「DIYを豊かに楽しむ、品よく気取らないプロバンスなキッチン」 by Ayanoさん

「DIYを豊かに楽しむ、品よく気取らないプロバンスなキッチン」 by Ayanoさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、フランス流の上品さと素朴さが溶け合う、プロバンス風インテリアで住まいをコーディネートされているAyanoさん宅の、ふわりとキュートさの漂うナチュラルなキッチンをご紹介します。

2016年に、プロヴァンス風のお家を建てました。漆喰と無垢材の自然素材の家にこだわりつつ、コスト削減のためにDIYを取り入れています。また、DIYは好きなので、家具作りや庭作りを頑張っています。RoomClipで素敵なインテリアを見ることが、毎日の楽しみです。

リメイクする楽しみがあるキッチン

素朴な木の質感と真っ白な壁のコントラストで、気持ちよく印象的なナチュラル空間を作り上げられているAyanoさん宅。キッチンも、そんなインテリアとリンクしたカラーバランスと質感コーデで、すっきりとプロバンス風に仕上げられています。また、ナチュラルさの中に、柔らかいマットゴールドのアクセントを持ったレディなペンダントライトが加わることで、気取らない高級感が演出されているのも魅力的です。フランスの洗練されたセンスと、南仏の素朴な田舎暮らし……相反する要素が不思議と溶け合うプロバンス風のスタイルが見事に再現されていますね。キッチンをつくる際には、どのようなことを意識され、またこだわられたのでしょうか?まずは、その辺りのお話からお伺いさせてください。

Ayanoさん

「我が家の家具や建具は、ほとんど木製です。木の温かみやリメイクのしやすさが好きなので、キッチンも木製にこだわりました。キッチンは、ウッドワンさんの無垢のシステムキッチンです。背面収納は大工さんの造作によるもの。キッチンも、ドアや床と同じステイン塗料で塗ることで、統一感を出しています。でも実は、白いキッチンが憧れなので、いずれ白く塗るつもりです。初めに茶色に塗っておくと、それを活かしたアンティーク風の塗装ができます。ステイン塗装の木目の雰囲気と、白の明るいキッチン。二度楽しめるように、まずはこの色にしました。」

一体感のある暮らしを楽しめる、オープンカウンター

Ayanoさん宅のキッチンは、畳の小上がりを含む、LDK全体を見通せるオープンカウンタースタイルです。インテリアやキッチンのコーディネートも、そんな一体感のある空間や暮らしに合わせて、色や素材がリンクさせていらっしゃるんですね。リメイクを視野に入れた、カラーリングのアイデアも素敵です。インテリアに溶け込む見通しの良いキッチンを作り出しているのは、こうしたリンクコーディネートだけではなく、生活感のなさにもあるように思えます。ここからは、Ayanoさん流のキッチンづくりのこだわりポイントと、収納の考え方についてさらに詳しく迫っていきます。スッキリとインテリア映えするキッチンにしたいという方だけでなく、『キッチンを家の中でも特にお気に入りの場所にしたい!』なんて方もチェックしてみてください。

キーワード1 ウッドカラーと白でまとまる、ナチュラルな雰囲気

Ayanoさん

「木材の茶色と白でナチュラルな雰囲気にしています。背面収納の天板とカウンターには、白のモザイクタイルを使いました。キッチンの中でも汚れにくい場所なので、目地の掃除も簡単です。また、ワインの木箱にキャスターをつけて収納を作ったり、かごを使ったりすることで、細かな部分まで茶色と白で統一しています。」

キーワード2 いつも家族といられる、暮らしがつながる間取り

Ayanoさん

「キッチンから、リビングや畳の小上がりなど全てが見渡せる間取りにしました。キッチンの横をダイニングにしたので、配膳も楽です。また、キッチンカウンターで勉強やパソコンをしている家族と、話をしながら料理を作ることもできます。一番良かったのは、キッチンからお庭の植物が見えることです。大好きな景色を眺めていると、苦手な料理や食器洗いも楽しくなります♪」

キーワード3 掃除のしやすい隠す収納でスッキリと

Ayanoさん

「掃除がしやすいように、我が家では隠す収納を意識しています。背面収納には、食器やストック品をスッキリ隠せますし、電子レンジやトースターは、リビングから見えない場所に置けるようにしました。また、あまり使わない家電は、小上がりの畳下に収納しています。ただ、最近は見せる収納にも憧れを抱くようになったので、いずれ挑戦してみたいと思っているところです。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

Ayanoさん

「本やRoomClipなどで、いろいろな写真を見て、自分の理想のイメージを固めることが大事だと思います。私も理想の写真をたくさん集めて、スクラップブックを作りました。変えたいけれど、何をしていいか分からないことも多いので、参考になるお家の写真を集めてみると、行動しやすくなるかな?と思います。」

まとめ: 変化を見据えた柔軟な発想

Ayanoさんのつくるプロバンス風のキッチンは、完成度は高いのに気取った感じがない雰囲気が魅力的です。そんな雰囲気づくりの裏側には、統一感を出すための細やかなこだわりやDIY、計算された隠す収納があったんですね。いずれする予定の塗り替えを見据え、その時に活かせるカラーリングをすることで、2度3度と住まいの味わいを楽しむ柔軟な発想もとても勉強になります。

住まいづくりにゴールはないのかもしれません。今好きなもの、今憧れているものが未来永劫変わらないなんてことはないのですから……。作り出すこと、変えていくことを楽しみ、憧れを終わらせないAyanoさんの進化するキッチンコーディネートのアイデア、ぜひ参考にしてみてください。


Ayanoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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