
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
無駄を削ぎ落とした、洗練された暮らしの空間を実現されているshioさん。今回はそんなshioさんの作り出す、シンプルでクリーン、ミニマルな精神が息づくキッチンをご紹介します。
必要最低限を徹底した、インテリアに溶け込むキッチン
生活感をほとんど見せない、清潔感の溢れるキッチン。shioさん宅のキッチンは、正にそんな理想形を実現されています。これを徹底すると、無機質な空間になってしまいそうなところを、随所に配された木目のディテールがカバーしているように感じます。まずは、shioさんのキッチンづくりにおけるこだわりについて聞いてみました。

「必要最低限の物、お気に入りの物以外は置かず、シンプルでスッキリとしたキッチンを心掛けています。 キッチンデザインには、家具と同じウォールナットを採用しLDKに統一感を持たせました。」
フラット、ミニマルが生む”ゆとり”の空間

LDK全体が、仕切りのないフラットな空間。その全てにshioさん流の、ミニマル精神が行きわたっているように見えます。無駄なものがないから、空間に“ゆとり”が生まれ、居心地の良いプライベートスペースが実現できるんですね。そんな“ゆとり”の秘訣や、ミニマルを徹底するこだわりについて詳しく伺ってみましょう。
キーワード1 無駄のないフルフラットなカウンタートップ



「凹凸の無い、カウンタートップはとても使いやすく、お手入れも簡単。
すべて丸見えになりますが、その分片付けないと!といつも気を引き締めていられるので、面倒くさがりな私にはぴったりです。」
キーワード2 重量感を感じない、床から浮いたキッチン




「このキッチンは『ささまざまな機能の詰まったシンプルできれいな箱』というコンセプトで作られた様です。
床から浮いたこの形はよく褒めていただきます。浮いている分、重量感のあるキッチンが“軽く”見えるんです。それが空間に”遊び”を与えてくれているように思います。
ただ、『浮いている分収納が少ないんじゃないの?』と質問されることもしばしば。実は背面収納もたっぷりあって収納力抜群なんですよ。」
キーワード3 無駄なく機能的なスッキリ収納



「取り出しやすく、片付けやすい収納を心掛けています。見た目にもスッキリする様にケースを入れ替えたり、色をそろえるようにしているんです。 食器自体シンプルな物が好きなので、無地か白黒の物が多いです。」
なるほど、キッチンの作りからミニマルなのですね!存在感、重量感のあるウォールナットのキッチンを、浮かせることで軽く演出するデザインもshioさんの空間づくりにフィットしています。それではさらに、shioさんのスッキリ見せるコツについて掘り下げて伺ってみます!
キッチンに物を置き過ぎないようにしたいけど、なかなか上手くいかない……と言う方もぜひ、参考にしてみてください。
ミニマルなキッチンを叶える3つのコツ
その1 キッチンの上に極力物を置かない



「キッチンには基本的に物を置きません。 だから、埃が溜まったり、油で汚れたりすることもないんです。物を置かない分、広々使えるので私のキッチンづくりにおける最大のこだわりはこれです。 でも、カップボードや換気扇の上には、お気に入りの物も少し置きます。全く遊びがないとつまらないですからね♪」
その2 洗剤、スポンジはシンクにIN



「わが家には洗剤やスポンジを置くカゴはありません。ダイニングやリビングから見えない様、シンク内に吸盤で付けられるケースを採用しました。この二つが表から見えないだけで、生活感がぐんとOFFされる気がします。」
その3 毎晩リセットで清潔をキープ



「人造大理石のシンクは白く清潔感がありますが、汚れが目立つのが難点。
1日の終わりに、カウンタートップと一緒にシンク、水栓も拭き、排水口にアルコールスプレーをかけておくと、汚れや水垢のないきれいなキッチンを保てます。
排水口にアルミホイルを丸めたものを入れておくのもポイント。銀イオンが嫌~なヌメリや臭いを除去してくれるんですよ。」
最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました

「居心地が良く、ついキッチンに立ちたいなと思う空間にするのが一番。 私は緑やお花を飾ったり、よく開ける引き出しにお気に入りの食器を入れたりしています。 皆さんの素敵なキッチンを見て日々勉強中です。」
まとめ: 徹底されたミニマルが、清潔をキープする秘訣

まるでモデルルームのようなキッチン。それがshioさんのキッチンを見た、最初の印象です。生活感が極限まで削ぎ落とされ、とことん無駄のないフラットなキッチン。誰もが夢見る、使いやすい最高の形ではないでしょうか?でもshioさんは、その理想形にきちんと温もりや遊びもプラスされていました。
このような理想のキッチンをキープするのは難しいものです。でも、今回教えていただいたshioさん流のこだわりを参考にすれば、無理なく無駄なく実現することができます。極力物を置かないこと(=掃除しやすい)、使いやすくスッキリとした収納を充実させること(=片付けやすい)、この二つを心がけながらぜひ、キッチンを見直してみてください。
shioさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!