RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、料亭のように洗練された表情を見せたかと思うと、古民家のような素朴なぬくもりも味わえる魅力たっぷりのインテリアづくりをされているyuki.iさん宅の、工夫やこだわりが詰まったキッチンをご紹介します。

yuki.iさん

昨年3月に新居を建てました。夫婦と子ども2人、犬1匹の4＋1で暮らしています。木がたくさん使ってあり、木の温もり感じるお家です。観葉植物やドライフラワーなどお気に入りを飾ってインテリアを楽しみながら暮らしています。

家族とのコミュニケーションを大切にした空間

yuki.iさん宅は天然木の良さが隅々まで行き渡り、どこにいても素材の優しいぬくもりに触れられる開放的な空間です。それはキッチンもまた同様でした。背面のダークカラーが素朴で明るい雰囲気をキュッと引き締め、モダンな印象を与えているのが特徴的。インテリアの中でも、ちょっと特別な場所といった感じがありますね。まずはキッチンのテーマやポイントから教えていただけますか？

yuki.iさん

「キッチン全体のテーマは、『カフェ風』です。家の顔とも言える位置にあるので、一番こだわりました。特に、カウンターとダイニングテーブルが一体型になっていて、作業中も家族とのコミュニケーションがとりやすいのが気に入っているポイントです。さらに、キッチンは他のスペースより一段低くしたことで、目線の高さも合わせられます。また、お菓子作りが好きなので作業スペースを広く取りました。」

ロースタイルに溶け込む小下がりキッチン

キッチンを家の顔として、細部まで丁寧にこだわって作られたんですね。小下がりの仕様は、ロースタイルを基本とするインテリアと、主に立って過ごすキッチンとの間に生じるギャップもさらりと埋めてくれます。少し低くなっているからこそ、広々とした吹き抜けの先の気配もより遠くまで感じられそうです♪

ここからは、yuki.iさんがキッチンで最もこだわったカウンターにまつわるお話をさらに詳しく掘り下げていきます。キッチン周りの仕様やカフェ感を出す演出の工夫など、キッチンづくりやキッチン改革のアイデアも登場しますので要チェックです。

キーワード1 存在感抜群の一枚板のカウンター

yuki.iさん

「カウンターの存在感を出すために、厚さ6cmとしっかりした一枚板を採用しています。」

キーワード2 こだわりを引き立ててくれる背面クロス

yuki.iさん

「カウンターの存在感を際立たせたかったので、キッチン背面のクロスをダークグレーにしました。この色にしたことで、カウンター以外の木の家具や床材の質感もより活きたと思います。」

キーワード3 遊びを楽しめるディティールを散りばめる

yuki.iさん

「カウンターの周りは自由に遊べる要素を散りばめました。なかでも、天井に付けたライティングレールには、ペンダントライト以外にもグリーンを吊るしています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

yuki.iさん

「キッチンは毎日立つ場所、使う場所なので、使い勝手がよくおしゃれな空間にできたら、そこにいる時間をもっと楽しいものにできると思います。実際にショールームに行き、色や材質、お手入れのしやすさなどを確かめたり、RoomClipやInstagramの素敵なお家を参考にさせていただき、イメージを膨らませて、イメージ通りのキッチンをつくりました。」

まとめ： こだわりが際立てば、気分も上がる

yuki.iさんは、カフェ感や家全体の素材と調和する一枚板のカウンターを主役に、それを引き立てる色や飾るためのディティールを組んでいくことで、芯のある空間を作り出していました。また、家族とのコミュニケーションを大切に考えたキッチンを小下がりにする工夫が、ロースタイルのインテリア性とも抜群に合っていたのも印象的です。

キッチンづくりでやりたいこと、詰め込みたい理想、挙げ出すと手の指だけでは足りません。素敵なキッチンが多いからこそ、憧れもどんどん膨らんでいきますよね。その中から、自分らしさを見つけていくのはなかなか大変です。だから、yuki.iさんのようにとっておきの見せ場をつくってみるのもひとつの手ではないでしょうか？きっとその見せ場が際立つほど、使うたびに気分も上がります。今回教えていただいた工夫やアドバイスを参考に、素敵なキッチンを目指してみてください。

yuki.iさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！