昨今頻繁に取り上げられる社会的トピックとして、物価や電気代の高騰、地球温暖化や、地震・台風・豪雨などの自然災害の激甚化・頻発化などが挙げられます。 これらは、生活者の意識や日々の営みに影響を与え、ひいては中長期的な家づくりに対する価値観にも反映されます。
今回の記事では、RoomClipのビッグデータを踏まえて今求められている家づくりのテーマとして「断熱」「省エネ」「防災」にスポットを当て、SNSで注目されているアイデアを紹介します。【提供:三協立山株式会社】
「断熱」「省エネ」「防災」の検索推移からみる意識の変化

上図は、「断熱」「省エネ」「防災」それぞれのキーワードにおけるRoomClipでの検索率推移を表したものです。全体的に上昇傾向で、特に省エネと防災に関しては急速に関心が高まっていることがわかります。
SNSにおける住まいと暮らしのコミュニティでは、これらの課題に対してどんなアイデアが取り入れられているのでしょうか?RoomClipに集まった投稿からピックアップしてご紹介します。
「断熱」のアイデア
断熱といえばかつては寒さに対して行われるのが一般的でしたが、最近のRoomClipのデータを見ると夏も断熱に関連したキーワードを検索しているユーザーが増えています。多くの家庭で、寒さだけでなく暑さも住まいの困りごとになっていることが見て取れます。
寒気を入れない・冷気を逃さないための、窓対策
二重窓化してみました
夜、部屋に入った時のヒンヤリ感も激減
結露もなく快適です♪
ブラインドカーボという白い筋が入った
ポリカーボネートで目隠し兼内窓にしました
冷暖房を効率的に効かせる、室内対策
建具はアミス(三協アルミ)を採用。
最もポピュラーなのが窓まわりの対策です。後付けできる内窓の設置が効果的ですが、まずはDIYで手軽に取り組むユーザーも多いです。
ujimAさんはポリカーボネートの板を寝室の窓に貼り付けた様子を紹介しています。
政府や自治体による援助が行われる場合もありますが、燃料費の高騰は今もなお続いています。にも関わらず、酷暑と称される厳しい暑さが長く続く夏場は24時間エアコンをつけっぱなしという家庭も少なくありません。リビング階段にシェードを取り付けたり、lrikaさんのように室内建具を設置しエアコンの効率性を高めている様子も頻繁に見られます。
「省エネ」のアイデア
「断熱」でも触れた通り、昨今の生活者の関心事として燃料費の高騰が挙げられます。そこに物価高も加わり、省エネは生活費の節約にも直結するものとして、必要に迫られている家庭も少なくありません。サステナビリティを目指す政府や自治体による補助金制度の後押しもあり、エネルギーの使用を抑えるだけでなく自宅で作ったり効率的に活用したりといった、より発展的な対策も広がっています。
太陽光発電
太陽光発電をつけてます。
モニターを見て節電を意識する様になりました^_^
暑くて暑くて大変な日々ですが、太陽光発電が頑張ってくれてると暑さもちょっぴり我慢できそうです。笑
省エネ給湯器
自作のリモコン集約ボードに収まっているリモコンの内、左下のエコキュート(ヒートポンプ式電気給湯機)ですが、6月の電気代値上げでその扱い方に問題が発生。
深夜電力で沸き上げをするよりも、昼間の太陽光パネルの発電余剰分(=売電分)で沸き上げさせた方が節電できるケースが出てくるのです。
最新機種はどうなのか分かりませんが、わが家のエコキュートは古いので、沸き上げ時間を任意に変更することができません。
そこで実施したのは「時計ズラし作戦」
ただ、全部自家消費出来れば給湯にかかる電気代は丸々浮きますが、実際には雨も降るし曇りの日もあるので発電量が使用量を下まわる日もでてきますし、冬の北海道では殆ど発電しないので、11月から3月の間は時計は正しい時間に戻すしかありません。
今年傾向を掴んで、今後もう少し節約方法を確立したいと思います(笑)
RoomClipでは、フォトイベントというお題に沿った投稿を集める企画を定期的に実施しています。「省エネ対策」のテーマで投稿を呼びかけると、moguさんのようにソーラーパネルを使った太陽光発電や、knkmさんのように省エネ給湯器でエネルギーをつくっている様子を伝えるユーザーさんは少なくありません。
それらの投稿を詳しく覗いてみると、メーカーや機種に関する情報交換や、より効率的な使い方の共有などのコミュニケーションが活発に行われている場面も見かけます。最近では、蓄電していることで停電時に電源を確保できるという防災の観点でも注目されています。
「防災」のアイデア
激甚化する自然災害がたて続けに発生している近年、「防災」への意識はかつてないほど高まっていると言えるでしょう。冒頭で紹介したRoomClipのデータでもこのことは顕著に現れています。RoomClipでは、特に地震や台風・暴風の対策にまつわる投稿がよく見られます。
耐震性能を考慮した家づくり
4ヶ所
*玄関入ってすぐ
*キッチンパントリー
*お風呂場
心強い耐震ダンパー𖠿 𓈒𓏸𓐍家を守っておくれ〜〜(ㅅ´ ˘ `)三(´ ˘ `ㅅ)
耐風と防犯を兼ね備える、窓シャッター
RoomClipでは、新築の場面において建築途中の様子を伝える投稿は少なくありません。近年では、h_home.hさんの投稿のように耐震等級や耐震ダンパーなど、耐震性に言及する場面も度々見られるようになりました。
耐風対策としては、窓ガラスに貼るシートや養生などの一時的な対策の他、後付けで設置できる窓シャッターも人気です。窓シャッターは防犯対策としても効果的です。
“性能”と“デザイン”が兼ね備えられたものが求められている

最後に少し、視点を変えたお話しです。ここまで、家づくりの際に注視するべき3つのキーワードを紹介してきました。「断熱」「省エネ」「防災」を考慮した家づくりは、今後不可欠になってくることが予想されますが、その時、軽視できないのが性能だけでなくデザイン性の高さです。
上図は、RoomClip全体で付与されているタグに対して、インテリア・スタイル系のキーワードを含むタグが占める割合の推移を表したものです。
2018年までは右肩上がりの傾向でしたが、2018年以降はほぼ横ばいです。このことから分かるのは、インテリアやスタイルにこだわることは暮らしと住まいのコミュニティにおいてもはや一般的といっても過言ではないということです。
これは家具やインテリアだけでなく、窓や玄関ドアにおいても言えることで、性能はもちろん、デザイン面でも時代の空気やトレンドを捉えていることが、これからの家づくりでは必要不可欠な要素になっていくことでしょう。
これからの家づくりに対応した商品
三協アルミでは「これからの家づくり」に求められる要素を満たす、性能・デザインともに優れた商品が多数ラインナップしています。 中でも注目したいのは新商品の高断熱スリム窓「STINA(エスティナ)」と高断熱玄関ドア「プロノーバ2」です。
高断熱スリム窓「STINA(エスティナ)
「STINA(エスティナ)」は、従来のサッシに比べ、突合せ框が48mm(約1/3)、召合せ框が38mm(約2/3)という驚きの細さを実現。業界トップクラスのスリムフレームです。さらに、複層ガラスで断熱性能義務化レベルの「断熱等級6」に対応する高い断熱性を誇るため、省エネにもつながります。インテリア性への考慮からカラーバリエーションが豊富な点も魅力です。
高断熱玄関ドア/防火ドア「プロノーバ2」
「プロノーバ2」は、ZEH水準を上回る業界最高水準の断熱性能(断熱等性能等級7)を誇るだけでなく、床上浸水を想定した玄関ドア下端から200mmにおいて業界初の浸水防止性能Ws-3等級相当を確保。強風や突風時の急激なドアの開きによる衝突を防止する機能や、最大瞬間風速57m/秒に耐える耐風圧性能S-4等級※などを備え、防災力を追求したハイスペック玄関ドアです。
家づくりを検討中の方はぜひチェックしてみてください。