RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、さりげなく高級感をまとったシンプルかつナチュラルなインテリアづくりをされているkaoさんに、ストレスのない収納づくりのコツをお伺いしていきます。見えない部分もきちんと整うポイントを探っていきましょう。

今回教えてくれたユーザーさん♪

kaoさん

転勤をきっかけに2017年、都内のリノベーション済みの中古マンションを購入しました。好きなものに囲まれた、くつろげる空間づくりを目指しています。

見せない収納で目指す、片付けに迫られない暮らし

都内でひとり暮らしをされているkaoさんのお宅は、上質に洗練されたシンプルナチュラルな空間です。そこからは、ゆとりある大人の豊かな暮らしを垣間見ることができます。家具や雑貨の佇まいが際立つインテリアには、生活感が漂っていないのも特徴。まずは、どのようにそれらを収納しているのかから教えてください。

kaoさん

「オシャレな見せる収納にも憧れますが、私が実生活で選んだのは見せない収納です。テーブルの上や床にものがない、すっきりした状態をキープすることで『片付けなきゃ』というプレッシャーのない生活を目指しています。」

なるほど、プレッシャーを感じない暮らしだからこそ、インテリアから心地よいゆとりや余裕を感じられるのかもしれません。でも、見せない収納にしていても、使ったものを片付ける動作は暮らしていればつきものです。ここからは、kaoさんが実践している『片付け作業を溜め込まない』暮らしに馴染む、見せない収納づくりのポイントを詳しくご紹介していきます。まるでパズルのように気持ち良く行き着く先を用意するkaoさんの収納術は『内側にものが入り乱れた引き出しや扉を開くのが怖い……』という方も必見です。

見せない収納に大切な3つの快適ポイント

その1 収納の中は、とにかく仕切る！

kaoさん

「スペースのある収納でも細かい引出しでも、ごちゃごちゃ押し込むほど出し入れや探し当てるのが大変になります。そこで私は、収納するものに合わせてどんな場所も仕切ることに。見た目も美しく、使い勝手もグッと向上します。」

その2 縦のスペースを余すことなく活かす！

kaoさん

「普段は目につかない高い位置や手の届きにくい場所に、使用頻度の低いものやオフシーズンのアイテムを収納しています。アクリルスタンドで棚を上下に分けたり、壁にフックを付けたりしながら、縦のスペースを余すことなく活用するのがここでのポイントです。」

その3 使用頻度の高い小物はワゴン管理

kaoさん

「逆に使用頻度の高い細々としたもの……リビングでよく使うリモコンやティッシュペーパーなどの収納には、IKEAのワゴンに収納しています。文房具など特に小さめのアイテムは、1段目を仕切って取り出しやすく、フタで見えない工夫をしてスッキリさせました。」

オススメの収納アイテム

ITEM無印良品のポリプロピレンファイルボックス　ホワイトグレー

PRICE150円（税込）〜

私が収納で心掛けている『見せない』と『仕切る』を両立しやすくしてくれるアイテムです。ワイド・スタンダード・1/2・ポケットなどサイズ展開が豊富で、組み合わせて使っても統一感が出ます。なによりこのシリーズを使うと、見えてもきれいです。

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最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

kaoさん

「私も片付けが苦手で『片付けなきゃ』と思うことがストレスでした。でも、多少大雑把でも見せないことを優先すれば、お部屋がスッキリすることに気が付きました。自分ルールで整えた収納を眺めてニンマリするのも楽しいですよ。」

見せずに美しく、快適に

見せる収納は上級者向き！隠してざっくり収納がいい……こんな風に思う方もきっと多いはずです。でも、見せないからと見えない部分にぎゅうぎゅう詰め込んでいては使いにくいし、しまいにくいと散らかりやすいもの。こうなると、収納がうまくいかない負のパターンのできあがりです。

kaoさんの収納は見せないスタイルですが、だからと言って整頓に手を抜いていないのがポイントでした。第一に『仕切ること』、ものの在り処を明確にするこのポイントはどんな場所の収納にも、見た目の美しさと使いやすさをもたらしてくれます。第二の『使用頻度に合わせること』と第三の『スペースを無駄にしないこと』のコンボで、さらに暮らしにも住まいにも寄り添わせることができます。何よりうれしいのは、今回教えていただいたアイデアたちはどれもシンプルということです。ぜひ参考にして、見せず美しく快適な収納を目指してみてください。

kaoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！