「映画や音楽のように、人が元気になるインテリアがあるーー。」
今回のインタビューは、カラフルでポップなインテリアが人気のpopさんです。
見ているだけで思わず笑みがこぼれてしまうような楽しいお部屋ですが、実はこれだけたくさんの色を取り入れながらオシャレにまとめるのは結構難しいもの。
さらにpopさんのお家はカラフルだけじゃなく、ナチュラルやエスニックも取り入れられています。
なぜpopさんの家はカラフルになったのか、
そしてなぜナチュラル系が入っているのか、
そこには面白くて、ちょっとステキな理由がありました。

#9「カラフル・インテリアの魅力」popさん

ーpopさんの部屋といえば鮮やかな色使いが印象的です。いつごろからこだわり始めたんですか?

ーpopさんの部屋といえば鮮やかな色使いが印象的です。いつごろからこだわり始めたんですか?

「実は家を建てた時は、当時流行していたシンプルモダンだったんです。白を基調にした幾何学的な形で、差し色にブルーを使っているくらいでした。IKEAで一目惚れして買った花柄のファブリックを飾ったのがカラフルインテリアの原点ですかね」

popさんのカラフルの「原点」
popさんのカラフルの「原点」

ー今とはだいぶ違うんですね!

「そうなんです。1回ペンキで塗り始めたら、色好きが暴走してしまいまして(笑)。今ではこんなカラフルな家になってしまいました。たくさんの色を使いつつ、いかにまとめていくかがテーマですね」

「子供たちが小学生なので、いるだけで楽しくなるような家を作りたいな、って思っています。確かにちょっと常識はずれな色使いかもしれませんが、子供たちにも常識を外れることは楽しいことなんだ、って思ってもらえるといいなって。だからうちの子供達もすっごい変な絵を描いたりするんです。で、それが嬉しいという(笑)」

ー階段のところ、子供の絵のギャラリーになってるじゃないですか。あれ、いいですよね。

「そうそう!階段って結構デッドスペースになってしまうので、前から子供の絵を貼りまくってたんです。ただ貼りすぎてぐちゃぐちゃになっちゃったので、IKEAで安いカラフルなフレームをたくさん買って飾り直しました」

「新しい絵が来るたびに張り替えてます。学校の授業とかで描いた絵とか、新しい絵がくるのが楽しみになりますね」

IKEAの額を使った階段ギャラリー
IKEAの額を使った階段ギャラリー

ー最初に色を塗った時は、結構な決断だったと思うんですが…。

「そうですね。でもまぁ心機一転!って感じで意外と抵抗なく塗れました。オレンジ色を塗って、その後パープル、ターコイズブルーと塗り進めました」

ー赤や黄色のソファなど、家具もカラフルで印象的です。

「ソファも最初は普通のグレー色だったんですよ!壁を塗ったので、それに合わせて色を変えました。ターコイズブルーとオレンジ色の壁をうまく繋げられる色を考えたんです。赤はターコイズブルーとは補色関係にあって、オレンジとは暖色の同系色なので、どちらの壁にも映える色なんです」

ーすごい!色彩理論があるんですね。

「まぁ自己流ですが(笑)」

ーペンキで色塗るのは楽しいですよね。

「そうですねー。家族全員でやってます。まずは子供たちが落書きをしてから(笑)」

ーpopさんといえば水玉模様の印象もすごくあります。草間弥生さんも好きみたいですし。

「そうですね。丸い形は元々好きだったんです。あと多くの色を使っているので、角張ったものを使うと強烈になりすぎちゃうんです。だからテーブルもソファもなるべく丸みのあるものを選ぶようにしています」

「これは後々気付いたんですけどね(笑)。買う時はやっぱり感覚で選んじゃってますね。家の中に配置してみて『そういうことだったのか!』って気付く感じです」

水玉模様の何かコンテストで「やよい賞」になった冷蔵庫
水玉模様の何かコンテストで「やよい賞」になった冷蔵庫

ー不思議だな、って思うのはお子さんの部屋なんです。すごく素敵なナチュラル系ですよね?

「実は長女がナチュラル好きなんです。私のカラフル趣味に対しては『あーイライラする、、フッ』みたいにやたら大人びた感じで言ってくるんですよ(笑)」

「これは後々気付いたんですけどね(笑)。買う時はやっぱり感覚で選んじゃってますね。家の中に配置してみて『そういうことだったのか!』って気付く感じです」

ーははは。反抗期なんじゃないですか?

「そうかもしれませんね。ませているので。特に家庭訪問が嫌だって言うんです。まぁ確かに、若い女の先生だったら『かわいい』って言ってくれるんですが、高齢の男の先生とかだと、『あ、何も言えないんだろうな…』って思います(笑)」

ー「ナチュラル系にしたい」っていつ言い出したんですか?

「以前は1歳違いの長女と次女で一つの部屋をシェアしてたんですが、昨年、2人とも高学年になったので部屋を分けることになったんです。で、長女にどんな部屋にしたいのかを聞いたら『ナチュラルな白い感じで大人っぽくしたい。お願いだからリビングみたいにはしないで!』って言われました(笑)」

「ちょっとでも色を入れようとすると全力で阻止してくるんですよ。それで、がっつりナチュラル系で作ってみたんです。まぁ私も色々なテイストの部屋作りをやってみたかったので、ちょうどよかったです」

ー長女さん面白い(笑)それにしてもホント幅広いですね!

「ありがとうございます。この部屋は壁紙屋本舗さんのリフォーム選手権に出したお部屋で、優勝させていただきました」

ーすごい!おめでとうございます。部屋の細かなアイデアとかは要望があったんですか?

「いや、私の提案型です(笑)。『こんな感じでどう?』って提案して、ちょっとダメ出しがあったりして、それでオーケーがでるという。完全に上から目線ですね(笑)」

「タンスは私が小学生のときに使っていたものに色を塗ってリメイクしたんです。元々はヒステリックグラマーのステッカーとかが貼ってあったりしました」

ー家具にも歴史ありですね。

「長女の部屋の照明も全部リメイクして作ったんです。百均のかごを使って作った鳥かご風の照明もあります。カゴの中に3羽の鳥と2つの卵が置いてあるんですが、それがうちの家族なんです」

「3羽の鳥が夫と私と長女で、卵が次女と次男。長女はすぐに妹が生まれて、やっぱり寂しかったんですね。で、ぶーぶー文句を言ったりしていたので、『こういう時期があったんだよ』っていう証明として作りました(笑)」

上の写真がpopさんが以前使っていた時の写真
上の写真がpopさんが以前使っていた時の写真

ーちなみに妹さんの方はどういう部屋にしたんですか?

「次女の部屋はこれからなんですが、要望したテーマが『きのこの森』なんです…」

ーすごいのがきましたね…(笑)

「そうなんです。シュールな感じが好きみたいで。部屋ごとに全然テーマが違っても面白いなって思っていたので、ちょっと嬉しいですね。今は寝室と次女の部屋を同時並行で改造してます」

次女さんの描く絵はファンも多い
次女さんの描く絵はファンも多い
次女の部屋はこれから
次女の部屋はこれから

ーpopさんはもともとモノを作るのは好きだったんですか?

「そうですね。物心ついた時から好きでした。小さいころは工作とかお絵描きが好きで、中学から高校にかけては洋服がすごく好きでした。文化服装学院に行きたくて、ずーっとミシンばっかりやってたんですよ」

「そのころは特に好きだったのは、文化屋雑貨店ですね。すごくシュールだけどかわいい雑貨ばっかり。こういう変わった感じのも好きでした。あと洋服ではヒステリックグラマーが好きでした」

ーおー。そのまま洋服の道に進まれたんですか?

「親に反対されて、結局その夢は実現しませんでした。その後しばらくはモノ作りの情熱をすっかり忘れて仕事と子育てをやってたんですが、ここ数年でまたちょっと始めだしたんです。いまはいかに安く、かわいく、楽しくモノを作るかを考えてます」

「最近陶芸を始めたんですよ。色付きの粘土を扇状に組み合わせて模様を作って焼くんです。もともと地元のお店に売っていたのを見て、「作ってみたい!」って思って。その陶芸家さんは静岡の方なんですが、横浜で陶芸教室を始めると聞いて応募しました」

玄関はエスニック風
玄関はエスニック風

ー部屋作りで目指しているのはどんなことですか?

「見た瞬間に人がわくわくするようなインテリアにしたいですね。例えば音楽や映画が人を元気にしてくれるように、インテリアも人を元気にしてくれるって思っているんです」

ーいやー、それは嬉しいです。というのはRoomClipもそういう気持ちでやってるから。部屋の中は日常生活の場所だから、何も工夫しないと退屈になっちゃいますよね。それをちょっと工夫するだけで生活や人生が豊かになる。そのきっかけになればいいな、というのがRoomClip運営チームの思いなんです

「それは一緒ですね!」

ーそれは実はpopさんのブログを読んでても感じることです。写真の紹介だけじゃなくて、文章も含めて最後に笑えるようになってる。「楽しませよう」って気持ちがすごく出てますよね。

「ありがとうございます」

ー今後はどういう風に部屋を作っていきたいですか?

「実はちょっと色を抑えてみようかなって思っているんです」

ーえ!?

「少し渋めのにしたいな、っていうか。RoomClipではacaoさんのお部屋とか大好きなんですが、実はモノトーンのbobbyさんもすごく大好きで。それで、黒を入れつつ渋めの色にしてみようかなって思い始めてます」

ーたしかに黒が入ったらかっこ良くなりますね!

「そうそう!今は寝室の模様替えで、またリフォーム選手権にも応募しているので、新しいテイストにチャレンジしようと思います」

ー素敵ですね。今後も変化していくpopさんの家を楽しみにしています。今日はありがとうございました!

「こちらこそありがとうございましたー」

「男前」など新たなテイストにもチャレンジ
「男前」など新たなテイストにもチャレンジ

インタビューにも出てくる陶芸教室の帰りに、都内の喫茶店で取材に応じてくれたpopさん。
3人のお子さんの話がとっても印象に残っています。
現在は壁紙屋本舗さんが実施している「壁紙を使ってお部屋丸ごとリフォーム選手権」に「じおん&POP」さんとして参加しています。
RoomClipのユーザーのみなさんも是非応援して下さい!
popさんのブログも楽しいですよー。
年内のマグは今回がラスト。今年も1年お世話になりました!
来年もよろしくお願いします。