
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、緑のある暮らしをすっきりと楽しむKanaさんに、キッチンづくりのこだわりや心地良い場所にしていくための工夫を教えていただきました。
皆が心地良く使えて、観葉植物が映える空間
Kanaさん宅のキッチンは、整頓が行き届いたシンプルさが魅力です。何かと物が増えがちで、生活感や雑多感が出やすい場所だと思うのですが、どのようにしてそうしたキッチンのネガティブな要素を希薄にされているのでしょう?まずは、大切にしていることやインテリアづくりのテーマについてお伺いしました。

「シンプルで使いやすいキッチンをテーマにしています。料理は主に夫が、キッチン周辺の掃除は私が担当していることもあり、家族全員が気持ちよく使えるように整えることを心がけています。リビングには観葉植物をたくさん置いているため、それらが映えるように、白や黒、木目調でキッチン家具や調理器具などを統一しているのがこだわりです。」
ミニマルな部分対面スタイル

キッチンは、家族皆さんがそれぞれに良い関わり方ができる場所になっているんですね。誰かの好みを主張するのではなく、あくまでベーシックにまとめられているから、使いやすさも居心地の良さも際立つのではないでしょうか。
また、外側からもキッチンの様子が覗える部分対面スタイルなので、植物による雰囲気づくりや整頓しやすい収納の仕組みも、キッチンをインテリアとして確立する大切な要素になっているのは間違いありません。ここからは、その辺りの具体的なアイデアにも注目しながら、Kanaさんイチオシの見どころを拝見していきましょう。
キーワード1 清潔感×観葉植物の瑞々しさ



「シンプルで清潔感のある空間を心がけているため、キッチン家具の色味を統一しました。それだけでは味気ないので、無機質な空間になるのを避ける意味でも観葉植物を置いています。季節の花や枝物を飾ることもあります。」
キーワード2 ごちゃつくものは、ざっくり隠す



「棚の上にはニトリで購入したワイヤーバスケットを2つ置いています。この中には、ごちゃつきやすい水筒やお弁当箱、お菓子などが雑多に入っているんです。娘でも扱いやすい、隠す収納にできるところが気に入っています。」
キーワード3 一軍ツールは、吊るす収納


「普段はミニマルな生活を心がけていますが、料理好きな夫のためのキッチンツールは、割とたくさん持っています。特によく使う一軍のツールは、マグネットフックで吊るし、ワンアクションで使えるようにしています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください


「見た目はもちろんですが、使う人が心地よく使えることが一番大切だと思っています。使いながら少しずつアップデートしていけば、自分らしい素敵なキッチンになっていくと思います。」
まとめ: シンプルだからこそ、アップデートが大切

Kanaさんのお話をお伺いしていると、シンプルなキッチンであるほど、日々の中にある気づきを活かしたアップデートが重要になるのだなと感じます。家の中でも動きの多い場所でありながらも、すっきりシンプルを保つということは、物を厳選し快適を洗練する必要があるから。ただこうして、言葉にするとハードルが高い印象になるのが厄介です。
その点、Kanaさんが教えてくれたアイデアやこだわりは、どこか軽やか。コーディネートはベーシックに統一感をもたせて、ごちゃつくものはざっくりと視界からオフ、よく使う物は絞り込んで使いやすくする……なんだかすぐに真似したくなります。そして、『あ、これは違うな。これはこっちの方がいいな』に都度対応していけば、すっきりしていて使いやすくて、シンプルなキッチンは想像以上に良い形で仕上がっていくのではないでしょうか。ぜひ、参考にしてみてください。
Kanaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!