賃貸だとクローゼットが狭いことも多く、持ち家でも十分なスペースを確保できないことも。そんなクローゼットに家族の分をすべて詰め込んでしまうと、今度はどこにしまったのか分からなくなってしまい、探すのがひと苦労ですよね。そこで、どのように収納すれば、今よりもっと使いやすくなるかをご紹介してまいります。
クローゼットをもっと使いやすくするには
限られたスペースで、使いやすくて一目でどこに何があるかが分かるようにするためには、アイテム個々が取り出しやすい場所に、あらかじめ定位置を決めて収納してあげるのが一番です。そこで、実際にシーズン別、個人別、使用頻度別、アイテム別にゾーン分けをして収納している、ユーザーさんのアイデア実例をご紹介します。
シーズンオフは別保管で今使うものだけに
最近では、クローゼットを家族で共有していることも多いですが、その場合、どうしても煩雑になってしまいがち。メインクローゼットは今季で使う衣類だけにし、シーズンオフの衣類は、別の場所に保管すると詰め込み防止になります。また家族で使う場合、衣類の丈などが異なるので、引き出し別に個人分け収納もいいですね。
個人別にゾーン分けをして探しやすく
使う人別にゾーン分けするメリットは、それぞれ収納できるスペースがはっきり区分けできることです。このスペースに入る分だけと考えれば、不要に衣類が増えることを防ぐことができます。また、引き出しに衣類の種類別にしまっておくことで、服を取り出すときにすぐ探しやすくなりますし、収納力もアップします。
使う人に合わせて出し入れしやすく工夫
こども部屋のクローゼットは、こどもが自分で出し入れできる工夫が必要です。こちらのユーザーさんは、シーズンごとに段分けしてハンガー掛けにし、こどもが一番取りやすい段に、今シーズンのものを吊るすようにしています。これなら、お子さんも出し入れしやすいですし、持っている服を一目で見渡せて選びやすいですね。
何をメインにしたいかを考えてゾーン分け
クローゼットは衣類だけをしまうとは限りません。帽子やバッグ、アクセサリー、小物も一か所にまとめたい方もいます。こちらのユーザーさんは、クローゼットの中に専用棚を作って、お気に入りのバッグを見せる収納にしています。アウターは吊るして衣類はケースにしまうなど、ゾーン分けしているので分かりやすいですね。
仕切りアイテムを活用して収納力をアップ
クローゼットは可動棚が多いですが、そのまま積み重ねていくとたくさん詰め込んでしまって、下の方の衣類を取り出しづらくなったりしますよね。引き出しにしても、下の衣類を取り出すにはひと手間かかります。そこで、仕切りアイテムを活用し、衣類を取り出しやすくしつつ、収納力をアップさせている実例をご紹介します。
引き出しINボックスで仕切って見やすく
こども服や丈の違う衣類は、そのまま平積みにすると雑然としてしまいます。そこで、引き出しの中に小さなプラスチックケースを複数入れ、仕切りとして活用すると、衣類を立てても倒れません。また、衣類を取り出した後も、ほかの衣類が崩れることもなく上から見渡せるので、探したい衣類もすぐに見つかります。
ファイルボックスは書類以外にも使える
クローゼットの棚を活用するのでしたら、ぜひ、立てる収納を試してみてください。ファイルボックスを使えば、そのままでは自立できないボトムスも、立てる収納ができます。ファイルボックスを複数並べて、分類ごとにボトムスを並べれば、まるで、ショップのディスプレイのように統一感が生まれ、すっきりと見えます。
書類トレイを使ってスリムなボトムス収納
クローゼットの棚も見やすく、デッドスペースをなくすことができます。こちらは、さきほどと同じユーザーさんですが、書類トレイの特徴を活かして、何段も積み重ねてボトムスを保管しています。こうすれば、ひとつひとつ取り出しも簡単で全体を把握しやすいので、ボトムスの紛失や忘失も防げますよ。
デッドスペースを小物収納スペースにする
クローゼットをまんべんなく活用したいと思っても、実際には、コーナー部分や収納ケース横、壁面や上部の棚など、デッドスペースが生まれてしまうものです。そんなデッドスペースを上手に活用して、少しでも見やすく、取り出しやすいスペースになるよう努力されている、ユーザーさんの実例をご紹介します。
盲点だった扉裏も使い方しだいで便利に
クローゼットに扉がある場合は、扉裏も使い方しだいで、身支度を効率よくできる造りにできます。たとえば、ベルトは衣類を取り出す際に、引っかかったり落としてしまったりと、しまう場所に困るアイテムです。そこで、ベルトを専用のベルト掛けにまとめ、それを扉裏に設置すれば、ノンストレスでベルトを出し入れできます。
マルチに使える収納スペースを作ってみる
ベルトだけではなく、ネクタイなどハンガーでは取り出しづらいアイテムは、すき間の壁面を使って、マルチラックを作ってみては。こちらのユーザーさんは、100均のディッシュスタンドを壁面に取り付け、出っぱりにネクタイやベルトをかけて使っています。こうすると、それぞれが絡まることも防げて分かりやすいです。
かさばる帽子を見やすく収納してみる
一般的には、天井付近の上段というのはシーズンオフの衣類や季節ものアイテムをボックスなどに入れて置くことが多いですよね。帽子を多くお持ちの方はぜひ、天井付近につっぱり棒を設置し、引っかけるワイヤークリップで帽子をディスプレイしてみてはいかがでしょうか。
限られたクローゼットのスペースを、どのようにしたら収納量をアップできるかは悩みのタネですが、アイデアしだいで、今よりもっと使いやすくできるんですね。ぜひ、皆さんのお宅でも試してみてください。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「クローゼット収納 狭い」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!