天井からの照明だけでなく、床置きして使うフロアランプを上手に組み合わせることで、ムード満点のインテリアを作ることができます。大きく3つに分けることができる、フロアランプのお部屋に合わせた選び方や配置のコツなどを、インテリアが巧みなユーザーさんたちの実例アイデアを交えて、ご紹介します。
3つのタイプ別に見る、フロアランプの特徴と使い方
特別な配線を必要とせず、コンセントを差せばどこでも使うことができるフロアランプは、大きく3つのタイプに分けることができます。一般的には、トーチ型・スポットライト型・シェード型の3つです。デザイン的な見た目の違いのほかに、照明器具としての効果にも違いがある、タイプ別の特徴をご紹介していきましょう。
トーチ型は、天井を照らしてムードを高める
まず初めにご紹介するフロアランプは、アッパーライトとも呼ばれるトーチ型。シェードの上部から光が放出されるので、目に直接当たらずまぶしさを感じません。壁際に置いて、天井やお部屋をやわらかく照らす使い方がおすすめです。kinonkoさんは「flame(フレーム)」の「torch(トーチ)」を置いています。
スポットライト型はピンポイントで光を放つ
続いてご紹介するスポットライト型のフロアランプは、細いポールについた電球の角度を自由に変えることができます。hiyuaさんが選んだのは、IKEAのもの。スポットライト型は、光を通さない素材でシェードが作られている点がポイント。光を拡散せずに一方向に集中することができ、狭い範囲を直接照らしてくれます。
シェード型はホテルライクな演出におすすめ
アメリカ・カリフォルニアにお住まいの Nicole_CAさんは、テレビの横にホテルライクなシェード型のフロアランプを設置しています。背が高いフロアランプですが、釣鐘のようなシェードがシンプルなデザインなので圧迫感はありません。黒のポールが、ヴィンテージな雰囲気の古材を使ったボックスとなじんでいます。
デザインにこだわった、見た目良しなフロアランプ
フロアランプを選ぶときのポイントは、スタイルだけではありません。もう1つのポイントは、素材や色づかいも含めたデザイン性。明かりをつけたときの光の拡散の仕方をチェックするとともに、明かりをつけていない状態であっても、アート作品のように美しさを感じられるフロアランプをご紹介しましょう。
消灯時のたたずまいの美しさがムードを作る
tkさんの選んだフロアランプは、落ち着きのある木製のシェードが印象的な北欧風デザイン。ナチュラルなフローリングの色味と、白×黒×グレーのインテリアになじんでいますね。グッドルッキングなデザインのフロアランプは、消灯時のただずまいも美しさが際立ち、お部屋全体のイメージをアップしてくれるでしょう。
北欧風デザインが、優雅な印象を演出する
kko1208さんのベッドルームに置かれているフロアランプは、ノーブルスパーク社の北欧風デザイン。花びらが何枚も重なっているような、繊細で優雅なシェードはデザインの美しさのみならず、光をも美しく拡散してくれます。真っ白のシェードは、ポリプロピレン製。シルバーのスタンドとともに洗練された印象ですね。
世界的な建築家がデザインした美しいランプ
shonnさんが選んだフロアランプは、建築家フランク・ロイド・ライトが設計した「TALIESIN 2(タリアセン 2)」の復刻版。サイズの違うチェリー材のブロックと反射板の組み合わせが、光をやわらげ美しく拡散します。明かりをつけないときでも芸術性のあるフロアランプですね。
海外インテリア風のお部屋に変身させる
フロアランプをはじめとする間接照明の使い方のお手本としたいのが、海外インテリア。海外では天井照明だけでなく、お部屋のあちこちにフロアランプやテーブルランプを置いて、やわらかな明かりを演出します。シンプルで個性のあるフロアランプで海外のようなスタイルを楽しんでいるユーザーさんのアイデアをご紹介します。
弓型で、海外インテリアのような雰囲気に
makigonさんは、リビングに「Francfranc(フランフラン)」の「ビーゲンフロアランプ」をチョイス。海外インテリアでもよく目にするおしゃれな弓型のスタンドは、ソファの上から手元を照らしてくれます。白を基調としたシンプルなインテリアと、シルバーの細身のデザインがフィットしていますね。
ジグザグデザインが、北欧モダンにマッチする
フランス「Jielde(ジェルデ)」社のフロアランプがある、yurinさんのリビング。ジグザグになったポールはインテリアのアクセントになるばかりでなく、ランプのアングルをフレキシブルに調整できる機能美にあふれています。ミッドセンチュリースタイルのインテリアとともに、おしゃれな空間を演出していますね。
黒のスチールランプで、男前な雰囲気を作る
実際に海外に暮らしている方のリビングもご紹介しましょう。ドイツにお住いの jucom.deさんは、「Lambert(ランベール)」社のスタイリッシュな3アームランプをチョイス。黒のスチールで作られたフロアランプは、3つの照明がそれぞれ別のアングルに調整可能。お部屋のいろいろな場所を照らしてくれます。
複数のランプを使ったムード作りのアイデア
最後にご紹介したいのは、フロアランプをはじめとする複数のランプを組み合わせて作る、ムード満点のインテリア。背丈のあるデザインのものと背丈の低いランプを組み合わせて使うことで、拡散される光の高さや広さにも違いが生まれ、立体感が演出できます。
天井照明を消して、ランプでムードを満喫する
こちらは、天井照明をつけずに、フロアランプなど間接照明の光が作り出すムード満点な夜のリビングです。chieさんが「ニトリ」で選んだフロアランプは、シンプルなスポットライト型。ソファに向けて照らすことで、読書も可能な明るさになりますね。持ち運びもしやすいので、使いたい場所への移動も簡単です。
光が広がる方向を計算して配置しよう
piyohopさんのリビングにも複数のフロアランプが置かれています。背の高いグリーンの横に、木のポールと黒いシェードを組み合わせたものをセットし、光を上部から拡散しています。ソファのサイドには、「ジェルデ」を置いて、スポットライト風の光を演出。さらに、サイドテーブルにはテーブルランプもありますね。
ランプを壁際に置いて、光の反射を楽しんで
フロアランプをはじめとするさまざまな照明を壁際に置くことで、光が壁に反射し美しい陰影を生み出します。shinさんのリビングは、ダークブラウンの家具とたくさんのグリーン、そして複数の光の演出によって、アジアンリゾートのような雰囲気に。一日の疲れを癒すリラックスタイムにぴったりのムードが感じられます。
ムード満点のインテリアを作るための、フロアランプの選び方や配置の仕方をご紹介しました。フロアランプの形状や素材、デザインによって、光の広がり方は異なります。複数のフロアランプを上手に組み合わせて、やわらかな光を楽しんでみませんか。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「フロアランプ 間接照明」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!