「家族と家事の真ん中にある、インダストリアルで美しいキッチン」 by Sakkinさん

「家族と家事の真ん中にある、インダストリアルで美しいキッチン」 by Sakkinさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は静かで力強い素材の美しさを活かしながら、インダストリアルなテイストをモダンに洗練するSakkinさんに、キッチンづくりのこだわりや工夫をお伺いしていきます。

2024年5月に新築へ引っ越しました。夫、6歳と3歳の子どもたちと私の4人暮らしです。フルタイム共働きなので、家事ラクな間取りを採用。家のテイストは、インダストリアルを意識しています。インテリアが好きで、アイアンや木、テラコッタ、ステンレスのアイテムを集めがち。最近カメラで写真を撮りはじめました。

カフェ感のあるインダストリアルな空間

Sakkinさん宅のキッチンは、素材のあたたかな風合いとすっきり凛としたシェイプの組み合わせが絶妙な空間です。かっこよさの中に、力強さと繊細さを同時に感じられるのが素敵なところ。じっと眺めていても、飽きることのないアートのような雰囲気は、目も心もしっかりと奪っていきます。まずはそんなキッチンに仕上がっていくまでの物語を教えていただきました。

Sakkinさん

「キッチンはブラック×ウッドを基調に、黒板クロスやサブウェイタイルをあしらって、ブルックリンテイストな仕上がりにしました。住みはじめてから植物を吊るしたり、アートやウォールステッカーで装飾したりしたところ、カフェ風の雰囲気も出てきたように思います。」

家族と暮らしの真ん中にある、Ⅱ型キッチン

暮らしながらじっくりと育てているんですね♪お気に入りが増えたり、心地良く変わっていったりが自然に繰り返されてアップデートし続けるキッチンなら、きっといつも違う表情を見せてくれます。さらにSakkinさんのキッチンは、正面には2階へ続く階段、横目にはダイニングとリビング、そして反対にはその他の水まわりが続く快適な回遊動線の真ん中にあるのも特徴。家事や家族の暮らしの動きの真ん中で常に見られる場所だからこそ、どんどん洗練されていくのかもしれません。

ここからは気になるその洗練の仕方に注目しながら、Sakkinさんに教えていただいたとっておきの見どころをご紹介していきます。レイアウトの工夫から収納のアイデアまで、キッチンづくりの『知りたい!』が詰まっていますので、是非お見逃しなく。

キーワード1 理想の間取りを叶えてくれたグラフテクトのⅡ型キッチン

Sakkinさん

「縦長リビングに、シンクとコンロが分かれているⅡ型キッチンを縦向きに配置しています。そうすることで、ダイニングと横並びのキッチンにすることが叶いました。採用したのはグラフテクトのキッチンです。リビングの雰囲気とも馴染むオシャレなデザインに惹かれました。特に苦労したのは、下がり天井のクロス選び。吊り戸棚の木目と合わせたいとこだわったポイントです。」

キーワード2 生活感は隣接パントリーにすべてイン!

Sakkinさん

「生活感が出てしまう冷蔵庫、電子レンジ、ゴミ箱、ラップなどは、LDKから見えない位置にあるパントリーに置いています。アクセスしやすいよう、入り口に扉はあえて付けていません。パントリー横の壁にはマグネットを仕込んでいるから、壁付け収納が可能です。使うときも戻すときもサッとすむのが便利です。」

キーワード3 水まわりと繋がる家事ラクな回遊動線

Sakkinさん

「我が家はキッチンを含め、水まわりが繋がる回遊動線になっています。洗濯をしながら料理したり、子どものお風呂を見守りながらキッチンの片付けができるのが良いところ。キッチンの正面には階段があるので、朝食をつくりながら2階から降りて来た子どもたちに『おはよう』と言えるところも好きです。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

Sakkinさん

「私は料理はあまり好きではありませんが、お気に入りのテイストにしたことでキッチンに立つ時間が増えました。住みはじめてからでもインテリアや照明で雰囲気をガラッと変えることができるので、自分が好きなテイストを決めて、それに合うアイテム探しをぜひ楽しんで欲しいです。」

まとめ: キッチンを好きな場所にしていくコツ

どうしてもキッチンは家事の現場です。向かうのがしんどいな……という日だってあるものではないでしょうか。そういうときに限って、片付いていない様子が目に付くとさらにダメージを受けることもあるかもしれません。でも、Sakkinさんのようにキッチンにどんどん『お気に入り』の要素を加えて、思わず目が向き体が向かう場所にできたなら、すべてがひっくり返る気がします。

まずは、暮らしにとってよりよいレイアウトに。キッチンのスタイルもさることながら、間取り全体の動線計画もここでは重要です。次にデザインや仕様を整えたら、焦らずにゆっくり丁寧に好きを増やしていくのがSakkinさん流。そもそものごちゃつきを予防する生活感や雑多を見せないアイデア、限られたスペースで有意義に収納する工夫も秀逸でしたね♪真似したくなるヒントも新しい発想も、挙げ出したらきりがないほどたっぷり。これからお家づくりをされる方も、キッチンがイマイチ好きになれずお悩みの方もぜひ、参考にしてみてください。


Sakkinさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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