RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、部屋中がグリーンと心地よい光に包まれたお宅にお住まいのmoniさんのキッチンをご紹介します。
働きマンな夫とふたり暮らしのmoniです。 わたしも負けじと働きマンなので、家事は効率的かつ時短を優先しています。 おうちは家族とゲストにとって安らぎの場所なので、背伸びせずに笑顔でいられる時間になるよう工夫しています。 お部屋のシンボルツリーはガジュマルです。
人が集まる明るくリラックスできるキッチン
空間を心地よく包み込む、鮮やかなグリーンやお花の数々。窓から入る光に照らされたその場所は、精彩を放ち、深呼吸したくなるような清々しい空間です。立つだけで癒されそうなキッチン。どのようなこだわりをもって作られたのでしょうか。まずは、空間全体のコンセプトについてお聞きしました。
「人が集まる明るいキッチンがコンセプトです。 実際に友人知人がよく遊びに来るのですが、あまり堅苦しいおもてなしをすると、相手がリラックスできないので、お箸やコップなどは各々が自分でとれるよう、基本的な食器やカトラリーは見えるところに置いています。 生活感がほどよくありながらも、清潔感が保てるようモノと空間のバランスには気をつけています。」
縦長のLDKに位置したオープンキッチン
縦に伸びるLDKの中にあるオープンキッチン。間仕切りがないので、開放的で光や風通しがよく明るいキッチンです。キッチンの目の前にはダイニングスペースを配置。キッチンとの距離も近く、調理しながら、家族や友人たちと会話も弾みますね。また、オープンキッチンは調理や配膳に誰もが参加しやすく、アットホームな雰囲気も作りやすくなります。来客が多いというmoniさんにピッタリのキッチン空間になっています。
さて、そんなmoniさんのキッチンを拝見するとさらに素敵な特徴が見えてきました。3つのキーワードに沿ってみてきましょう!
キーワード1 流木を吊り下げて視界のアクセントに
「リビングからキッチン側を向くと、自然に目に入るのが、この流木です。 季節の植物を飾ったりとキッチンのアクセントであるため、この下は腰高の小さな食器棚を使用しています。 本当は大きな食器棚のほうが便利なのですが、その分圧迫感がありますし、ここに収まるだけの生活でモノを増やさないよう心がけています。コンパクトな収納は、地震対策のひとつでもあります。」
キーワード2 洗濯スペースをキッチンに
「わが家は、洗濯機と乾燥機がキッチンに配置されています。 海外のアパートメントやコンドミニアムによくある風景ですが、日本では珍しいかもしれません。 実はこの場所、乾燥機ユーザーにとってはすごく便利なのです。 わたしは仕事が忙しいため、おしゃれ着以外はすべて乾燥です。そのため、肌着やタオルなど、日常の洗濯物はほぼキッチンで片づけることができるのです。 冬場も常に暖かく、同じ部屋のなかで二つの家事ができるので効率的。 この家は建売りなので、たまたまそうだったのですが、いつか自分で設計した家に住むことができたとしても、キッチン横に洗濯乾燥機を置くと思います。」
キーワード3 冷蔵庫内を「見える化」させて皆が使いやすく
「主人は夕飯時に、ビールや発泡酒を飲むのが定番です。 キンキンに冷えた缶を数本ストックしておきたい彼のために、最上段の右側は夫専用スペースです。(管理も彼任せ) 収納というのは、『一目でどこに何があり、どれくらい残量があるか』が、可視化された状態がベストなので、冷蔵庫収納はクリアケースを使って中身が見える状態にし、奥のものが取り出しやすいようにしています。 遊びに来た友人たちも、調味料やドリンクを取りやすいと言ってくれます。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「『誰でもインテリア迷子になっていい』と考えています。 カジュアルな中に上品さのあるスタイルが、いまのわが家らしさですが、『いま』と前置きしたように、好みは変化していくものです。 子どもの頃からインテリアが好きだったわたしは、カントリーな小学生→インダストリアルが好きな中学生→ミッドセンチュリーが好きな高校生を経て、いまのスタイルに行き着きました。 始めはひと真似でもいいから、色々挑戦しながら自分のスタイルを確立していけばいいと思います。」
まとめ: どんな暮らしがしたいか。それが大切
グリーンに囲まれ、心地良い癒し空間に包まれていたmoniさんのキッチン。その空間からは、どんな暮らしがしたいのか、それをかなえるキッチン空間作りの大切さを学ぶことができました。 moniさんが意識されていた、お客さまがリラックスできる堅苦しくない空間、みんなが使いやすい「見える」空間、時短で家事を済ませられる空間、コンパクトな地震対策など。様々な工夫から、理想の暮らし方が鮮明に見えてくるようでした。 いくらかっこよくオシャレな空間でも、理想の暮らしが実現できないのであれば元も子もありません。住まいのコアの部分であるキッチンだからこそ、大切にしていきたい暮らし方とのバランス。そして、理想の暮らし方に寄り添うように足していく、ディスプレイとデザイン性。このように、理想の暮らしを第一に考えてみる、というもの、素敵で快適なキッチンを実現する方法ではないでしょうか。 皆さんもぜひ参考にしてみてください!
moniさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!