「大切な食器棚が似合う、ウォルナット系の回廊型キッチン」 by hagyu7kuroさん

「大切な食器棚が似合う、ウォルナット系の回廊型キッチン」 by hagyu7kuroさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、さっぱりとした雰囲気の中でヴィンテージ感やアンティーク感を味わう暮らしづくりをされているhagyu7kuroさん宅の、すっきりと落ち着いた回廊型のキッチンの魅力に迫ります。

2023年2月にマイホームが完成しました。夫婦、中学生女子、2匹のニャンズの田舎暮らしです。仕事からの帰り道に自宅の明かりが見えると、一日の疲れが吹き飛びます。手狭の賃貸生活が長かったからか、気が付くと家族が一箇所にいることが多いです。賛否両論あるかとは思いますが、我が家は区切り過ぎない家です。1階はおっきなリビング1部屋、2階もドアは少なく、廊下以外はドアを開ければ1部屋につながります。

夢が叶った、とっておきの場所

hagyu7kuroさん宅は、穏やかでさっぱりと明るい空間です。そしてそこに贅沢なほどゆったりとレイアウトされた、味わいのあるインテリアやファブリックが穏やかに彩りを添えています。深みのある木の風合いが印象的なキッチンも、そんなインテリアの一部のよう。まずは、キッチンづくりで大切にしたことを教えていただきました。

hagyu7kuroさん

「庭を眺めながら料理がしたい!家族や友達とお喋りしながら料理をつくりたい!そんな夢を叶えたシンプルキッチンです。」

楽しく、楽に快適に暮らせる間取り

素敵な夢ですね♪そしてそれを実現されているから、さらに素敵です。間取り図を拝見すると、暮らしの楽しみを叶えているだけでなく、家事楽や動線美にも適っているお住まいであることが分かります。アイランドの片側に壁を設け、回遊性を保ちながらメリハリをつけたキッチンは、きっとその象徴で粋が詰まった場所。ここからは、とっておきの見どころと共に、hagyu7kuroさんがキッチンづくりでこだわったことを掘り下げていきます。

キーワード1 すっきりと落ち着いた雰囲気×便利な回廊型

hagyu7kuroさん

「キッチンスペースには、ものをたくさん置かずにすっきりさせたかったので、パントリーが重宝しています。また、床は汚れたらすぐ水拭きしたいから、タイル風のフロアシートにしました。カラーは、ウォルナット×黒×グレーで統一。見た目もすっきりさせています。そして、どちら側からでも行き来できるとても便利な回廊型です。」

キーワード2 カラーと雰囲気のベースは、両親から贈られた食器棚

hagyu7kuroさん

「15年近く前に両親から結婚祝いでもらった食器棚に合うキッチンにしたいと思っています。リビング全体は、オーク系の明るめをイメージしていますが、キッチンは食器棚に合わせてウォルナット系にしトーンを落ち着かせました。キッチン自体も、トクラスのリアルウォルナットというカラーです。少しダークな色味でそろえることで、食器棚との一体感を出しています。」

キーワード3 ゴミはゴミと分からないようにひっそり溜める

hagyu7kuroさん

「毎日ゴミを出したいけど、出せない〜!目立たず保管できるようにゴミ箱はシンプルにするか、ゴミ箱じゃないものに入れてインテリアにしちゃおう!と思いました。燃えるゴミは、奮発してシンプルヒューマンの45リットルのゴミ箱です。ペットボトルは黒のアメリカンなゴミ箱、缶や瓶は食器棚上のカゴや米袋に入れています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

hagyu7kuroさん

「家を建てる前に、できるだけたくさんの物件やお部屋を見てイメージすることが大切だと思います。部屋の形は変えられないので、新築なさる方は一番譲れないポイントを決めておくことも大切です。インテリアは、私も試行錯誤しているところなのでブレブレですが、他の方のアドバイスやRoomClipの皆さんのアイデアを参考にさせていただくうちに『自分らしさ』が見えてくることが多いです。素敵な工夫、すごい発想など、とにかく夢が広がるような素晴らしいお部屋ばかり。楽しみながら勉強させていただいています。楽しむことが一番ですね♪」

まとめ: 夢と譲れないこと、そして主役をはっきりさせる

hagyu7kuroさんのキッチンは、穏やかでありつつも心地良くメリハリが効いていました。お話を伺うと、それがキッチンに対しての思いの明確さの表れであることが分かります。『こんな風に過ごしたい!』その夢はスタイルに、『この家具を大切にしたい!』その思いが配色に、ご自身のそんな思いがしっかり活きているのがお見事です。加えて、使いやすさやコミュニケーションの取りやすさ、お手入れのしやすさ、キッチンを使うに当たっての譲れない『家事の快適性』もしっかりと取り入れられています。

家をつくる、キッチンをつくるとき、どうしても何かひとつのこだわりに捉われてしまうかもしれません。でも、毎日使い過ごす場所だから、大切なことは盛りだくさんあるはず。ぜひ、今回教えていただいたアドバイスやアイデアを、『好きと快適と楽しさのための必要条件』をはっきりと思い描く際の参考にしてみてください。


hagyu7kuroさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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