「アートのように惹き付ける、美しくモダンなフロート×アイランドキッチン」 by qoolasさん

「アートのように惹き付ける、美しくモダンなフロート×アイランドキッチン」 by qoolasさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、モダンに洗練されたシックな空間づくりをされているqoolasさん宅の、凛とエッジの効いたキッチンをご紹介していきます。キッチンを絵になる眺めへと導くコツを、たっぷりお伺いすることができました。

2020年12月、一級建築士の夫が設計した新居に入居しました。園芸が趣味の夫、韓流ドラマとモダンリビングをこよなく愛する私、絵を描くことが大好きな息子+猫で暮らしています。未完成な外構を家族で少しずつつくっている最中です。

ひと目惚れを、夫婦で洗練していく

建築家のご主人の経験とテクニック、そしてqoolasさんの感性とセンスを丁寧に練り上げて完成したというお宅は、洗練された美しい空間です。キッチンもまた、無駄のないモダンアートのような佇まい。質感、艶感、照明の演出にディスプレイ……全てが最高のバランスになるよう研ぎ澄まされているから、いつまでも眺めていたくなります。まずは、こちらの素敵なキッチンとの出会いや、設計からのこだわりを教えていただきました。

qoolasさん

「丸みを帯びない、凛とした佇まいで一目惚れしたサンワカンパニーのキッチンを主役に、建築家の主人に設計してもらいました。キッチンにいるときも、外から眺めるときも、気分ごと洗練してくれるアイテムとカラーでコーディネートしました。」

キッチンを起点にした間取り

キッチンは家事の起点で暮らしの起点ですよね。さらに、ひと目惚れした美しさを引き出し、楽しむという意味でも、qoolasさんのご主人の設計は巧みです。LDKの中心にありながらも、アイランドスタイルだから動線や動作性も抜群ですね。さらに、バックヤードのようなパントリーが裏側に控えているのも使いやすさと、インテリア性を保つ秘訣ではないでしょうか。

ここからは、インテリアの中心にキッチンを据える上でのハードル『生活感をどうするか』の問題に応えてくれる、qoolasさん流の工夫やこだわりにフォーカスしていきます。これから家づくりをされるという方はもちろん、キッチンだけインテリアづくりがうまくいかない……とお悩みの方も必見のアイデアやアドバイスをお伺いすることができました。

キーワード1 フロートタイプだから、圧迫感がない

qoolasさん

「我が家のキッチンは、宙に浮かんでいるように見えるフロートタイプです。存在感のあるアイランドキッチンも、これなら圧迫感を抑えられるのではと思い選びました。とても気に入っているポイントです。料理の時間が楽しくなりました。」

キーワード2 雰囲気に溶け込む、様になるアイテムを選ぶ

qoolasさん

「ひと目惚れのキッチンを家の中心に置きました。キッチン自体の美しさを楽しめるように、家電やツールも『その中にあって様になること』を基準に選らんでいるんです。特に、見える場所に置くものは、トーンを揃えることにこだわっています。そうすることで、全体の眺めに自然と溶け込みつつ、洗練度を高められているかなと思います。」

キーワード3 不足した機能は、周辺環境で補う

qoolasさん

「床は、モダンな印象とお手入れのしやすさを兼ね備えたタイル敷きです。キッチンが映えるようにという思いも込めて、1階の床のほとんどにこのタイルを採用しています。そのため、シームレスに空間が続いていく感覚があるのも我が家のポイント。ただキッチンで言うと、全体としては機能性よりビジュアル重視にしたため、収納などの実用性がそこまで高くありません。その分、冷蔵庫置き場を別に設けたり、キッチン裏に大容量のパントリーをつくったりと、周辺のレイアウトでカバーしています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

qoolasさん

「夫の好きなように設計してくれれば良いと思っていましたが、ショールームでひと目惚れしたこちらのキッチンだけは、どうしても譲れませんでした。結果的に、こちらのキッチンを設置するための設計に。そうした思い入れの末に完成した我が家は、本当に心地良い空間です。『譲れないものや事柄は、臆することなく伝える!』自分らしさを表現するには、これが大切なんだと実感しています。」

まとめ: 味わう、佇まいの美しさ

家の中心にひと目惚れしたものを置く、素敵ですね。毎日使う場所、いつも目に入る場所にそれがある幸せは、想像に難くありません。qoolasさんご夫婦は力を合わせて、『ひと目惚れ』をさらに洗練し、暮らしの中でより美しく映えるように研ぎ澄ましていました。設計の妙、コーディネートのこだわり、そして眺めから巧みに生活感をオフしつつも、使いやすさを損なわないパントリーのレイアウト……あらゆる快適さに配慮があるのがお見事です。

設計やインテリアのプロが身近にいるという方は、多くはないと思います。だからこそ、テクニックとセンス、柔軟な発想力を持ち合わせたqoolasさんご夫婦のキッチンづくりは見逃せません。ぜひ、ずっと眺めていたくなるキッチンへと導く参考にしてみてください。


qoolasさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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