南部鉄器をご存知ですか?鉄瓶をはじめ、岩手県の伝統工芸品として、今では世界中に多くのファンを持つ、その名の通り「鉄」の器です。どっしりと重厚感がありますが、使い続けるほどに出てくる味わいや温もりは他にはありません。今回はそんな南部鉄器の中でも、特に人気のある鉄瓶をご紹介します。
伝統工芸品の魅力たっぷり
寒い寒い北国の古都、岩手県で受け継がれる伝統工芸品は、自然の鉄を使用した器です。シンプルなデザインですが、曲線が美しく、見ていると落ち着く黒色はインテリア性も抜群。もちろんずっと長く使っていただけます。岩手県の古いお家では、長年世代を経て大切にされてきた南部鉄瓶を見かけます。
南部鉄瓶ってこんなに素敵!
昔ながらの伝統的で、ちょっと無骨なデザインが素晴らしいのはもちろん、沸かしたお湯が冷めづらかったり、味がまろやかになったり......、実用品としても逸品です。また南部鉄瓶からは鉄が溶け出すので、鉄分摂取におすすめ!貧血をお持ちの方はぜひ使ってみてください。
美味しいお茶が飲める、急須
たくさんの茶器や古い箪笥が雰囲気を出して、南部鉄瓶と並ぶと、ちょっと特別な場所のように見えます。こちらの鉄瓶は「急須」。中がホーロー加工しているのが「急須」なんだそうです。昔からあるものより手入れがしやすいので、デザインが好きだからほしい!という方におすすめです。
昔ながらの囲炉裏に鉄瓶!
クツクツクツと鉄瓶の中でお湯の沸騰する音が聞こえるような、暖かく、ほっとできる空間ですね。お家の中に囲炉裏なんて羨ましい!家族の笑い声が聞こえてきそうです。
逆輸入!モダンな魅力に溢れています
IWACHU(岩鋳)とは、南部鉄器のメーカーの名前ですが、実は、海外では南部鉄瓶のことを指すのだそうです。海外に渡ってポップな色がつけられた南部鉄瓶は、パリの紅茶専門店やニューヨーク近代美術館のカフェで使われるなど大人気。カラフルに彩られた心華やぐ上品な姿は、お部屋のポイントになります。
美しい色が揃っています
もともとは輸出専用だった、カラーポットと呼ばれる色がつけられたもの。現在は日本でも大人気ですね。どの色も品があって、テーブル上を華やかに彩ってくれます。
夏にぴったり!ターコイズブルー
綺麗なターコイズブルーのカラーポットです。和にも洋にもあう色味ですね。パキっとした色でも上質に見えるのは、南部鉄瓶ならでは。意外なマリンテイストとの組み合わせが上手で、見習いたいアイディアです。
洗練された白
こちらは売切れが続く、「カモミール」というカラーポットです。白地に淡いゴールドがのぞく、上品なデザインです。ぷっくり、どっしり、可愛らしい!リビングなどに置いて見える収納で愛でてあげましょう。
どう取り入れる?南部鉄瓶の魅力
伝統工芸品だからといって、和にあわせて置くだけではもったいない!シンプルなデザインだからこそ、どんなインテリアにも似合います。
北欧×南部鉄瓶
寒いところ同士?!北欧インテリアとの相性がとても良いです。棚に置くと、まるで彫刻のような美しさですが、ここから美味しいお茶が入るとは嬉しいですね。
ナチュラル×南部鉄瓶
ナチュラルなカフェ風キッチンにも、ころんと置いた南部鉄瓶が似合います。意外な組み合わせですが、木のぬくもりと鉄があたたかで、昔からそこにあるかのような雰囲気が素敵ですね。
観葉植物×南部鉄瓶
真ん中に大切に置かれた南部鉄瓶と、観葉植物の生き生きとした緑が品よくまとまります。どっしりとした鉄瓶は多くのものが並ぶ棚の中で、全体の調和をとり、引き締めてくれます。
塩系・男前×南部鉄瓶
職人さんが1つ1つ丁寧に作った鉄瓶は、男前なインテリアにも合います。こだわりがあって、余裕のある人だから使える南部鉄瓶。ユーザーさんのように素敵な場所に置いて、末長く使ってください。
南部鉄瓶がお家にあると、「あぁ、丁寧な暮らしをされているんだろうなぁ」と思ってしまう不思議。美しい黒色や曲線、施されたデザインまでも愛しく、末永く大切に使い続けていきたい逸品ではないでしょうか。
RoomClipには、インテリア上級者の「南部鉄瓶 カラーポット」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!