本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は、大阪でひとり暮らしをされているmochiさんに、1Kのお部屋づくりのこだわりとコツをお伺いしました。スッと洗練しつつも、ゆるりと心地よいメリハリに癒される、素敵なお部屋づくりのメソッドをチェックしていきましょう。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
お住まい
- お住まいの地域: 大阪府
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 24m2
- 家賃: ひみつ
- この家に住む人: 一人暮らしです
- ご職業: 会社員
- 趣味: ピアノ、料理、美味しい食べ物探し
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「料理が好きなので、なるべく調理スペースを確保しやすく、掃除しやすい『IH2口のキッチン』という条件にはこだわっていました。その中で、築浅や交通アクセスの良さ、宅配ボックス、浴室乾燥と言った、嬉しい条件が一番多かったのが、このお部屋です。正方形の間取りに、天井まである壁一面の大きな窓など、デザインも惹かれたポイントでした。」
お部屋のこだわりを教えてください
「北欧スタイルのインテリアを見るのが大好きで、自分もなるべくシンプルな色味の落ち着いた空間にしたいなと思っています。また、キッチン周りもできるだけ、掃除がしやすくシンプルな見た目にしたかったので、基本、シンクの上にものを置かないように心がけています。電子レンジや炊飯器という定番家電も、あえて置かない暮らしです。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「プーフの上です。テーブルの前ではもちろん、ベッドの上に置いて寄り掛かっても、安定感がありソファーのようになるということに気が付きました。のんびりしたいときには、プーフに寄り掛かってゆっくり本を読んだり、映画を観たりしています。ころんとした見た目と、優しい色味にも癒されてます。」
好きなことを心置きなく楽しめる空間づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
①正方形ならではの、ゆとりあるレイアウト
「この部屋のとっておきポイントは、電子ピアノのスペースです。今まで住んできたお部屋と比べ、ちょっと狭いくらいの24m2(7畳)なのですが、正方形の間取りのおかげで、ゆとりを持った配置ができます。晴れた日に青空を仰ぎながら、心置きなくピアノを弾く時間が、いまは最高のリラックスタイムです。」
②キッチンは、後片付けや掃除まで快適に
「大好きな料理を心置きなく楽しめるよう、掃除しやすく・使いやすくをモットーに、配置を考えました。とにかくシンクの上には何も置かないよう、壁面でマグネットアイテムをフル活用しています。スパイスボトルも、統一感があるだけでグッと気分が上がるので、ちょっとの手間ですが、こだわってみて良かったなと思っています。」
③引き出しで有効活用する、奥行きあるシンク下
「食器や調理道具、ストック食材はほぼ全てシンク下に収めています。シンク下は奥行きが深いつくりです。取り出しにくいともったいないなと思い、引き出し型の収納アイテムを取り入れました。また、美味しい食べものとの出会いに貪欲な方なので、調味料も調理道具も、ひとり暮らしにしては多めかもしれません。このゆとりある収納スペースのお陰で、より使いやすく、より心置きなく料理を楽しめています。」
④お気に入りを眺められる、ニッチ収納
「偶然の産物ですが、繊細なグラス類をどう収納しようか悩んで、一時的にリビング備え付けのニッチに避難させてみました。意外と悪くないかも……と思ったのがきっかけで、そのまま定位置になりました。もともとどう使おうか悩んでいたスペースだったので、思いのほか実用的に使えることになったのが嬉しかったです。お気に入りの北欧食器たちを、インテリア代わりに眺められるのも喜びのひとつとなっています。」
⑤洗面所の快適は、実用性とホテルライクで
「洗面所は、なるべくホテルライクに心地よく洗練したいと思いました。そこで、洗濯機の上もシンプルかつ実用的に使えるように工夫しています。もっぱら浴室乾燥頼みだしと思い、ステンレス製のつっぱり棒を取り付け、ハンガーを収めてみたのですが、これがすごく便利です。備え付けのような見映えにできたのも、気に入ってます。使用したタオルをちょっと乾かすのにも、重宝します。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ホテルライクな洗面所に憧れて、表に出すのはハンドソープとハンドクリームのみにしたものの、使うたびに水ハネが気になっていたので、いずれトレイを置きたいと思っていました。ネットでこちらのアイテムを発見し取り入れたところ、ちょっとした水ハネを気にしなくて良くなり、想像していた通りの使い勝手にできたんです。Soilさんのおしゃれなデザインにも安心感があり、サイズも色味もピッタリ。とても気に入っています。今のところ、ゲストがマネして購入する確率100%です(笑)
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「日当たりの良いお部屋なので、ちょっとずつグリーンを取り入れてみたいです。ズボラなので、なるべく育てやすい種類のものを、お店でいろいろアドバイスをもらいながら選びたいなと思います。」
お話をお伺いして
mochiさんは、ほぼ正方形の居室の真ん中に、暮らしの中心となるローテーブルスペースをつくっています。このため、お部屋に入った時に見える床面積が広く、大きな窓からの採光と眺めも抜群なため、よりゆったりとした空間に仕上がっていました。スタイリッシュである中にも、ぬくもりや柔らかさを感じる北欧スタイルのインテリアで、そんな空間をモダンでリラックスしたものに導いているのが素敵です。
なにより、『好きなことを心置きなく……』というコンセプトが魅力的。そのコンセプトが実現したお部屋で過ごす毎日は、活き活きと張りがありそうです。こうして、より良くすることを止めず、好きなことをもっと楽しむための工夫も惜しまないmochiさんのお部屋づくりからは、きっと気付きをたくさんもらえます。暮らしやすく快適に、自分らしくワクワクするためのたくさんのアイデア、ぜひ参考にしてみてください。
mochiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!