「生活感のないシンプル空間に、豊かさを含ませるキッチンづくり」 by kt._homeさん

「生活感のないシンプル空間に、豊かさを含ませるキッチンづくり」 by kt._homeさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、余分を削ぎ落し洗練したモダンなインテリアを楽しむkt._homeさんに、生活感のないキッチンのつくり方を教えていただきます。インテリア性を損なわない佇まい、清潔感とスタイリッシュさを併せ持つシンプル……キッチンをそんな場所にしたいと考える方は特に必見です。

シンプルモダンを目指した、築2年のマイホームです。なるべくものを置かず、生活感を出さないようにしたシンプルホーム。少ないもので、お気に入りに囲まれる生活がしたいと思っています。

モノトーンでノイズレス

kt._homeさん宅のキッチンは、モノトーンで仕上げた生活感のない空間です。どうしたって、少し出てしまうのが生活感。でも本当にありません。すーっとノイズレスで、凛とし過ぎず穏やかなのも魅力的。いったいどのようにして、こんな素敵な空間に仕上げられているのでしょう……。まずはこだわりをお伺いしました。

kt._homeさん

「テーマにしているのは『生活感のない』キッチンです。それを目指し、日々生活しています。カラーはホワイト、ブラック、グレーの3色のみを使用して、シンプルで統一感が出るように心掛けました。また、天板には基本的にものを置かず、収納しておくのもこだわりです。そうすることで、より生活感のないキッチンを目指しています。」

インテリアに溶け込むペニンシュラ

見事にテーマを体現されていらっしゃいます。そんなキッチンは、間取り図を拝見すると空間全体を見通せる場所にあるペニンシュラ型。目線のより高い位置にくるものをできるだけなくし、背面収納も腰高までにとどめられているから、キッチンがインテリアのアクセントに良い意味でなっていないのが特徴です。ここからは、この美しい空間を叶える秘訣、そしてそのこだわりの先にあるご褒美のような時間まで含めた、kt._homeさん流のキッチンづくりに詳しく迫ります。

キーワード1 すっきりを保つルール

kt._homeさん

「収納スペースが広くないので、キッチン用品は必要なもの・気に入ったもののみを使用するようにしています。また、それらを全て収納すること、天板にものを置かないこと、そしてその日のものはその日に片付け・掃除をすることを習慣化しました。」

キーワード2 シンプルを洗練する質感

kt._homeさん

「色味をホワイト、ブラック、グレーのみに絞っています。そうして統一感を出しつつ、マットな質感の家電でスタイリッシュな眺めを作りました。カップボードに並んでいるのは、必要な家電のみです。」

キーワード3 余裕から生まれた癒しの時間

kt._homeさん

「前面収納を減らし、カウンタースペースを作っています。ペンダントライトでちょっとしたバーのような雰囲気にできるので、夜は夫とお酒を楽しんでいます。日々の疲れを癒す特別な時間です。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

kt._homeさん

「実は『天板をダークカラーにしたかった』『タッチレス水栓がよかった』など後悔していることも多いです。デザインや機能にこだわるほど、実現へのハードルは高くなるかもしれません。でもやはり、自分の『こうしたい』は大切にして欲しいと思います。」

まとめ: 持ち過ぎない豊かさを楽しむ

モノトーンでインテリアをそろえたけれど、なんだか寂しい……そんな経験はないでしょうか?でもkt._homeさんの手に掛かると、シンプルでモノトーンベースであっても、穏やかで優し気ないい表情の空間が生まれます。それは、質感を味方にしているから。シンプルであるほど、質感が与える印象は大きいのだなと感じました。

また、多くを持つことが豊かさではなく、選りすぐった少数精鋭に囲まれる暮らしの豊かさもkt._homeさんは教えてくれます。佇まいの良さ、持ちの良さ、収納効率も上がれば、自然と贅沢な余白までできるのがその素晴らしいところ。お気に入りと呼べるものたちならば、自ずとその扱いが丁寧になるのも、暮らしの質を上げるきっかけになるのではないでしょうか?シンプルだけれど充実した豊かな日々を目指したいという方は、ぜひ今回教えていただいた考え方や工夫を参考にしてみてください。


kt._homeさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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