本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
でも、今回はいつもと違う特別編。滋賀県にある建築士のお父様が建てられたご実家のひと部屋を、唯一無二の世界観でコーディネートするTomさんの『ひと部屋ライフ』にフォーカスしていきます。男の浪漫や渋さ、そして少年のような遊び心やイタズラ心、いろんなものがギュッと詰まって生み出されたTomさんの世界は、多くの人の心に響くのではないでしょうか。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
最近東京から滋賀県の実家に戻ってきました。 部屋の模様替・DIYを始めて約1年が経過しましたが、まだまだ小物が増えそうです。 ミニマリストやシンプルとは正反対の、趣味全開のお部屋を目指しています。もしよければ見てやってください。
お住まい
- お住まいの地域: 滋賀県
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 29m2
- 家賃: 0円
- この家に住む人: 1人と8匹(熱帯魚)
- ご職業: 建築 接客
- 趣味: 音楽 アクアリウム 服 DIY・インテリア 車 旅行 野球観戦
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「建築士の父が設計した部屋です。 白レースのカーテン・腰壁・ステンドグラスが、特にお気に入り。」
お部屋のこだわりを教えてください
「オシャレでお値打ちな家具量販店などが増えた昨今、誰でもある程度ポイントを押さえれば、見よう見まねでシンプルでオシャレな部屋がつくれると思います。しかし、『それではどこか面白みに欠ける!』と自分は感じました。そこで、そんな部屋へのアンチテーゼではないですけど、とにかく自分の好きなものや趣味を空間に詰め込み、個性的で唯一無二な部屋をつくることにしました。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「ベットスペースです。寝ることが好きなので、ベットにいることが本当に多いです。 寝る前は無印良品のアロマを使ったり、様々な間接照明を点けたり、音楽を流したりして、体をリラックスさせています。以前、モニターでレビューさせて頂いたナノリーフは、寝る時の照明にベストで気に入っています。」
好きなものに囲まれたアートな部屋づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
①趣味と個性の象徴は、たくさんの収集品とDIY作品
「家具・小物のテイストや色味を気にせず、とにかく自分の好きなものをレイアウトするようにしています。遊び心のある小物を集めることや、DIYをすることが趣味のひとつです。中でも、籠のフクロウがお気に入り。ハリポッターのような非現実感を味わわせてくれます。 オブジェ・アート・かわいい観葉植物などがあると、ついつい購入してしまいますね。」
②ユニークなアイデアが見つかりそうなにぎやかな机上
「仕事のできる人は極力、机にものを置かないらしいですが、さみしがり屋の自分にはそれができません。 ポールスミス氏や故・蛯川幸雄さんの仕事場ってごちゃごちゃしているんですが、個人的にはそれがかえって格好良くて美しいと感じます。デスク周りをアトリエみたいにするのが理想です。」
③ステンドグラスと癒し系アクアリウム
「趣味のアクアリウムもインテリアに取り入れています。ステンドグラスとの相性も良いです。 部屋に水槽が3つあると、若干、湿度が高くなるので、エコカラットを壁に貼っています。 水草の緑と魚たちは、いつも癒してくれます。匂いもないですし、癒しを求める方にはオススメしたい趣味のひとつです。」
④お気に入りでつくり出す美術館の雰囲気
「ペットの写真やお気に入りのポストカード・アート、アルバムジャケットなどを不規則にレイアウトして、美術館のような雰囲気を出しました。水槽も額縁のひとつのようにレイアウト。存在感のある赤いソファーは、部屋のアクセントです。男性なので、最初は赤色を購入するか迷ったのですが、結果として大満足です。」
⑤洋服は古着屋風にディスプレイ
「服の収集も好きなので、お気に入りの服はショップっぽく飾っています。もっとオシャレに、古着屋さんみたいな雰囲気を出したいところです。 背面のエコカラットやフラワー、小物類がちょうどよいアクセントになってくれます。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
陶器の質感や色が気に入っています。 モンステラもむちゃくちゃ状態がよく、お部屋の良いアクセントになっています。
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「アートやオブジェが大好きなので、もっと作品を収集して部屋に飾りたいのですが、スペースがなくなってきて少し困り気味です。笑」
お話をお伺いして
ワンルーム1Kの暮らし~特別編~として、今回ご紹介したTomさんの住まいは、ご実家のひと部屋です。29m2のひと部屋に、きちんとTomさんのライフスタイルが集約しており、実家の自室という役割以上に、ひとりの男性の生活の場として機能しているのが特徴です。そして、様々なバランスの家具や小物、アートが不規則にレイアウトされたインテリアで、自分好みの『非日常』な世界をつくり出されていました。不規則といっても、どこか計算されたリズムが宿っているためか、心地よいワクワクやドキドキの他に、インテリジェンスも感じることができるのが素敵なところです。
もしかすると、シンプルで整頓された空間を生み出すよりも、Tomさんのように、心地の良いざわめきを楽しむ空間づくりの方がハードルは高めなのかもしれません。でも、好きを目いっぱい楽しむTomさんの『ひと部屋ライフ』のその先には、進化しかなさそうです。ぜひ、大人の宝箱のようなTomさんの部屋づくり、今後にも注目しながら参考にしてみてください!
Tomさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!