RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、自然体の暮らしをナチュラルなインテリアで楽しまれている、pooさんに収納のコツをお伺いしました。見える場所も、見えない場所も、それぞれ理に適った工夫で洗練する収納づくりをチェックしていきましょう。
今回教えてくれたユーザーさん♪
20年間住み慣れたマンションを老後に向けて、猫と人間が快適に生活できるようにリノベーションしました。夫婦と兄弟猫で楽しく生活しています。皆さんのpicに、日々『片付けねば』と後押しして貰っています。最近、アクアリウムもはじめたので、ますます家にいるのが好きになりそうです!
見せる・見せないを使い分ける、部屋づくり
pooさんのつくり出す空間では、棚の中に並ぶもの、収納道具まで、目に見えるもののひとつひとつが、きちんとインテリアに溶け込んでいるのが印象的です。日々の暮らしに欠かせない道具が、インテリアに活かされることで温もり、自然体でいる雰囲気が醸し出されているよう。こうした素敵な収納を導き出すにいたるには、どのようなこだわりや工夫が秘められているのでしょうか?
「私の理想は、見せる収納と見せない収納、両方のバランスが取れた部屋づくりです。そのため、取説や仕事の資料など見せたくない部分は、木のファイルボックスに入れて見えない収納にしています。でも装飾としてインテリアに活かせる、フラワーベースやコーヒーグッズなどは、ディスプレイ感覚で収納しているんです。特に、毎日使うコーヒーグッズは、使う場所にそのまま置いておくことで、勝手もよいです。ちなみに見せる部分は、ごちゃつかないように、色の統一だけにはこだわるようにしています。」
隠し過ぎず、見せ過ぎず……そして、見える部分には統一感をもたせることで、生活感をオフしながらインテリアに調和させているんですね。でも、pooさんの収納は、見えないところも秀逸です。それは、見える部分だけでなく、普段は見えない戸棚や引き出しの中にも『くくる』というキーワードが隠されているから。ここからは、このキーワードにフォーカスしながら、それぞれの場所とアイテムに合った適材適所の収納のコツを教えていただきました。ポイントは『どうくくるか』なんです。分類収納をしてみたけど、使い勝手が悪い!定位置に戻すが習慣化できない……なんてお悩みの方も必見ですよ♪
適材適所の分類術!3パターンのくくり方
その1 素材でくくる器収納
「この棚はタッパーやジャー、ジャム瓶、コップ、小鉢、大鉢などいろいろなものを、『ガラスとホーロー』という素材でくくっています。素材だけでなく、色も白または透明に絞っているので、たくさんのものが入っていても統一感がありスッキリさせることができました。私の場合はですが、アイテムごとに収納するより、素材でくくってアイテムを集めたこの収納の方が、テーブルコーディネートをしやすいように感じます。」
その2 家事道具は、使う場所でくくる
「当たり前ですが、シンクで1番使うアイテムを、シンク下の引き出しに収納すると便利です。自分にとってベストな位置に使うものをまとめておくと、家事の時短にもなります。時間だけでなく、スペースも無駄にしたくないので、縦横高さまでシンデレラフィットするよう、収納ツール探しは根気よく行うようにしています。」
その3 見える部分は、ナチュラルカラーでくくる
「洗面所やランドリースペースでは、主にカゴを使った収納をしています。ここでも重視しているのは、色の統一。リノベ当初から、この棚にこのカゴと決めてました。ドライヤーだけのカゴ、洗濯ネットだけのカゴ、タオルだけのカゴ……と、1カゴ1種類と細かく分類することで、心地よい余裕のある片づけやすい収納にできました。」
オススメの収納アイテム
キッチンペーパーの幅を選ばず、強力なマグネットでしっかりホールドしてくれます。シンクの引き出しのステンレス部分に付けていて、ペーパーをサッと片手で切るのがとても快感です!
販売サイトで商品を見る最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
「私は片付けが大の苦手です。リノベの時に頑張ってものを処分しましたが、まだ収まりきらず処分しています。そして、日々部屋のいろいろなところのサイズをスマホにメモしては、お店で照らし合わせる作業を繰り返しています。ピッタリサイズの収納が見つかった時ほど嬉しい瞬間はありません!気長に、ゲーム感覚でクリアしてくのも楽しいと思います。」
どう使うかが、どう収めるかを決める
pooさんは、それぞれの場所とものに合わせて、『くくり方』を変えることで、どこもかしこも使い勝手・見た目ともにスッキリ快適な収納を実現されています。リビング、キッチン、洗面……衣類、暮らしの中にある数多くの、異なる使い道のものを同じように収納しても、きっと上手くいきません。使用頻度の高いものほど、どこで・どう使うのかを考えながら、最適な仲間とくくってあげるのがいいんですね。
また、pooさんは、飽くなきシンデレラフィットの追求で、収納の完成度をより一層高めています。計測やピッタリサイズのケース探しは、予想以上に手間も時間もかかるでしょう。けれど『ゲーム感覚でクリアしてくのも楽しい』と言うpooさんの言葉は、収納が苦手な方にとっては、もしかしたら目から鱗になるかもしれません。どんなことも楽しんだ者勝ちです。ものの分け方、収納の使い方、楽しみ方、全部が快適な暮らしに通じるpooさんの収納づくり、ぜひ参考にしてみてください。
pooさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!