節分は、季節の変わり目である立春に豆まきをして、邪気を祓う日本の伝統行事。「鬼は外、福は内」と豆を投げる習慣に馴染みがある人も多いでしょう。節分には鬼や柊鰯などをモチーフとしたインテリア小物を使って、飾りつけをするのもおすすめです。この記事では、RoomClipユーザーさんたちの節分飾りの実例や柊鰯の由来・飾り方を紹介します。
目次
伝統的な飾り「柊鰯」の由来や飾り方
節分の飾りとして有名な「柊鰯(ひいらぎいわし)」。まずは、その由来や飾り方などをチェックしましょう。もちろん地域などによる違いがあるので、住んでいる場所のやり方にも合わせながらアレンジして楽しんでください。2024年の節分の恵方も確認して、節分に備えましょう。
伝統的な厄除け飾り「柊鰯」
葉のついた柊の枝に、焼いた鰯の頭を刺したものを玄関先に飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」という風習をご存じですか?邪気の象徴である鬼が家の中に侵入してくるのを防ぐ、魔除け・厄除けの意味を持っています。
鬼の嫌いな鰯の匂いと尖った柊の葉で鬼の目を刺すことから言われていますが、他にも好物である鰯で鬼をおびき寄せ、柊のトゲで退治するという説も。 柊鰯のスタイルは地域によっても異なり、鬼を払う匂いとしてニンニクやラッキョウ、柊の代わりには種子を外した大豆の枝や枝葉が臭うトペラという常緑小低木の枝を使うこともあるようです。
飾る期間は地域によってさまざま
柊鰯を飾るのは、一般的に節分の日のみになります。ですが、地域によっては「小正月の1月15日から節分の日まで」であったり「節分の日から2月いっぱいまで」であったり、さまざま。また、処分するときは神社でお焚き上げをお願いするか、塩やお酒で清めてから紙に包んで家庭ゴミとして出すかのどちらかになります。
2024年の節分は2月3日土曜日
今年は、2024年2月3日土曜日が節分です!恵方は「東北東のやや東」になります。恵方巻は、恵方を向きながら無言で食べて縁起を担ぎましょう。なお、恵方とはその年の福徳を司る年神様のいる方角のことで、そちらに向かって事を行うと何事も吉になるとされています。
インテリア小物で節分らしさを取り入れても
2月のイベント・節分では、それらしいインテリア小物を飾るのがおすすめです。既製品やハンドメイド作品などをチェックすれば、節分をモチーフとしたいろいろなインテリア小物があります。かわいいデザインだったり、まわりのインテリアとあうテイストだったり、自宅に取り入れやすそうな節分飾りを見つけましょう。
既製品やハンドメイド作品を飾って
2月にある伝統行事・節分。最近では鬼の人形やお面、豆の枡といった節分がモチーフのインテリア小物を飾って、その季節感を楽しむ人が増えています。とくに柊鰯は、本物の鰯を使うと猫や鳥に荒らされる心配もありますが、インテリア小物であれば気軽に飾りやすくなりますよ。
柊鰯のインテリア小物
柊鰯は、伝統的な節分飾り。玄関先に飾ったり、本物の鰯の頭を使ったりもできますが、インテリア小物を使うのもおすすめです。ここでは、ユーザーさんたちが実際に飾っている柊鰯のインテリア小物を紹介します。いろいろな素材タイプの柊鰯があるので、その質感やデザインなどにも注目してみてください。
木工の柊鰯と鬼を飾って
リアリティのある飾りも良いですが、こちらは木工の柊鰯と小さい鬼の置物という可愛らしい組み合わせ。怖さがマイルドになり、インテリアとしても他と馴染みやすそうなディスプレイですね。梅柄の背景に、花・落花生なども添えれば、見栄えや季節感もきちんと出ます。
フェルトでできた柊鰯
こちらは、フェルトの柊鰯と3つの丸い鬼をメインとした節分飾り。どちらも台の上に設置され、まとめてディスプレイされています。周りには、チューリップや多肉植物などがあり、全体的にも癒されそうなスペースです。
紙で作った柊鰯のディスプレイ
丸い鬼たちの後ろにあるのは、紙製の柊鰯。鰯の顔に、柊の葉が合わさっています。こちらは柊鰯だけではなく、節分の豆や枡なども一緒に描かれている立体的な紙アイテムでもあります。一枚のなかにいろいろ含まれているので、省スペースに節分飾りをしたいときにも役立ちそうですね。
折り紙でつくる柊鰯
こちらのユーザーさんは、折り紙などを使って節分飾りを作られています。柊鰯は、魚の顔と柊の葉をイメージした折り紙を折って、それを棒でつなげて、それらしい雰囲気に。さらに赤鬼・緑鬼・青鬼などが色紙でそれぞれ作られています。子どもと一緒に楽しみながら、作れそうな飾りのアイデアですね。
アルミホイルの鰯の頭
玄関のところに飾られているのは、柊鰯の節分飾り。こちらの鰯の頭は、アルミホイルを使ってユーザーさんが作ったものだそうです。確かにアルミホイルですが、ぱっと見はリアルな鰯の頭に見えますね。全体的な形はもちろん、その口元や目元にもこだわりが感じられ、本物のような雰囲気が出ています。
鬼のインテリア小物
節分といえば、鬼のイメージがやはり強いですよね。可愛い鬼のインテリア小物は多いので、ディスプレイスペースに季節感を出したいときにもぴったりです。アイテム自体はもちろん、ユーザーさんたちの飾り方にも注目しながら、どんな鬼のインテリア小物が使われているのかチェックしてみましょう。
ガラス細工の赤鬼と青鬼
こちらのユーザーさんは、棚の上にガラス細工の赤鬼と青鬼をセットで飾っています。その丸い形や表情が可愛いらしいですが、角や牙、こん棒がついているしっかりとした”鬼”。サイズ感がミニチュアですので、空いてるディスプレイスペースに無理なく置くことができそうですね。
台座に乗った鬼たち
こちらは、赤鬼と青鬼が台座に乗ったインテリア小物です。まるでお雛様の節分バージョンのような、しっかりとしたセットに乗った鬼たちがかっこ可愛いですね。ユーザーさんが一目惚れして、ネットで購入を決めた節分飾りです。
中川政七商店の豆こけし
招き猫と並んでいる小さなこけしたち。こちらは中川政七商店の鬼こけしと福まめこけしで、2つまとめてでも手のひらにものりそうなサイズ感です。愛らしい表情のこけしたちは、小さいながらも存在感抜群。それぞれ、赤と黄色の座布団のようなものに鎮座しているのも可愛らしいですね。
金屏風と鬼の置物
ホワイトを基調としたおしゃれな海外風インテリアのなかに、和の雰囲気あふれる節分飾り。中心にある金屏風前には鬼の置物が2体設置され、枡が横に並べて置いてあります。全体的なバランスが良いので、節分の小物も違和感なく、インテリアに馴染んでいますね。
コンコンブルの鬼シリーズ
いろいろなことをしている鬼たちが、一列に並べられたディスプレイスペース。お酌をする鬼、恵方巻に巻かれた鬼、こん棒を持った鬼など、コンコンブルの節分の鬼シリーズのインテリア小物です。動きのある鬼の小物だと、怖さはよりマイルドになりますね。
ナチュラルキッチンの鬼コースター
こちらは、ナチュラルキッチンの鬼モチーフのコースターです。赤鬼・青鬼が揃っているので、ディスプレイとして飾りたくなりますが、本来の使い方でコーヒーやお茶を飲むときに使えば、ふとした瞬間瞬間に季節を感じられそうですね。
キャンドゥの箱タイプの鬼たち
こちらは、ユーザーさんが100均キャンドゥで購入した箱タイプの赤鬼と青鬼です。赤鬼と青鬼は表裏一体となっているので、2つ並べてディスプレイ。それぞれ鬼の表情が違っているのがいいですね。箱ですので、節分の豆入れなどとしても活用できそうです。
KALDIの鬼をフレームにつけて
フレームに入れて壁に飾られているのは、KALDIの鬼とお多福のミニお面です。こちらはユーザーさんたちのなかでも、節分のディスプレイとして活用されている人が多い人気アイテムですね。壁に飾るなら、置くスペースをとらずに済むのが魅力。額縁に入れられているので、そのまま飾るよりも、きちんと感や高級感も出ます。
中川政七商店の豆まき置き飾り
こちらは、中川政七商店の豆まき置き飾り。赤鬼と青鬼、黄鬼などが吊るされているのが可愛いと話題になったインテリア小物です。風などに当たると、ぶら下がった鬼たちが動くのも必見。リビングや玄関のディスプレイスペースに飾ってみてくださいね。季節感を出したいときにもぴったりです。
3COINSの節分モビール
玄関の棚の上の壁面に飾られているのは、3COINSの節分モビール。赤鬼・青鬼・お多福などがついたインテリア小物で、空いている壁のスペースを有効活用できます。これ一つだけでも十分な存在感があるので、シンプルに節分飾りを済ませたいときにもぴったりですね。
鬼の絵柄の手ぬぐい
壁に飾りたいときは、節分をモチーフとした手ぬぐいを使うのもおすすめです。こちらはユーザーさんが一目惚れで購入された節分の手ぬぐい。赤鬼・青鬼・黄鬼などが描かれているので、カラフルでにぎやかな雰囲気に。手ぬぐいなら、その後の活用方法もいろいろあって無駄なく使い切れます。
節分風呂敷とお菓子を組み合わせて
こちらの節分飾りのスペースでは、壁面に鬼の風呂敷を貼り付け、その前にはお菓子などが枡やお皿のなかに入れられています。風呂敷は華やかなデザインで、鬼や豆、恵方巻、梅の花などが描かれています。一つだけでも季節感がしっかり出る風呂敷ですね。
枝物やお花を使った節分飾り
続いては、お花や枝物を使った節分飾りの実例を紹介します。ユーザーさんたちが、植物を使いながらも、どうやって節分テイストを取り入れているかをチェックしてくださいね。置物タイプだけではなく、壁掛けのアイデアもあります。
枝物にミニお面をつけて
こちらの節分飾りは、お正月飾りに使っていたフラワーベースを再利用したアイデア。マリメッコのヴィヒキルースの敷物の上にフラワーベースを、なかの枝物には鬼とお多福のミニお面を添え、さらにその周りには紅白のハニカムボールが設置されています。和と北欧がうまく組み合わさった、素敵な節分飾りですね。
白いツリーにミニお面をつけて
鬼とお多福のミニお面がついているのは、ニトリの「LEDツリー シラカバウッド」。こちらのユーザーさんは、クリスマス・お正月・節分の時期に、それぞれに合う飾りをこちらのツリーに添えてディスプレイされているそうです。冬の時期にぴったりの白いツリーは、使い勝手抜群ですね。
苔梅で作ったスワッグ
こちらは、苔梅などを使用して作られたスワッグです。苔梅をメインに植物を束ねながら、上のほうに鬼のミニお面を付けることで、節分飾りに。もともとはクールなスワッグですが、鬼の小物がついているだけでも、節分感がかなり出ますね。
柊鰯のスワッグをリビング扉にかけて
こちらは、節分にぴったりの柊鰯のスワッグです。鰯の頭は、本物ではないレプリカを用いて、柊などと一緒に合わせて壁飾りにされています。鰯のいい表情が印象的ですね。なお飾られている場所は、玄関ではなくリビングの扉になります。
ハンドメイドの節分飾り
節分飾りをしたいけれど、市販品でしっくり来るものがないときは、ハンドメイドのものも候補にいれてくださいね。自分の得意分野を活かして手作りしたり、おしゃれだけど真似しやすいアイデアを実践したり、ハンドメイド作品を購入したりするのもいいでしょう。いろいろなハンドメイド節分飾りがあるので、理想的なアイデアに出会えるかもしれません。
水引細工のお面と梅結びなど
こちらは、水引細工で作られた赤鬼・お多福・梅結び・雪兎・節分豆・柊の葉などをディスプレイした節分飾り。ご祝儀などで用いられる特別な紙紐=水引が利用されています。小さいところまで美しく細工された、美しい節分飾りですね。
セリアの写真立てに布とお面を貼って
こちらは100均セリアの写真立てに、布と鬼などのお面を貼り付けた節分飾りです。シンプルなハンドメイドですが、カーキ色の布を取り入れる一手間を加えて、見た目もよりこなれた雰囲気に。隣にある黄色い瓶に入った一輪のガーベラとのバランスも絶妙ですね。
クマにトラ柄の編み物を着せて
節分近くになったら、しろくま貯金箱も赤鬼スタイルに。しろくまが着ているのはユーザーさんのハンドメイドの編み物です。黄色い洋服とツノの被り物で、可愛いしろくま鬼になっていますね。隣にある白樺ツリーに吊るされたボンボンのうちの一つが、青鬼になっているのにも癒されます。
あみぐるみの3匹の鬼たち
こちらは、ハンドメイドのあみぐるみの鬼たちです。ユーザーさんが手作りした作品で、緑鬼・赤鬼・青鬼が玄関の棚の上に並んで飾られています。鬼は怖いけれど、可愛い表情やサイズ感で、夜帰ってきたときも癒されそうですね。
木かる粘土で作られた鬼たち
こちらは、木かる粘土で作られた赤鬼と青鬼の節分飾りです。素材の優しい風合いと、鬼たちの可愛らしい表情がクセになりますね。鬼たちがそれぞれ持っている小物や、履いている鬼のパンツの柄が違うなど、細かいところにもこだわりを感じるハンドメイド作品です。
子どもの足形を鬼にして
フレームに入れて飾られている赤鬼と青鬼の絵、こちらは子どもの足形を利用したもの。形を利用しながらうまく鬼化され、さらに周りに描かれた恵方巻や豆、柊、梅の花などと合わせることで、全体的にも可愛い仕上がりに。毎年行えば、子どもの成長がよくわかって良い記念にもなりそうですね。
塗り絵と手作りの豆を飾って
節分はもちろん、節分飾りを作るのも一つのイベントにするのもいいかもしれません。こちらのユーザーさんは、お子さんと一緒に節分飾りをハンドメイド。三つ編みをした可愛い鬼の塗り絵と、手作りの豆などを工作して、子ども部屋にディスプレイされています。
フェルトの節分ガーランド
こちらは、ユーザーさんハンドメイドの節分飾りのフェルトガーランド。鬼・金棒・鬼のパンツ・お多福・枡・恵方巻などの手作りの節分オーナメントが紐で吊るされています。金の扇子や折り紙なども添えられて、華やかなディスプレイスペースになっていますね。
柊鰯や鬼などのインテリア小物や、枝物やお花を使ったアイデアなど、節分飾りのいろいろな実例を紹介しました。自宅に取り入れやすいデザインのアイテムを購入したり、ハンドメイドしたりして、節分の季節ならではのディスプレイを楽しみましょう。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「節分飾り」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!