RoomClip Award 2016☆今年のインテリアトレンドを大発表!

RoomClip Award 2016☆今年のインテリアトレンドを大発表!

2016年も残りわずかとなりました。みなさんにとってはどのような1年だったでしょうか?RoomClipはサービス開始から4年目に突入、投稿写真は180万枚を突破し、RoomClip発のスタイルやノウハウがマスメディアに取り上げられる機会も増えました。 RoomClipでは、写真数、アクセス数、検索数、いいね数、コメント数などのデータをもとに、今年もっとも注目された暮らしとインテリアのキーワード「RoomClip Award 2016」(ルームクリップアワード2016)を選出しました。去年から始めたこの取り組みは今年で2回目になります。さていったいどんなキーワードが選出されたのでしょうか…?

目次

RoomClip Award 2016

RoomClip Award 2016

1位:西海岸インテリア
2位:シンデレラフィット
3位:ねこと暮らす
4位:白のチカラ
5位:装飾系リメイク
6位:エフォートレス
7位:セルフリノベ系DIY
8位:bohoスタイル
9位:しただけインテリア
10位:アウトドアミックス

1位:西海岸インテリア

ヘリンボーンフローリング」の床には「ペンドルトン」のラグがひかれ、ソファには「ラウンドビーチタオル」を掛けるーー。 2013年春に登場し除々に広がっていった西海岸のライフスタイルを象徴するインテリアスタイルが、2016年ついにインテリアスタイルの主役になりました。床に引く「バンダナラグ」や爽やかな印象を与える「ブルー系のアクセントウォール」に「デニム素材」の利用。「スターモチーフ」の小物や、水回りの「サブウェイタイル」など、定番のアイテムも多くRoomClipに投稿されました。
ハイブランドだけでなく、プチプラブランドからも関連商品が数多く販売され、「サーファーズハウス」「ビーチハウス」「マリンスタイル」など多様化し、他のスタイルと混ざり合い、広く定着していきました。

2位:シンデレラフィット

部屋の中心的なトピックスである収納は、ますます対象とする領域を広げ、さらに洗練されたノウハウが育ち共有されていきました。中でも、収納をより無駄なくより美しくという営みの中で発見された「シンデレラフィット」というコンセプトが人気を集めました。もともとは、シンデレラのガラスの靴のエピソードから生まれたサイズがぴったりの様子を表現したファッション用語で、インテリアにおいては、対象のスペースに隙間なくぴったりと収まっている収納棚や収納ボックスの様子を指し、「このブランドの棚には、このブランドのボックスがシンデレラフィット」いった風に次々と発見されていきました。

3位:ねこと暮らす

社会現象になったねこブームは、ねこ x インテリアという未知の領域を開拓しました。インテリア業界がねこ向けの商品を充実させるより早く、住み手がDIY元々ペット用ではないアイテムの代用によって部屋のインテリアとマッチした「ねこと暮らす」スタイルが考案されシェアされていきました。中でも「ディアウォール」や「ブラケット」などを駆使して作られた、オリジナルの「キャットタワー」「キャットウォーク」「キャットステップ」が縦横無尽に設けられた部屋は、今年を象徴するインテリアとなりました。

4位:白のチカラ

2016年は昨年大流行した塩系インテリアに呼応するように、特に関連のない各スタイルがホワイト化していく潮流が見られました。男前・ブルックリンスタイルのレンガやヴィンテージ木材はサブウェイタイルやコンクリートや足場板が用いられるようになり、モノトーンスタイルはホワイトの割合が増し、ナチュラルインテリアはウッド調の要素が減らされ、「ホワイトインテリア」との境目があいまいになりつつあります。こうした中開催された「白のチカラ」イベントは様々なスタイルの部屋のインテリア投稿写真が集まり、今年を象徴するイベントとなりました。

5位:装飾系リメイク

これまでサビや汚しなどのエイジング系が中心だったリメイク・DIYに新しい潮流が。 壁や家具に「モールディング」を施したり、木材を「ヘリンボーン組み」にしたり、ソファに鋲を打ったりするクラシカルな「デコレーション系リメイク・DIY」が急激に広がりました。とくにモールディングの適用範囲は広く、ドア、間仕切り、窓枠、腰壁、吊り戸棚など様々な場所に用いられ、少しずつ部屋のデコレーション化が進んでいます。これまであまり見られなかったクラシカルな設えの登場は2017年、どのようになスタイルに発展するか要注目です。

6位:エフォートレス

サーフィンをやる人はビーチハウススタイル、アウトドアが好きな人はログハウススタイルやアウトドアミックス、といったように部屋のインテリアをライフスタイルや趣味やファッションとインテリアを同じコンセプトでコーディネートするという住み手が増えてきています。今年ファッションシーンでも注目を浴びたキメすぎないリラックスした大人の雰囲気「エフォートレス・スタイル」は、インテリアの文脈でも支持されました。低い家具と柔らかい色で統一し、リラックス感を演出したインテリアは、新スタイルイベントではアワードを獲得しました。その後たくさんの部屋の写真が投稿され、新しいインテリアスタイルとして定着しました。

7位:セルフリノベ系DIY

DIY・リメイクは、これまでプロに任せていたような難易度の高い領域までどんどん広がっています。トイレのタンク部分を隠す「タンクレストイレDIY」、ディアウォールやラブリコを使って新しく壁を作ってしまう「間仕切りDIY」、窓枠に新しい窓枠を新設する「窓枠DIY」など、コミュニティの中で試行錯誤が繰り返され、徐々に洗練されたノウハウが構築されていきました。
また新築のプランニングをコミュニティ内でシェアして改善していったり、古民家をセルフリノベしながら住んだり、1からログハウスを建てるといった動きも見られ、ますます住み手が部屋作りに関わるというトレンドが加速しています。

8位:bohoスタイル

ボヘミアン+ソーホーで「bohoスタイル」。ヒッピーやボヘミアンを取り入れたSOHO地区の女性ファッションから広がっていったこのコンセプトはインテリアにも波及し、今年ひとつの潮流として1,000枚以上の関連する部屋写真がシェアされました。白を基調に自然素材やマルチカラーをミックスして作るリラックスした雰囲気のインテリアは色々なスタイルのいいとこ取りミックスというようにも見え、注目度が急上昇しています。中でもbohoのキーアイテムである、モロッコのラグ「ベニワレン」や多種多様な紐を編みこんで作る「ウィービング」はすでに様々なスタイルの部屋で取り入れられはじめています。2017年はbohoスタイルに注目です!

9位:しただけインテリア

高度なDIY・リメイク術が登場する一方で、逆に特別な工具やテクニックがなくても、誰でも簡単にできるアレンジ・コーディネート術が注目を集めました。IKEAのスツール2つとムートンを組み合わせただけのベンチや、ニトリのカラーボックス2つに天板を載せただけのデスクなど、ちょっとした工夫やアイデアは特にインテリア初心者にも広くシェアされました。RoomClip mag編集部ではそのトレンドを「しただけインテリア」として特集を組み紹介、多くの反響があり人気特集として定着しました。

10位:アウトドアミックス

今年のアウトドア・キャンプブームの盛り上がりと呼応するように、アウトドア x インテリアという潮流が巻き起こりました。「ヘリノックス」や「鹿ベンチ」などアウトドア専用のアイテムをインテリアで使う「アウトドアミックス」や、屋外に家具を持ち出て楽しむ「アウトドアリビング」、「べランピング」の写真が合計で1,000枚以上シェアされました。また、そういったスタイルに特化した家を提供するハウスメーカー「BESSの家」は一部で熱狂的に支持され、たくさんの部屋写真がシェアされました。

総評

設備周りもDIYで

「DIY女子」という言葉が生まれるなど近年大きな盛り上がりを見せている「DIY」。昨年までは「」「テーブル」「」といった「もの」を作ることが主流だったのに対し、2016年に見られた新しい傾向は「設備周りのDIY」。クラシカルなヨーロッパの部屋で見られる「腰壁」「モールディング」「マントルピース」やこれまでは業者に頼んでいたであろう「窓枠」「ドア」「レンガ壁」「ヘリンボーン床」すらもDIYの範疇に入ってきたようです。

背景としては、必要な材や壁紙などが手軽かつ安価に手に入るようになったことに加え、多くのRoomClipユーザーによって実例がシェアされ、真似しやすくなったことがあげられます。

また、第3位「ねこと暮らす」に関連し、「キャットタワー」を中心とした「猫用設備DIY」も多くの投稿が。RoomClipユーザーの想像力が大きく発揮される「新しいテーマ×市販ではインテリアにあうものがない=作るしかない」という方程式がまさにここで成り立ちました。

来年以降は何があたらしく作られるのか。今からとても楽しみです。

RoomClipユーザーが生むトレンド

昨年に引き続きRoomClipユーザー発のスタイルやアイデアが続々と誕生しました。その動きにあわせてRoomClip運営チームが写真投稿イベントを開催したり、RoomClip magの記事にすることで従来以上の広がりが見られた1年でした。
2016年の新スタイル「白のチカラ」「エフォートレス」はRoomClip内の新タグ募集イベントで生まれ、瞬く間にユーザー間に広がりました。そして初登場にもかかわらずランクイン。今後は、男前インテリアや塩系インテリアのようにRoomClipの外でのトレンド化が期待出来ます。

また、RoomClipユーザー発の収納術「シンデレラフィット」は新聞で特集が組まれるほどの現象に。RoomClip運営チームから働きかけた新たな試み「しただけインテリア」のアイデア投稿数は2,000件を超えました。このことからも、RoomClipユーザーがいかに日々の生活の中で工夫を凝らしているかの裏付けになっています。

RoomClipユーザーの工夫から生まれるスタイルやアイデアは、斬新かつ普段の生活に馴染みやすいものばかり。
来年も必ずチェックしたいですね。

新しいスタイルの追求

近年インテリアスタイルの変化が早く、またスタイルが多様化しすぎて年々アワードを選出するのが困難になっています。
エフォートレス・スタイル」「アウトドアミックス」「bohoスタイル」に見られるような新しいインテリアスタイルのタグの増加や、「北欧ナチュラル」「男前xレトロ」など2つのスタイルを掛けあわせたスタイルタグが増加しています。これらのスタイルコミュニティの中では独自の視点で、アイテムやノウハウ情報の流通が瞬時に起こることによって、人気アイテムが発見されるやいなや、あっという間にメーカーが想定している供給量を超えて意図しない品切れ、というようなことがたびたび起こりました。この現象は「シャンブルのプフ」や、「しまむらのビーチラウンドタオル」、「ダイソーのビッグロービング」などの安価なものから、「チャンキーニットブランケット」のような高価なものまで多岐にわたります。

また、「BESSの家」「無印良品の家」「ゼロキューブ」「カリフォルニア工務店」など、あるスタイルに特化したハウスメーカーのタグが急増しています。このことからも、住み手が自分のライフスタイルに合うインテリアを自ら追求するという姿勢がみてとれるのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか?今年も本当にたくさんの暮らしを彩るインテリアのキーワードが誕生しました。2017年は一体どんなインテリアが人気を博すのでしょうか?いまからとっても楽しみですね!

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