「異動になったのを機にアパートを探すことになりました。家具や家電になるべくお金を使いたくなかったので、レオパレスに絞って人事に物件を探していただきました。その中で会社に近く、良さそうな間取りに見えたのがこの部屋です。部屋の中は鍵をもらってから初めて見ました。」

「無印良品・北欧・昭和レトロ・アメリカン風ブリキ看板・ピアノ・お酒など、ジャンルを問わないバラバラなテイストの自分が好きなものを、ひと部屋にギュっと詰め込みました。家具や家電になるべくお金を使いたくなかったのでレオパレスにしましたが、ここぞという快適にしたい場所にはお金をかけました。座る場所はカリモク60のDチェア、寝る場所はエアウィーヴのSライン、浴室ではマイトレックスのシャワーヘッドを使っています。」

「ベッドです。寝てます（笑）寝るのが好きなのでマットレスは質の良いものにしました。厚さ7cmくらいのエアウィーヴのSラインを使っています。腰痛も改善して大満足です。エアウィーヴの下はカビ防止対策として、全てニトリで買った『すのこ』と『湿度調整シート』と『敷き布団』の三層構造にしてあります。」

「キッチンの扉の色が赤に近いオレンジ色だったので、部屋全体を調和させるためにアクセントカラーをその色に合わせました。美術監督の種田陽平さんが赤と緑で作る、どこの国かわからない東洋っぽい雰囲気に憧れて、緑もアクセントカラーとして意識して取り入れています。」

「雑貨や日用品などは、好きなお店や憧れのホテルをイメージして配置しています。キッチンではなく部屋の中にトースターやポットを違和感なく置きたいと参考にしたのは、蔦屋家電やTODAY'S SPECIAL、エースホテル京都で作られる空間。ちなみに、キッチン家電を部屋の中に置いているのは、コンセントの数や位置、スペースの関係でそうせざるを得なかったからです。家としては『ナシ』かもしれませんが、お店やホテルだとしたら『アリ』かなぁということで、こんな感じになりました。」

「家具は動かしやすいものを選びました。掃除やアイロン掛けがしやすいように、また毎朝10分間NHKのテレビ体操をするのがルーティンなので、やりたいことに合ったスペースを作りやすくしています。キャスターがついているワゴンやスタッキングできるスツールは、部屋を広く使うこともできるので便利です。」

「クローゼットの上棚やベッドの上の飾り棚といった、ちょっとした空間にはお気に入りのものを目につくように並べています。眺めながらご飯やお酒を美味しくいただくのが、至福の時間です（笑）」

「部屋づくりの中で一番難しかったのが、レオパレス特有の作り付け家具の雰囲気でした。本当はシンプルなコーディネートの方が得意なのですが、シンプルにすると作り付けの家具の雰囲気が目立ってしまう。それならいっそ派手な色や柄を取り入れて、そっちに目が行くようにしてしまえっ！ということでこんな部屋になりました。誤魔化せてますか？（笑）」

「本当はシンプルなコーディネートの方が得意な私が、派手な色や柄を取り入れてこんな部屋にしてしまったこと自体が挑戦でしたので、これ以上挑戦したくはないのですが……（笑）面倒くさいことはしたくないタイプなので、この部屋も『置く・並べる・貼る』だけでできています。これからもあまり肩ひじ張らずにゆる～く部屋づくりができたらいいなぁと思っています。」