「眺めを楽しみながら、スムーズに家事ができるキッチン」 by roenさん

「眺めを楽しみながら、スムーズに家事ができるキッチン」 by roenさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回キッチンづくりのお話を伺ったのは、アートやデザイン、そして素材の趣きを楽しむインテリアづくりをされているroenさんです。キッチンを快適な場所にする工夫、家事をストレスなくスムーズに行うアイデアなどをたっぷりと教えていただきました♪

2019年に注文住宅のモデルハウスの内覧で、立地含めひと目惚れをし購入しました。小さな3LDKで、私達夫婦からその孫2人までの6人で暮らしています。小学生の頃より空間デザイナーに憧れを持ち、デザインの専門学校に入りましたが、若気の至りから途中挫折。きちんと卒業をし好きな仕事に就いていたら……もっとセンスが磨かれていたんだろうと強い後悔から、いまだにタラレバを言い続けています。

気持ちがスッとのる家事スペース

優しい色合い、ヴィンテージな風合い、際立つアート、roenさん宅はひとつひとつ光を放つエッセンスがバランスよく溶け合っています。その結果、ここでしか出会えない空間、ここでしか味わえない雰囲気がつくり出されているのが素敵なところ。今回拝見させていただくキッチンも、そうしたインテリアの中に自然とありました。まずは、家づくりやキッチンづくりにおいてのこだわりや大切にしていることをお伺いしました。

roenさん

「キッチンや家全体のスタイルは特に決めていないんです。掃除が苦手なので『ストレスなく掃除ができるか』を基本に家づくりを考えています。なのでキッチンでのこだわりは、キッチンツールを使ったら元の場所に戻すこと、戻しやすいことですね。リビング全体とキッチンの雰囲気に差が出過ぎないように、色の系統を合わせるよう意識もしています。あとアートが大好きなので、キッチンに立っていても絵が見えるよう、色々な場所にお気に入りを飾りました。家事に気が乗らないときも、音楽と共にアートたちが気持ちのスイッチを切替えてくれます。」

次の動作の選択肢が多いスタイル

なるほど、まず『ストレスをなくす』ことを大切にされているんですね。間取り図から見えてくる、動線美にもその秘訣はありそう。リビングを見通せる対面スタイルのキッチンは、シンク下にも背面にも収納が充実しているから、テレビや家族を眺めながら料理も後片付けもスイスイ。さらにキッチン奥からはダイレクトに洗面室にアクセスできるので、一日を通した家事全体の流れもスムーズにいくよう計算されていることが分かります。キッチンに立っていると、続々とやりたいことや次にしなくてはいけないことが現れるものだから、こうした次の動作の選択肢が多い間取りは、日々に頼もしく寄り添ってくれるように感じます。

ここからは、そんな家事動線の心地よさに上乗せして気分を上げてくれる、roenさんとっておきのポイントに注目していきましょう。『キッチンに立ってもスイッチが入らない日もあるんだよな……』という方は特に必見です。

キーワード1 広くて使いやすいブラックのワークトップ

roenさん

「遊びに来る友人たちが、キッチンを見ると褒めてくれるんです(笑)RoomClipに投稿した際も、天板などを褒めていただきました。ワークトップを以前住んでいた家のそれより少し広くしたので料理がしやすかったり、ブラックだから汚れが目立ちにくかったりするのが私としては気に入っています。主人や娘たちとワイワイしながら、一緒にキッチンに立つこともできますよ。」

キーワード2 リメイクシートでアップデートした、キッチンボード背面

roenさん

「現在使っているキッチンボードは至って普通です。そんなボード背面の白が実はずっと気になっていて、100均のリメイクシートを貼ることに。雰囲気がガラリと変わり、周りのカゴなどとも馴染みが良く、挑戦した甲斐がありました。でも欲を言えば、どうしても欲しいと思っている木製のキッチンボードに変えたいところ(笑)ただ、こちらもまだまだ使えるので、雑貨や容器などで好みを取り入れながら大切にしたいと思っています。いつか憧れのキッチンボードを購入する日を夢に見ながら……。」

キーワード3 最高の家事動線と家族を近くに感じるカタチ

roenさん

「我が家のキッチンは、振り向けば食器を片付けられる近距離動線です。キッチン横のドアを開けたら洗面所なので、お料理の合間に3歩くらい歩けば洗濯機のところへも行けちゃいます。その流れでバルコニーへ出られるので、横着な私には最高の家事動線。キッチンからは、あちらこちらで寛ぐ家族の様子もよく見えます。一緒に暮らしている孫2人のイタズラも丸見えです。みんなの笑顔がいつも見えるこのキッチンのつくりにして良かったと、日々実感しています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

roenさん

「私がアドバイスなんて、偉そうに言えることは特にないのですが……。そうですね、強いて言うのであれば、色々な方のインテリアや専門の方のアドバイスを参考にするのはやはり良いと思います。その中でもRoomClipは、参考になる情報やアイデアがとても多いです。そのうえで一番は『自分が好きなもの』を大切にすることかもしれません。それらを取り入れてつくるキッチンは、当然大好きなキッチンになるはずなので。」

まとめ: 視線の先に満足を

roenさんのキッチンは、すっきりと整っていて、カッコよく、機能的でした。そこに込められているのは、家族と自分の日々に不可欠な家事を楽しみたい、という気持ちなのかもしれません。そう感じるのは、roenさんのつくるキッチンではいつも視線の先にお気に入りやあたたかい眺めがあるから。さらに動作のスピードに家の構造が追い付いてくれるから。

例えばキッチンで作業をして、片付けをしてというとき、ワークトップや収納の色・デザインは必ず目に入ります。すいっと手を伸ばしたら収納できる、調理中に洗濯が終わった音に気が付いてすぐ動ける距離感は、毎日の繰り返しで当たり前になるかもしれないけれど、なんとも心地良く贅沢な当たり前ではないでしょうか。キッチンにいること、キッチンですることを少しも苦にしない工夫があふれるroenさんのアイデアたち、ぜひ参考にしてみてください。


roenさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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