RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は北欧のエッセンスを取り入れながら、さっぱりとナチュラルな暮らしづくりをされているpannaさん宅のキッチンをご紹介します。シンプルに保つ工夫や快適にこだわった配置など、たっぷりとお伺いすることができました。

pannaさん

昨年新築した平屋住宅に、夫婦と高校生の娘の3人暮らしです。家族が心地よく暮らせるよう、すっきりシンプルなインテリアを目指してます。お家でゆったり過ごす時間が大好きで、最近はガーデニングに挑戦中です。

ゾーニングの工夫と効率の良い家事動線

pannaさん宅は、くつろぎ方の選択肢が多いシンプルでゆったりとした空間です。生活のごちゃつきを見せないスタイルを、キッチンでもしっかりと貫いているのが特徴的。どうしても生活感が集中する場所なのに、どのようにしてここまでのすっきり感を実現し、保たれているのでしょう。まずはその秘訣となる、キッチンづくりの工夫とこだわりから教えていただきました。

pannaさん

「まず、作業中の手元を隠したかったので、リビング側から見えないように腰壁を立ち上げているんです。家電は黒で統一することで、グレー系のキッチンと馴染ませました。また、下がり天井にしてリビング側と区分けしているのもポイント。キッチンの後ろをその他の水まわりにした、家事効率の良い間取りも気に入っています。」

生活感は延長線上にあるパントリーへ

なるほど、シンプルさの中にもゾーニングのこだわりや収納のアイデアが詰まっているんですね！特に、キッチンの奥につながっているパントリーの存在は、pannaさん宅のキッチンの『すっきり感』にとっては重要な存在だと感じます。つながっているから、生活感を視界からオフしても使い勝手に差し支えないというのがうれしいところではないでしょうか。その他の水まわりとの関わりも、日々の家事をスムーズにこなしていくには理想的です。

そしてここからは、pannaさんにお伺いしたキッチンの見どころに注目しながら、素敵なキッチンを保つコツやキッチンを楽しむアイデアを紐解いていきます。『シンプルにしたいけれど、味気なくはしたくない』と悩む方は特に必見です。

キーワード1 明るくすっきりとした空間

pannaさん

「天板の上には物を置かず、すべてしまってます。普段から物を増やさないように心がけてもいます。パントリーには、生ごみ処理機やごみ箱、出番の少ない調理家電を置いています。高い場所に設置したFIX窓からの採光が心地よい、すっきりとした空間です。」

キーワード2 テイストは、白×グレー×黒の北欧モダン

pannaさん

「北欧風なインテリアが好きなので、キッチンも白×グレー×黒（家電）で北欧モダンを目指しました。いつかキッチン背面の壁に飾り棚を設置したくて、新築時に下地を入れてあります。シンプルにこのままでもいいかな……と思うこともあるのですが、おしゃれな雑貨などで飾ってみたい憧れも捨てきれません。」

キーワード3 アクセス重視で配置した冷蔵庫が便利

pannaさん

「シンクと調理台、ダイニングテーブル、どちらからもアクセスしやすい真ん中の位置に冷蔵庫を配置しています。調理する際はもちろんのこと、食事中に調味料や飲み物を取り出すにも冷蔵庫が近くて便利です。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

pannaさん

「これから家を建てる方は、ショールームで触ってみたり、操作を体験してみたりすることをおすすめします。例えば、換気扇のノーマルタイプと静音仕様タイプの音の違いを比べたり、タッチレス水栓の便利さを体験したりすると、実際の生活のイメージがしやすいですよ。」

まとめ： 暮らしやすさと見た目はバランスよく

pannaさん宅のキッチンは、シンプルですっきりとしています。一方で、お話を伺ってみると使い勝手も抜群。このふたつの共存、キッチンという場所では特に難しいのにです。

ポイントは、使いやすく暮らしやすい配置。そのうえで、収納性や生活感のオフ、色合いの統一といった見た目を整える工夫をしていくことで、すっきり使いやすい爽やかなキッチンは実現されていました。北欧モダンなインテリアだけでなく、レイアウトやパントリーの使い方といった生活に密着した部分まで真似したいポイントはたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。

pannaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！