド式のほうが開け閉めの際にスペースを取らず便利ですが、カントリーらしいデザインを優先するなら、ぜひ観音扉タイプ、かつ取手つきのデザインを選びましょう。また、ホワイトベースのカントリースタイルの場合は、キッチン家電もホワイトに。こちらのユーザーさんは、丸みのあるホワイトカラーの炊飯器を使用されています。

木製・琺瑯・ガラス素材のキッチンアイテム

こちらのユーザーさんは、IHコンロの周りに木製のキッチンツールをディスプレイ収納されています。カントリーインテリアは、すっきりと隠す収納にするよりも、細々としたアイテムを飾るように収納するのが定番です。見えてもインテリアの一部として楽しめるよう、木製や琺瑯、ガラスなどの素材を選びましょう。

ニトリのヤカンと琺瑯タッパー

こちらのユーザーさんは、ニトリの白いヤカンを使われています。シンプルなデザインですが、木の取手と蓋がカントリーテイストに馴染んでくれます。卵が入っているタッパーも琺瑯製で、近代化されていないカントリーのキッチンを思わせるアイテムです。プチプライスのアイテムでも、素材とフォルム次第でカントリーらしいキッチンが作れますね。

SALUSシリーズのバーリュクスピッチャー

佐藤金属工業のSALUSシリーズ、 バーリュクスピッチャーです。以前は琺瑯のケトルを使っていたそうですが、内側に赤錆がでてしまったため、プラスチック製のピッチャーに買い替えたそう。一見ガラスでできているように見えますが、プラスチック製なので水を入れても軽量で持ちやすいのが魅力です。カントリーテイストのフォルムや装飾は、インテリアとしても魅力的です。

小物をたっぷりとディスプレイして

窓にカフェカーテンをとりつけて、カントリー感をプラスしたユーザーさん。天井付近には白い突っ張り棒を設置してカゴを吊るし、壁面にはウォールシェルフを取り付けて、赤いキッチン用品を飾られています。このようにカントリーインテリアはディスプレイ収納によって、素朴な田舎暮らしを思わせる雰囲気を作ります。

ノスタルジックなフランス製陶器を揃えて

こちらのユーザーさんは、フランス雑貨のブランド・コントワールドゥファミーユのフォスティーヌシリーズの陶器をコレクションされています。ノスタルジックな絵付は、カントリーインテリアにぴったりです。木製の大きなカップボードにディスプレイして収納すれば、本格的な雰囲気になりますよ。コントワールドゥファミーユでは、食器のほか大型家具やファブリックなども手に入ります。

バス・トイレのアイデア

バス・トイレスペースはキッチン同様に、新築やリフォームで木製素材に作り替えるのがおすすめです。難しい場合には、システム洗面台をリメイクシートで木目調にしたり、ウォールシェルフや小物を設置してカントリースタイルに寄せることができます。とくにトイレはスペースも限られているので、ペーパーホルダーやクッションフロアを駆使して、好みのスタイルにチャレンジしやすいですよ。

ブラウンで揃えてナチュラルな雰囲気に

ライトブラウンの木材で構成された、こちらの洗面所。ミラーや窓枠、ウォールシェルフまで近い色で揃えているため、統一感がありますね。窓にはアンティークレースつきの古い生地で作ったカフェカーテンをつけ、ハンドタオルも木材の色に近いブラウンをチョイス。使う色を絞ることで、ナチュラルな雰囲気を損いません。

モザイクタイルでレトロな雰囲気に

こちらの洗面所はダークブラウンの木材とタイルでまとめられています。水回りは、モザイクタイルを使うと実用的かつレトロな雰囲気になります。タイルやレンガ風のリメイクシートを使えば、リフォームなしで手軽にイメージチェンジできますよ。水栓やタオルハンガーもデザインもポイントです。

ウォールシェルフに洗面器とタオルを収納

中国雑貨店で見つけたという絵付きの洗面器と、スーピマコットンタオルを棚に収納しているユーザーさん。ウォールシェルフは壁のデッドスペースを有効活用できるため、洗濯機上などにも設置できます。画像左側の窓枠は、シェルフと同じ色のマスキングテープを貼ってイメージチェンジしたそう。賃貸物件で現状復帰が必要な場合に便利なアイデアです。

アメリカ・コーラー社のレトロな木製トイレ蓋

アイボリーと木の色で、ナチュラルにまとめられたこちらのトイレ。ユーザーさんがこだわったのは、コーラー社の便器なのだそう。木製のトイレの蓋はカントリースタイルにぴったりです。コーラー社は、1873年創業のアメリカ企業。キッチン&バス周りの製品を作っているメーカーで、レトロなデザインも手に入ります。

テラコッタカラーのタイルを貼って

花柄が彫られたミラーに合わせて、テラコッタカラーのタイルを床に貼ったユーザーさん。カントリーインテリアは、近代的なフローリングよりもタイル貼りが似合います。タイルをひとつひとつ貼るのは大変ですが、タイル柄のクッションフロアを使えば、より手軽にチャレンジできますよ。手洗い器の水栓のデザインもレトロですね。カントリーらしさを感じない、モダンなデザインを排除することで、調和のとれたインテリアに仕上がります。

小花柄の壁紙でフェミニンなフレンチ風に

こちらのユーザーさんは、小花柄の壁紙を取り入れられました。フェミニンなフレンチスタイルは小花柄が定番です。また、トイレ背面に置かれたバスケットが、布付きタイプなのもポイント。布がついていることで、より素朴さや可愛らしさが感じられます。中に入れる小物も傷付きにくく一石二鳥ですね。手洗い器は排水管を剥き出しにすることで、空間が広く感じられるほか、レトロさも演出できます。

ペーパーホルダーを木製に取り替えて

こちらのユーザーさんは、ヨーロッパの田舎をイメージしてトイレを作られたそう。ペーパーホルダーはナチュラルな木製に取り替え、床はタイル貼りにされました。ペーパーホルダーは、ネジを外して簡単に付け替えられたそう。トイレ左横に置かれたゴミ箱は、琺瑯に似た質感のホワイトカラーにすることで、カントリーインテリアにマッチしています。

ハートのくり抜きデザインがアメリカン風

こちらのユーザーさんは、赤みがかった木製のペーパーホルダーを使われています。ハート型のくり抜きデザインは、アメリカンカントリーの代表的なモチーフです。また、ペーパーホルダーの木の厚みもポイント。薄く洗練されたつくりよりも、厚みがありぽってりとしたデザインのほうが、素朴さを感じられます。

収納のアイデア

カントリーテイストのチェストは、市販品ではなかなか見つかりません。アンティーク品を購入したり、カントリー家具専門店で探すのがおすすめです。RoomClipでは、木製家具を自分好みにアレンジされるユーザーさんも多数いらっしゃいます。カラーや取手を変えるだけでも、カントリーらしさをプラスできますよ。収納小物は、自然素材のバスケットなどを活用してみましょう。

パイン材のカップボードに食器を飾って

パイン材のカップボードに、アンティークのホーローキャニスターや食器を飾ったアイデアです。カントリーインテリアには、コレクションを飾るカップボードもよく登場します。上部はオープンシェルフ、下部は引き出しや扉の収納になっているため、生活感のでる雑多なアイテムは隠して収納できますよ。収納アイテム兼ディスプレイとして、1台あると便利です。

チェック柄のカーテンで目隠しを

こちらのユーザーさんは、赤みがかったダークブラウンのシェルフとチェアを並べて、収納として使われています。それぞれチェックのカーテンを取り付けて、アメリカンテイストに。ひだが寄るように、少し横幅を長めにとるのがポイントです。カーテンは突っ張り棒に通すだけで、オープンシェルフなどに簡単に設置できます。

h21×4材でつくるアメリカンウォールボックス

1×4材でカントリー風のウォールボックスをDIYしたユーザーさん。ハート型のくり抜きや、中に入れられたギンガムチェックはアメリカンカントリー感たっぷりです。カントリーインテリアでは、収納アイテムもインテリアの一部として設置するのがおすすめ。床にスペースがない場合は、壁に木製シェルフやボックスを取り付けてみましょう。

サンダーで削って明るい色味にチェンジ

こちらのユーザーさんは、アントステラのチェストやテレビボードをリメイクされました。アントステラのアイテムはカントリーテイストが強いため、オイルステインが濃く塗られています。明るい色味にするため、まず表面をサンダーで削り、ブライワックスで塗って仕上げたそうです。さらにツマミと蝶番を取り替えて、オールドパイン風にアレンジされました。カントリーテイストの形はそのままに、色味を変えるだけでも雰囲気が変わります。

ハンドメイドはサイズ調整もばっちり

カントリーテイストのキャビネットをDIYしたユーザーさん。トップの天板に大きめの花瓶を置いても、バランスがよくなるよう高さを決めたそう。調整のおかげで、白い花瓶が左横のキャビネットとちょうどいい高さになっています。引き出しには、ペンや日用品を入れているそう。引き出しや扉など、隠す収納スペースを設けると使い勝手がよくなります。

IKEAのチェストをホワイトペイントに

こちらのユーザーさんは、IKEAのチェストをリメイクされました。脚と天板をつけ、シャビーなホワイトペイントを施されています。大きなチェストは脚をつけることで、軽やかな印象に。お掃除ロボットを使う場合は、下に入れる程度の高さを確保すると便利です。ホワイトペイントにしたことで、小花柄の壁紙とも調和していますね。

ウィロー製の蓋付きバスケット

カントリーインテリアは、チェストの他にバスケットも似合います。蓋付きタイプは重ねやすく、目隠しとしても使えますよ。こちらはメルカドかご収納雑貨の店のアイテム。ぽってりとかわいいウィロー(柳)製のバスケットです。3サイズ重ねれば、省スペースでたっぷりと収納できます。

モモナチュラルのチェストをカントリー風に

木製家具ブランド・モモナチュラルのチェストを、アレンジして使っているユーザーさん。天板を置いて全体をヤスリがけし、Salut!のアンティーク風取手に付け替えられました。ホワイトペイントの家具は天板のみクリアカラー塗装にすると、ナチュラルカントリーらしいデザインになります。フレンチ風の場合は、ホワイトペイントかつ曲線的なデザインを取り入れるとよいでしょう。

インテリア小物のアイデア

カントリーインテリアは、小物を多めにディスプレイしてラフな雰囲気を演出するのがおすすめ。整然と片付けるよりも、肩の力が抜けたリラックス感を出したいインテリアスタイルです。よく使われるのは、ドライフラワー、バスケット、カントリードールなど。壁面のスペースも活用して、カントリーアイテムを飾ってみましょう。

色褪せたドライフラワーをたっぷり飾って

キッチンの周りに壁を立て、小屋風に区切った間取りにしているユーザーさん。ダイニング側に突き出したトタン屋根には、ドライフラワーをたっぷりと飾られています。ブラウンカラーをベースにするカントリーインテリアでは、色褪せたドライフラワーがマッチします。生花と違い、お手入れがいらないのも便利なポイントです。

ナチュラルなカゴをキッチン収納に

キッチン周りに、たくさんのカゴを取り入れたアイデアです。自然な風合いやラフな編み目模様が、ナチュラルさやレトロさを感じさせてくれます。中には生活感が出やすいゴミネットやスポンジなどを収納しているそう。編み目の粗さやツタの太さはある程度揃えつつ、デザインや色は揃えすぎない方がラフな雰囲気に仕上がります。

小瓶にお庭の花を飾って

フリーマーケットで購入したという小瓶に、お庭のお花を飾ったアイデアです。生花店で売っている大ぶりなお花よりも、庭や小道にさいている、さりげない小花がカントリーインテリアらしいですね。古いものを大切に使い続けるスタイルでもあるカントリーインテリアでは、空き瓶を花瓶に見立てる使い方もおすすめです。

シャビーな雰囲気はカントリーにもマッチ

フレンチシャビー風な時計をオーダーしたユーザーさん。シャビーとは、経年変化に美しさを見出すインテリアスタイルのこと。カントリーインテリアとの相性もよく、塗装が剥げた様子や黄味がかった色合いは、素朴な田舎暮らしのお家にぴったりです。あえて古色をだすことで、ブラウンベースのインテリアに馴染んでくれます。

ブリキ風ジョウロを飾って

こちらのユーザーさんは、ウォールフックにカントリーテイストなジョウロを飾られています。ブリキ風の飾りけのないデザインは、素朴なカントリーガーデンを彷彿とさせますね。また、古材を使ったようなウォールフックの表情も、ラフな雰囲気の演出に一役買っています。無骨さも感じるコーディネートの中で、小瓶に生けたムスカリを差し色にしているのもポイントです。

クリスマスらしい色と小物で華やかに

サンタクロース柄の琺瑯ジャグを、インテリア小物として飾っているユーザーさん。キリスト教において、クリスマスは一年のうちで最大といってもよいお祝い事です。実際のカントリーハウスでも、クリスマスの時期には赤や緑の定番カラーやクリスマスモチーフで室内を飾り付けたことでしょう。ブラウンベースのカントリーインテリアには、赤や緑がよく映えますよ。

ナチュラルインテリアにカントリーアイテムを足して

寝室の壁面に、カントリーデザインのウォールシェルフを取り付けたアイデアです。ハート型のくり抜きや、天板を支えるL字部分の装飾が特徴的。お部屋全体のカントリースタイルでまとめるのが難しい場合は、ナチュラルインテリアの中にカントリーらしいアイテムを取り入れるのもよいでしょう。また、スツールにバスケットを置く飾り方・収納方法も、取り入れやすいカントリースタイルです。

カントリーに合うコルクボード

こちらのユーザーさんは、トールペイントやガーランドなどを使って、アメリカンカントリーなディスプレイコーナーを作られました。また、コルクボードが意外に使えるアイテムです。コルクの風合いとブラウンカラーが、カントリーインテリアにマッチします。壁にたくさん穴を開けたくない場合は、コルクボードをディスプレイスペースにするとよいでしょう。

端切れや古布でつくるカントリードール

耳長うさぎのカントリードールを手作りしたユーザーさん。カントリードールとは、アメリカの西部開拓時代の家庭でよくみられた、端切れなどを使った手作りのぬいぐるみのこと。カントリードールという呼称は日本のみで、アメリカではラグドールと呼ばれているそうですよ。動物や人などモチーフはさまざまですが、いずれも古布を使っているのが特徴です。

開拓時代を思わせるソックスドール

こちらのユーザーさんは、靴下を使ったソックスドールを作られました。カントリードールのデザインはさまざまですが、開拓時代を彷彿とさせる服装や、素朴な作りは共通した特徴です。アメリカで人気を博したカントリーテイストの「アン&アンディ」というキャラクターもいるので、デザインの参考にしてみてはいかがでしょうか。


ここまでカントリーインテリアの特徴と作り方、場所別のアイデアを紹介しました。アメリカンやフレンチなど、国や時代によってスタイルは異なりますが、共通するのは素朴な田舎暮らしをベースにしたコーディネートです。木製家具やバスケット、ファブリックなどを中心に、自然を感じるインテリアを楽しんでみませんか?


RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「カントリーインテリア」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

関連記事

RoomClipショッピングの関連リンク