「暮らしの変化や老後も見据えた、ずっと使いやすい収納のつくり方」 by a.k.mamaさん

「暮らしの変化や老後も見据えた、ずっと使いやすい収納のつくり方」 by a.k.mamaさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、モダンかつナチュラルに落ち着いた雰囲気のインテリアづくりをされているa.k.mamaさんに収納のコツや工夫をお伺いしていきます。

今回教えてくれたユーザーさん♪

共働き3人家族。3年前に、ライブラリーと小下がり和室のあるマイホームを建てました。シンプルな中に可愛いエッセンスを取り入れるのが好きです。丁寧な暮らしからはほど遠いけれど、居心地がよくて掃除のしやすい『ズボラに優しい暮らし』を目指しています。休日前夜にライブラリーで読書するのが幸せです。

使う場所にしまう!がルール

a.k.mamaさん宅は、すっきりと落ち着いた雰囲気に整えられています。ほどよく余白を残すスタイリングは、リラックス感もたっぷり♪でも、こうした空間をつくるには陰ながら活躍する収納の充実が不可欠です。そこでまずは、a.k.mamaさんなりの収納ルールや大切に考えていることを教えていただきました。

a.k.mamaさん

「基本的に『使う場所に収納』をルールとしています。片付けるときには収納が分散する分、少し手間かな?とも思いますが、使うときその場にあるスムーズさを優先。この方がどこにしまってあるか家族にも分かりやすいようです。マイホームを建てる際には、この収納ルールに則って収納スペースを確保しました。」

なるほど、一箇所に集約するのではなく、必要な場所に分散させるスタイルなんですね。食事をするとき、着替えるとき、掃除をするとき、洗濯をするとき……暮らしの中にはさまざまな『〇〇するとき』があふれています。そのひとつひとつで、必要な物がそこにある快適を感じられると気分まで上がりそうです。

そしてここからは、a.k.mamaさんの具体的な収納メソッドをご紹介していきます。今の使いやすさだけでなく、これからの暮らしまで含め長い目で見た使い勝手の良さを考慮したアイデアは、きっと多くの方の収納計画や改革のヒントになるはず!さっそくチェックしていきましょう。

長い目で見た、使いやすさ重視の収納をつくるコツ3つ

その1 出し入れしやすい家の真ん中に蔵収納をつくる

a.k.mamaさん

「マイホーム計画に当たっては、収納スペースにこだわった間取りをよく見かけました。だいたい屋根裏やロフトがメイン。頻度の低い物だとしても、出し入れに手間がかかると感じました。それは、出しっぱなしに繋がるし、なにより老後が大変そうです。そこで、我が家の蔵収納は家の中心に近い位置に設置。結果、頻度の低い物はもちろん、出しっぱなしにしたくない掃除機などを収納する空間としても活用しています。」

その2 収納物や場所を問わず使える道具を使う

a.k.mamaさん

「整頓には、段数や幅のバリエーションが豊富で、使い勝手がいいカラーボックスを多用しています。家族や暮らしが変われば収納したい物も変わりますが、カラーボックスならその変化に臨機応変で、他の部屋で使いまわすこともできるのが一番の理由です。実際すでに、子供部屋の模様替えをしたら収納が足りなくなり、空いていたカラーボックスを引っ越しさせました。今の我が家では、同じ幅と段数のボックスで統一感を出しています。」

その3 住所を細かく決めず、余白もOK

a.k.mamaさん

「実際に生活してみると、整然と並んだボックスの規格に当てはまらない、大小長短さまざまな物が結構多いです。子どもがいるとさらにそれは増えました。なので、全ての物の住所を最初から細かに決めるのはやめました。暮らしの変化に対応するための余力ととらえて、棚に何もないスペースがあってもいいと思います。『絶対にここに収める!』と決め込むと、できなかったときに余計なストレスを感じることもあるので、気楽に考えることも大事かなと思います。我が家の余白は何があるかわかるくらいには並べていますが、現在雑然としています(^_^;)」

オススメの収納アイテム

ITEMニトリのカラーボックス
PRICE1,290円(税込)~

段数、幅、色のバリエーションがあって、家の雰囲気に合わせやすいです。組み合せて家具としても使えるなど、用途の幅も広いところが気に入っています。組み立ては簡単、お値段は良心的。たくさん必要な場合にもありがたいです。

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最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

a.k.mamaさん

「私自身も整理整頓は苦手な方です(^_^;)それでも、物の住所を決めるというのはやっぱり大事かなと思います。あとラベリングですね。ざっくりでも場所を決めて、ラベリングすると家族も自分でしまうようになります。『書いてあるでしょ!』と言えますし(笑)収納カゴなどを統一すると、キチンと感が出て片付いている感も高まるのでおすすめです。」

対応力の高い収納をつくろう

日々を送っていれば、物は増えます。そして、必要とする物がいつも同じとは限りません。ライフスタイルが変われば使う物も変わるし、好みが変われば日用品のデザインやサイズも変わります。だからa.k.mamaさんの『変化に強い収納術』は秀逸です。同時に、収納スペースの場所に対する考え方も素敵でした。

確かに、出し入れに手間と体力を擁する収納場所というのは持て余すもの。そういう場所にしまい込むものに限って、重かったり大きかったりするから厄介ですよね。家の低い場所、広い場所、アクセスしやすい場所に思い切って蔵収納をつくるのは、目からうろこでした。こんな風にたくさんの気づきをくれるa.k.mamaさんの収納と暮らしづくり、ぜひ引き続き参考にしてみてください。


a.k.mamaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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