

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、北欧モダンを自分好みに洗練しながらインテリアづくりを楽しまれているacoさん宅の、雰囲気のある明るいキッチンに秘められたこだわりや工夫に迫ります。『お気に入りの空間が欲しい、家事をするときも気分を上げたい!』こんな風に考える方にとって、きっとヒントになってくれる素敵なアイデアをたくさんお伺いすることができました。

夫婦と子供の5人暮らしです。子供が増えたのを機に、2年前に注文住宅でマイホームを建築しました。子育てしながら、あれこれとインテリアを考えるのが楽しい毎日です♪現在、インテリアコーディネーターの資格取得を目指しています。RoomClipでは、皆さんの素敵すぎるインテリアにたくさん刺激をいただいています!!
気持ち良く家事をしたいから、大切にしたスッキリ
acoさん宅は、ホワイトを基調にしつつも、それをグッと引き締めるアクセントもしっかりと利いたメリハリのある空間です。爽やかな清潔感があふれるキッチンも、ホワイトと植物のグリーン、そして木の質感のバランスが絶妙。『これぞ、魅せるキッチン!』といった佇まいに、思わずうっとりしてしまいます。どうすると、このようなまとまりのあるスッキリとした空間がつくれるのでしょうか。まずは、キッチンづくりで大切にしていることや気をつけていることを教えてください。

「テーマは『スッキリとした明るいホワイトキッチン』です。家事をする中でも長時間滞在するキッチンでは、気分よく快適に過ごしたいと思っています。どうしても生活感の出やすい場所ですが、調理器具や調味料等を引き出しにしまい、生活感のあるものは冷蔵庫の奥など見えにくい場所に収納するなどして、少しでもスッキリと見えるように心掛けています。」
ゆったりと全てを見渡せる、広々キッチン

L字型のLDK全体を把握しやすい位置につくられた対面スタイルのオープンキッチンは、立てばダイニングやリビングの様子を自然と見渡すことができます。また、部屋の出入りや階段の昇降、浴室、LDK以外での家族の動きや気配もなんとなく感じられる場所でもあります。家事をする中で長くいる場所だからこそ、意識せずとも注意を払える感覚はとても大切だなと感じました。
また、間取り図を拝見すると、キッチンスペースがとてもゆったりしていることにも気が付きます。そこには、acoさんの快適の追求と期待が込められているのだそう。ここからは、そのお話も含めキッチンづくりの工夫やこだわりをさらに詳しく掘り下げていきます。
キーワード1 グレーをアクセントにした、ホワイト基調の空間



「明るいホワイトのキッチンに、グレーのタイルとカウンターの木目というバランスが好きです。雰囲気良く居心地もいい空間にできたと思います。後付けした飾り棚やコンロ周りにお気に入りの小物を置いたり、グリーンを取り入れたりして、毎日の料理時間が楽しくなるようにこだわりました♪」
キーワード2 子どもと一緒に作業できる、ゆとりある環境


「子どもには一緒に料理や家事をして欲しいという思いがあります。そこで、キッチンは280cmと長めを選びました。通路もすれ違えるよう110cmと幅広です。背面収納のワークトップも奥行き55cmと余裕があるので、子どもと同時に作業することができます。肝心の子どもたちはまだ上手にできませんが、将来はたくさんお手伝いしてくれることを期待しています!」
キーワード3 見た目も手間もスッキリさせる工夫



「背面収納のワークトップには、忙しい朝でもすぐパンやシリアルなどが取り出せるように置いています。見た目がおしゃれなカゴに入れて、雑多に見えないようにしています。よく使うティッシュやキッチンペーパーなども、キッチンの立ち上がりに収まるようにしているのでダイニング側からは見えないように工夫しました。
背面収納は天井まで高さがあり、収納力は抜群。でも棚上の掃除は不要です。日々の手間を減らすこと、家事の時短効果を狙うことは、生活感をカモフラージュすることと合わせて工夫しているポイントです。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください



「一日のうちで長時間いるキッチンは、こだわってお気に入りの空間にすると、家事が楽しくなり、モチベーションも上がるのでは、と思います。キッチンや背面収納は標準のものでも、住みながら、お気に入りの小物や家電など取り入れることで、いつも楽しい気持ちで家事ができるのではないかと思います。」
まとめ: 楽しみがある場所へ

生活感をオフしたい、好きなものに囲まれたい、気分が上がるいい雰囲気にしたいし、動きやすい環境も欲しい!キッチンには詰め込みたい夢や理想がいっぱいあるものです。でも、多くの場合はそのどれか、あるいは大半を妥協しなくてはならないかもしれません。acoさんのキッチンでは、羨ましいことに思いつく理想の限りが尽くされていますが、お話いただいた工夫やアドバイスは『後付けでも大丈夫』と希望を与えてくれるものばかりでした。
キッチンの形は変えられないけれど、色や質感は変えられるかもしれません。備え付け収納のサイズを変えるのは難しいけれど、収納の仕方は変えることができます。ぜひacoさんのお話を参考に、毎日もこれからも、そして変えていく今にも夢膨らむ、ワクワクいっぱいのキッチンづくりを楽しんでみてください。
acoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!