「アート、器、道具。『好き』が溶け込んだ程よい暮らし」憧れのキッチン vol.115 mayuさん

「アート、器、道具。『好き』が溶け込んだ程よい暮らし」憧れのキッチン vol.115 mayuさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、物選びのセンスがお部屋に散りばめられた、洗練されたシンプルインテリアにお住いのmayuさんのキッチンをご紹介します。

絵描きの暮らし。都内の小さな建売住宅で夫と柴犬との2人と一匹暮らしです* 画材の散乱する仕事部屋と暮らしの部屋にメリハリがでるよう、気持ちが切り替えられる、シンプルな住空間を目指しています。 今まで出会ったアート作品やオブジェと、北欧もの少々、日本の作家さんの器などをできるだけ暮らしに取り入れることをモットーにしています。

アートを暮らしに溶け込ませるように

白を基調にしたシンプルな空間に、植物やハイセンスな台所道具などが空間を彩っているmayuさんのキッチン。明るく、爽やかな空気感が漂うその空間は、ずっと眺めていたくなるような魅力を放っています。まずは、mayuさんにキッチン全体のこだわりについてお聞きしました。

mayuさん

「『アートと暮らすシンプルなキッチン』がテーマです。 絵をかくことを生業としていますので、アートに触れる機会も多く、お気に入りの作家さんの作品を購入しキッチン、リビングに散りばめて暮らしに溶け込ませるようにして楽しんでいます。 家全体、キッチンも含め、ギャラリーのホワイトキューブの空間や、ちょっとしたアート小物を扱うようなお店やカフェをイメージするような印象にしたいと思い設えています。特にお部屋全体の色の統一感、素材感の異なるホワイトの重ねなどとアート作品とのバランスをうまくとることを心がけています。 キッチンスペースはとにかくシンプルに、作業しやすく無駄なくを意識しています。」

LDにつながるセミオープンキッチン

開放的なLDと適度なつながりを持ったセミオープンキッチン。広いハッチはダイニング側に向き、家事動線も抜群、コミュニケーションも取りやすくなっています。リビング側から直接キッチンに視線が通らないので、生活感を程よく遮ることができます。生活感を抑えることでアートが引き立ち、洗練されたカフェのような空間に近づきます。さて、mayuさんのキッチンにはさらに素敵な特徴がありました。3つのキーワードで見ていきましょう。

キーワード1 限りあるスペースをシンプルに効率よく好きなものとアートに囲まれた空間に

mayuさん

「我が家は東京都内の典型的な小さな建売住宅です。画一的な間取りはすでにハウスメーカーさんで考えられ、効率よく作られていますので、その与えられた空間にいかにオリジナリティーを持ったものを設えるか、ということのみを考えました。 まずは、自身で購入した木目調のウォールシェルフを3段取り付け、そこにお気に入りのアート作品と暮らしに欠かせない台所道具を効率よく使えるよう配置しています。 また、キッチンから見える壁にもBook用のウォールシェルフを設置し、家事の合間にも好きな画集やアートが目に入るようにしています。」

キーワード2 小窓にキッチンハーブを

mayuさん

「東側のキッチン窓にハーブポットを置き、お料理に使っています。 日々グリーンを愛でつつ、調理もし、一石二鳥の楽しみ方ができます。 ハーブの鉢、カフェカーテンはすべて3coinsで買ったもので、主張せず、シンプルに。 アート作品や作家さんの器などが主役となれるようにと考え選んでいます。」

キーワード3 家電を少なくシンプルな道具ですっきりさせる

mayuさん

「このお家に落ち着くまで、お引っ越しを5回しており、その都度少しずつ家電を減らし、シンプルで身軽な生活をするよう心がけてきました。 コーヒーメーカをなくし、小さく手入れのしやすいハンドドリップの道具に変え、炊飯器をなくしお鍋を使用、トーストやグラタンはグリルを活用し、ミキサー系は持たず、器と共用できるすり鉢を使って食事を楽しんでいます。 このキッチンで電気と繋いで使っているのは冷蔵庫と電子レンジのみ。 冬場はリビングの石油ストーブで煮物を作ったり、甘酒やべジブロスを作ったりしています。 小さな空間ですので、棚に入る分の器しか持たないよう、常に要不要の選択を定期的に行い、物を増やさないように気を付けています。 コードの管理などの煩わしさも少なく、無理のない道具だけに囲まれ夫婦二人の暮らしには程よい整えだと思います。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

mayuさん

「自分が好きなものは何なのか、どんな暮らしが憧れなのか、がきちんと思い描かれていないと物があるなしにかかわらず、雑然としたキッチンとなってしまうと思います。 仕事とのバランスなどを考えると、とにかく効率的でシンプルにお掃除も簡単にできる、「ものを排除していく整え方」が今は生活に合っていますが、たくさんのものに囲まれた広く、素敵なキッチンにも憧れます。 こだわりと暮らしの理想がきちんと詰まった100点満点の空間には、まだまだ理想には程遠くありますが、理想と現実の取捨選択をし、今を楽しむ余裕があればいいのではないかと思います! 間取りから考え、一から施工したキッチンでなくとも、好きなもの、事を少し空間に溶け込ませるだけでも自分らしさが出せると思います。 どこか一つのコーナーや、限りある空間の中で自分らしさを楽しめる心の余裕を持つのが良いのかなと思います。」

まとめ: 感性を刺激するキッチンで、暮らし方もアートの一つに。

限りあるキッチンスペースを、自分の「好き」に包まれた空間にコーディネートされていたmayuさん。お気に入りのアート、器、台所道具などがいつでも目に入り、使いやすいよう、ウォールシェルフを設置してそれらを配置。普段から暮らしに溶け込む工夫をされていましたね。グリーンを愛で、育てたハーブを料理に使う、そんな暮らしもアートの一つ。インテリア空間と暮らしが互いに刺激しあいながら送る素敵な暮らしがそこにありました。「好き」優先順位を明確にし、それ以外はシンプルにまとめることで、メインが引き立つバランスの良い空間ができあがります。皆さんもアートなキッチンで、自分の感性に刺激を与えてみませんか?


mayuさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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