RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は色遊びと自然なアクセントを楽しみながら、すっきりとしたインテリアづくりをされているakanatukotoさんにお話をお伺いします。リフォーム後のキッチンの満足ポイントやこだわりをたくさん教えていただきました♪
築20数年の狭小3階建ての住宅に、夫婦と娘とわんこ1匹で暮らしています。建てた当初は保育園に通っていた子どもたちも成人して家を出て、ライフスタイルは大きく変化しました。これから先の人生100年時代を見越してリフォームを決断。いろいろまわったショールームでは、20年前との性能の違いにめちゃくちゃ驚き！今は、お気に入りの空間と小さな花壇のお手入れを楽しみに日々過ごしています。
手に馴染むものと心地良い距離で……
akanatukotoさん宅はとても魅力的な空間です。かと言って頑張って背伸びしている感じはありません。その『ナチュラルさ』が素敵なところ。キッチンもまた、心地よくナチュラルで華やかでほっとする……なんだかしあわせな気持ちにしてくれる場所でした。まずはキッチンづくりのこだわりや大切にしたことから教えてください！
「こだわりと言えるかどうかわかりませんが、ものを減らしてよく使うものだけに厳選しました。そのうえで使いやすい位置に収納。いつもすっきりキレイを心がけながら、自分の好きなものに囲まれて過ごしています。」
ダイニング・リビングに対面しないスタイル
キッチンってどうしても生活感が出やすいと思うのですが、ものを厳選することでそれは薄めることができるんですね。厳選することで収納スペースに余裕ができれば、その分取り出しやすさや見やすさもアップデートされます。……いいこと尽くしです！
またそんな風に使い勝手と見せ方のバランスを計算したakanatukotoさんのキッチンは、ダイニングやリビングと垂直に交わる『対面しない』カウンタースタイル。だから、周囲の空間とのつながりはいいのにメリハリも抜群です。LDKというひとつの空間の中に心地の良いリズムや変化が生まれるこのレイアウトも、akanatukotoさん宅の自然体のおしゃれ感の秘訣かもしれません。ここからはさらに接近してディティールへのこだわりに迫りながら詳しく素敵なキッチンの秘訣を紐解きます。
キーワード1 衝撃を受けたクリスタル天板
「知っている人は知っているTOTOさんのクリスタル天板。私は知らなかったのです（笑）はじめてショールームで見て『何これー！めちゃくちゃキレイやん！』と驚きました。このキッチンの一番のお気に入りポイントです。
憧れはフルフラットの天板でしたが、予算の都合で背面壁のタイプに。カウンターは造作してもらいました。キッチン後ろの立ち上がりも、継ぎ目もなくてお掃除しやすいです！」
キーワード2 こだわりを譲らなかったカップボード
「カップボードは冷蔵庫と面をなるべく揃えたくて、奥行きの深いタイプを探しました。ハイタイプも譲れない条件でした。その結果、キッチンとはメーカー違いで選ぶことに。なので扉の面材を同じようなもので合わせたいと、かなり悩んだんです。でもメーカー違いで合うわけもなく。ならばいっそ、好きな木目調を！とチョイスしてみたところ、いい感じにまとまってくれました。（自画自賛！）」
キーワード3 使うものに厳選し、使いやすく収納するスタイル
「キッチングッズって、油断するとすぐに増えます。リフォーム前のキッチンは物で溢れていました。普段使いのものなのに収納場所が定まらず（足りず）、行き場のないものたちが出しっぱなしになることが多かったように思います。お家が片付かない最大の原因は『使わないものが多すぎることだ』と気づき、よく使うものだけに厳選。さらにそれらを使う場所の近くにしまうことにしました。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「システムキッチンって、一度取り付けたら最低でも20年くらいは使いますよねー。それも毎日必ずシンクの前で何かしらの作業をするのです。私も『クリスタル天板』はかなりお値段高めで選ぶ時は随分悩みました。でも、後悔はありません。お気に入りのキッチンだから、日々のお手入れも楽しんでできるような気がしています。」
まとめ： こだわりは裏切らない
akanatukotoさんのキッチンづくりのポイントとなるのは大きく分けると、初期投資の大切さ、最初にイメージした理想を貫く気持ちの強さ、臨機応変なコーディネート力の3つではないでしょうか。そしてこの3つは、見事に連動します。いいなと思う仕様を選ぶ→収まりの良い組み合わせを求める→上手くいかない時、より良く発想の転換をする。これは、好みのデザインやテイスト、間取りが違ったとしても多くの方のキッチンづくりに当てはまる流れのように感じます。でも、意外とするっとこの流れに辿り着けない。だから、今回お伺いできたお話はとても勉強になります。
特にカップボードのサイズ感を譲れなかったゆえに、引き出しの素材が揃わないという部分を、天井や床の質感とリンクさせる形でまとめ上げるセンスは目から鱗。揃っていないからこその『こなれ感』も素敵ですよね。スタイリングから収納、物との向き合い方まで抜群のアイデアがギュッと詰まったakanatukotoさんのキッチン、ぜひ参考にしてみてください。
akanatukotoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！
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