「アンティークとシンプル。優雅に時間を楽しむ郊外暮らし」 by laurelさん

「アンティークとシンプル。優雅に時間を楽しむ郊外暮らし」 by laurelさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、本当に北仏の郊外にいるような世界観を楽しませてくれる住まいづくりをされているlaurelさんと、そのお宅にフォーカスします。ご自身で買い付けているアンティークアイテムや、こだわりの間取りにも注目してみてください。

今回ご紹介するのはこの方です!

昨年の12月、息子たちが住む横浜から、富士山と八ヶ岳が見える清里高原に引越して来ました。 前の家では、アンティークショップをしていました。海外のアンティークショーから、自分が好きだと思えるものを買い付けて販売していましたが、これからは自分の生活の中でそれらを使い、活かしていきたいです。 家の外観は、ハウスメーカーのHPにあった北フランスの家がモデルで、間取りはほぼ自分の設計通りです。住んでから、いろいろと反省点が出てきましたが……。

空気感で物語る、北仏風の住まい

アーチが誘う、夢のような空間

laurelさんは北仏スタイルの2階建てのお家で、清里高原の景色を楽しみながらひとり暮らしを満喫されています。どことなく、懐かしい物語の世界を思わせる住まいの外観は、見ているだけでワクワクと胸が高鳴ります。まずは玄関を入り、気になる円錐屋根の空間へ。

迎えてくれるのは、キッチンへと続くアーチの開口です。優しい白ベースの爽やかな空間、レンガ調のタイル、ディティールの曲線が醸し出す優雅な雰囲気……まるで、アンティークのドールハウスがそのまま大きくなったようなコーディネートは、外観から抱いた期待を決して裏切りません。

そして、キッチンと正面に広がるダイニングには、円錐屋根の空間ならではの魅力がたっぷり詰まっています。最大の特徴は、その独特の形状で、より高く開放感を演出する勾配天井。ダイナミックに梁現しにすることで、素朴な親しみやすさを漂わせているのが印象的です。また、丸みを帯びた壁は、包み込むような安心感を与えてくれます。3つ並ぶ窓からの景色も、それぞれに絵画のようで素敵ですね。

シャビーシックなリビングと寝室

こちらは、玄関を挟み、ダイニング・キッチンと反対側に伸びるリビングです。白を基調に、スモーキーな水色を差し込んだシャビーシック系のインテリアでコーディネートされています。リラックス感のあるシンプルなインテリアに、そっと彩りと装飾性をプラスするのは、天井から垂れるペンダントライト。色違いのガラスシェードは、軽やかに踊る女の子のスカートのようで、品のよい愛らしさを感じさせてくれます。ちなみに、このペンダントライトたちは、清里高原に移住される以前に営まれていた、アンティークショップで販売していたものだそうです。

リビングから扉一枚でつながる寝室は、アトリエ兼用の広々とした空間です。こちらも、シャビーシックな雰囲気と、アンティークアイテムが手を取り合った趣のあるコーディネートでまとめられています。こだわりのアンティークアイテムやレースが自然と並ぶ様子は楽し気で、laurelさんの優雅で充実した日々を垣間見たような気がします。

有用性に宿る美を愛でながら

laurelさんは、シェーカースタイルの精神にシンパシーを感じていると話してくれました。シェーカースタイルとは、18世紀ごろ少人数でアメリカに渡った、キリスト教の分派「シェーカー教徒」の、質素と自給自足を基本とした営みから生まれた様式です。有用性の中に美を見出す、素朴で温かみのあるスタイルであるため、シンプルやナチュラルなインテリアを好む方の中には、自然と宿っている精神ではないでしょうか。

そんなlaurelさんの住まいのお気に入りは、『階段の踊り場の窓』だと言います。『柔らかな光が、ウォールライトの青いステントグラスを通してガラスに透き通った模様をつくる時が好きです。』なるほど、装飾ではなく、そこにあるものが相乗してつくり出す時間の美しさを愛でる、この精神こそが、シンプルに丁寧に暮らしを楽しむ心髄と言えるのかもしれません。

また、2階ゲストルームのドーマー窓周辺の空気感もお気に入りなのだそうです。『遠くまで見晴らしの良い眺め、斜めの壁が織りなす光と影の雰囲気が好きです』こう、laurelさんは語ります。こちらもやはり、装飾性ではなく暮らしに当たり前に必要な、窓や壁が自然とつくり出す美です。laurelさんは、使うもの、必要なもの、役立つもの、こうした有用性を丁寧に選び、シンプルに暮らしていました。でも、その暮らしは優雅で、美しく豊かです。素敵だと思いませんか?laurelさんの住まいづくりは、きっと今後も気づきや学びを多く与えてくれるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。

laurelさん邸の間取り図

laurelさん宅は、2階建ての2LDKです。特徴的な外観からも分かるように、独特の間取りがとられています。円錐形の屋根のある空間は、独立した雰囲気のある開放的なダイニング・キッチン。同じく1階の反対側には、ゆったりとリビングや寝室、その他の水回りがレイアウトされています。吹き抜けの多い2階は、屋根裏のような心地よさが魅力のゲストルームのみとシンプルなのも特徴。外観・間取り・インテリア、どれをとってもついつい一気に読み進めてしまう小説や物語にある、ワクワク感が満ち溢れています。

laurelさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

laurelさん

アンティークやカントリー、シャビーシック、シンプルといった要素をミックスしています。 北仏系の家ですが、精神的にはシェーカースタイルのシンプルさが好きで、装飾過多にならないよう気を付けています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

laurelさん

特に好きなブランドはなく、自分の思い描いているものをインターネットやそのショップで探します。 ちなみに、使用している食器やキッチンツール、アンティークレースなどは、自分でショップをしていた頃に海外のアンティークショーで買付けて来たものです。 横浜に帰った時はIKEAやニトリ、100均にも行きます。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

laurelさん

モビリグランデのリネンソファです。 座りやすくて、何をするにもここが自分の定位置になってしまいました。 また、楽天で買ったアイアンのソファーベッドもお気に入り。 座面(寝るところ)の引出し加減で、ゆったり座れるし、寝転んでも気持ち良いです。ゲスト用のベッドとしても重宝しています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

laurelさん

ガーデニングです。 庭の工事が終わったら、野菜を自然農法で育てたいと考えています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

laurelさん

RoomClipで皆様のすごい木工作品を見て、刺激を受けています。 庭にデッキが完成したら、私も自分で多肉用に屋根付き棚をつくりたいなと思っています。

laurelさんのお部屋ギャラリー

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laurelさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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