「リノベと工夫で手に入れた、大人の嗜みと楽しみが詰まったキッチン」 by ziplocさん

「リノベと工夫で手に入れた、大人の嗜みと楽しみが詰まったキッチン」 by ziplocさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、ブルックリンや西海岸のエッセンスを取り込むすっきりしたインテリアづくりをされているziplocさんに、リノベーションしたキッチンのこだわりと魅力をたっぷりとお伺いしました。ご夫婦の毎日の充実っぷりも自然と見えてくる素敵なキッチンの秘訣に迫ります。

夫婦と犬2匹の暮らしです。2021年の夏にフルリノベーションをしました。予算との兼ね合いで妥協点も多かったのですが、今でも時間があるときに壁紙を貼り替えたり棚を付けたり、少しずつ理想の部屋を目指して頑張ってます。我が家は自営業なので普段はワンコ2匹はお留守番。webカメラを2台設置して仕事中でもスマホから留守番の様子を見守っています。

とにかくシンプルを極める

ziplocさん宅は家具や建具のアクセントとさりげない雑貨使いで、シンプルななかに遊びを感じる素敵な空間です。セミオープンになったキッチンも、いい雰囲気を醸し出すピースになっていますね。生活感が出やすい場所だからこそ、こんな風にインテリアの一部に馴染ませるのはなかなか難しいと思うのですが、どんな工夫やこだわりが秘められているのでしょう。まずは気になるそのあたりのお話から教えていただきました。

ziplocさん

「まずはじめに、私は男性です。キッチンでの作業は妻が行うことの方が多く、洗い物などは私の仕事。それだけなのにキッチンを語る資格なんてあるのかな……と少し不安です(笑)。そんな心持ちはいったん横においてお応えすると、キッチン全体のテーマはずばり『シンプル』です。

例えば水切りラックやカゴは置きません。洗うと拭く、定位置にしまうの3つの動作がセットになる配置になっているので、なくても苦はないですよ。そのため、普段ワークトップにはほぼなにもない状態。本来キッチンにあるべき家電や食器でさえダイニングに集約しているから、とことんなにもないです。このように、とにかくシンプルに動きやすい広めの動線をとることを心掛けてキッチンを整えています。」

キッチンスタイルは部分対面のL字型

ziplocさんは洗い物が主な担当なんですね♪シンク部分が対面式になっているから、ご家族と会話しながら後片付けをされているのかな……と想像しほっこりしました。一方、コンロやメインのワークトップになるであろう部分は、壁付けになっています。コミュニケーションと作業への集中のメリハリが気持ちよさそう。さらに、その奥の仕切り壁の先に冷蔵庫があるから、ダイニング側からは冷蔵庫の生活感が程よく隠れるのもおしゃれなところです。

ここからは、素敵がいっぱいのziplocさん宅のキッチンの見どころを3つ挙げていただきます。スタイリングのこだわり、リノベーションで手に入れたこと、キッチンの楽しみ方と、ぜひとも知りたい秘密ばかりです。これからキッチンづくりをされる方、ただの作業場ではなくくつろぎや楽しみを味わえる場所にしたいと考える方は特にお見逃しなく!

キーワード1 ブルックリン×西海岸風のスタリング

ziplocさん

「我が家はキッチンを含めインテリア全体で、ブルックリンスタイルのインダストリアル感と西海岸風のテイストを足して2で割ったようなバランスを目指しています。写真だと分かりにくいかもしれませんが、キッチンカウンターの上に置くものもなるべくそれに合うよう厳選しています。」

キーワード2 リノベーションによるアップデート

ziplocさん

「実は我が家、もともとは普通の長方形のキッチンでした。リノベーションで今のL字型に変えたんです。それに合わせて吊戸棚もL字に設置し、収納力も大幅UPさせています。ただ、そこまで収納するものがなくて、半分近くスカスカです(笑)」

キーワード3 バー気分を楽しめるカウンター

ziplocさん

「私も妻もお酒が好きな方なので、カウンター上には酒類やお酒関係のものも並びます。特に気に入ってるのがアンティーク感満載の炭酸ストリーム。こちら手動なのですが、電動に比べて泡のキメが細かいのが魅力です。ハイボールをつくるために、ほぼ毎日稼働してくれています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

ziplocさん

「とにかく自分にとって動きやすい動線をつくるのが一番だと思っています。冷蔵庫の位置も重要ですよね。と言っても、冷蔵庫の置き場所ってほとんどの場合はじめから決まっている場合が多いですが(笑)、こだわれるならこだわった方がいいですよ!そしてもうひとつ、『そのままにしない』ことです。使った食器はすぐ洗って拭いて食器棚に戻すとか、そんな心掛けが重要です。それに慣れると、いつもすっきりキレイなキッチンに近付くと思います。」

まとめ: キッチンのカタチは可能性無限大

ziplocさんが採用した部分対面のL字キッチンというカタチには、対面スタイルの良さと壁付けの良さ、オープンスタイルのメリットと独立型のメリット……あらゆるキッチンのカタチがもつ魅力が見事なまでに凝縮されています。冷蔵庫の位置や置き場のつくり方も絶妙です。さらに、キッチンの収納力は充実しているけれど、家電や食器はあえてリビングとダイニング側に出してしまうアイデアも秀逸。キッチンに行かなくても調理家電を使いたいシーンって、考えてみると結構あるんですよね。家電はデザインも機能も優秀なものが増えているので、こうしてインテリアの一部にしてしまえば、ちょっと飲み物やコンビニのお弁当を温め直したいとき、スムーズだなと便利さを感じます。

キッチンのカタチ、ものの置き方、仕組み、たくさんの要素を丁寧に自分の毎日と照らし合わせると、同じキッチンなんてひとつも生まれないんじゃないかとすら今回お話しをお伺いして思いました。そんな風に、無限の可能性を覚えさせてくれるziplocさんのアイデアとセンス、ぜひ参考にしてみてください。


ziplocさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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