本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は都内の1Kで、愛らしさと上品さを併せ持つナチュラルモダンなインテリアを楽しまれているkaoroomさんに、お部屋づくりのこだわりやコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
在宅ワークが続いていることもあり、長年暮らした実家を出て初めてのひとり暮らしをスタートさせたばかりです。子供部屋の延長を脱出し、自分がいいと思える家具や小物を少しづつ集めていきたいと思います。引っ越しを機にインテリアに目覚め、お財布のひもが緩み中……。
お住まい
- お住まいの地域: 東京都
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 25m2
- 家賃: 9万円台
- この家に住む人: わたし
- ご職業: 会社員
- 趣味: 散歩、ヨガ、映画鑑賞、スパイスカレー作り
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「以前この町を訪れた時に、穏やかで賑わいのある雰囲気がとても気に入って、いつか住みたいなと思っていました。そのため、物件探しではピンポイントでサーチしたんです。当時はまだ退去前のお部屋だったので、不動産情報だけで仮押さえしてしまいましたが、実際に内見してみると、日当たりがよく明るいお部屋。想像以上に良かったです。」
お部屋のこだわりを教えてください
「心地よく、健やかな気持ちで過ごせる部屋がテーマです。ひとり暮らしでも、きちんと食べたり休んだり仕事したり、メリハリのある生活を目指したくて、目的に応じてスペースを分けてレイアウトしました。あまり多くのものを置けないので、食器や家具も長い目で見て使い続けられるかどうかを大切に選んでいます。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「ダイニング兼デスクに合わせたソファーです。在宅ワークが続いているので、デスクワークもできるようダイニングテーブルを置いています。片方にはデスク用のチェア、もう片方にはベンチソファーを置いて、仕事も食事もダラダラもここで。ひじ掛けのないコンパクトなソファーは、出入りも楽々です。」
可愛くし過ぎない、ナチュラルモダン【ここがポイント!僕&私の工夫】
①無垢の温もりと機能美のある家具選び
「家具は、機能性と木のぬくもりを兼ね備えたものを選ぶようにしています。北欧テイストなインテリアが好きですが、可愛らしくなり過ぎてしまうのもちょっと……。そこで、無垢材の雰囲気を取り入れつつ、機能性を重視したスマート家具を組み合わせることで、シンプルでモダンな印象を持たせてみました。
お気に入りは、伸長式のオープンシェルフです。スペースを分けるため部屋の真ん中に置き、背板のない棚には頻繁に使うものを入れて、両側から出し入れできるようにしています。」
②統一感のあるカラーコーディネートでスッキリと
「コーディネートで意識しているのは、空間ごとに統一感のある色合いをつくることです。居室は無垢材の家具と白いフローリングに合わせて、カーテンやベットカバー、ソファーにルームシューズまでグレーに統一しました。アクセントカラーには、もともとの持ちものに多かったラベンダーとくすみピンクを使うようにしています。反対に、洗面所は清潔感を感じさせるホワイト×ブルーでコーディネート。はじめに色を決めると、タオルなどのちょっとした買いものも迷わずにすむので良いですね。」
③見ているだけでハッピーになれる、癒しの小物たち
「見せる収納が多いので、あまりものは増やしたいとは思いません。でも、あえてデザイン性の高い小物を置くことで、部屋全体のおしゃれ感を高めつつ、日々の中でふと目に入るとほっこりする癒し効果が得られます。今の時期は、クリスマスに向けてキャンドルやゴールドの小物を増やしているところです!」
④気持ちを鎮めてくれるグリーンたち
「実家から株分けしてきたパキラやモンステラなど、室内に置ける観葉植物を育てています。まだまだ増やしていきたいなぁと妄想中です。」
⑤コンパクトに収納できるお気に入りの器たち
「もともと陶器やガラスが大好きで、少しずつ集めています。食器を置けるスペースが少ないので、スタッキングできるマグカップやグラスはとても便利です。こうして並べてみると、ブルーの食器が多いですね(笑)真っ白なお皿より、土の雰囲気も感じられて、きれいな釉薬のかかったお皿に盛る方が、お料理がおいしく見える気がします。来年は陶器市に行ってたくさん買い込みたい!」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
みんな大好き『猫のしっぽ』が付いたロボットクッションです。本体の丸い部分に触覚センサーが内蔵されていて、撫でるとしっぽを振り振りします。面白いコンセプトですが、デザインはシンプルで、いつまででも触っていられる癒しクッションです(笑)
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「おしゃれなイラストや写真のポスターを並べて飾ってみたり、ちょっと変わった掛け時計をかけてみたり、壁のデコレーションに取り組みたいです!」
お話をお伺いして
居室の中心にオープンシェルフを置くことで、見通しと動線の快適性にも配慮したゾーニングをしているのがkaoroomさんのレイアウトの特徴です。ベッドスペースと日常生活のあれこれをするスペースが心地よく分かれているので、メリハリのある充実した暮らしを楽しめそう。また、日当たりの良いお部屋の雰囲気に合う、ナチュラルかつシンプルなインテリアづくりも素敵でした。
kaoroomさんのコーディネートは、上品な愛らしさがあります。でも、決して甘過ぎることはなく、凛とした落ち着きを秘めているのが魅力的。心地よいレイアウトづくりと、バランスの良いコーディネートのセンスを、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてください。
kaoroomさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!