続いて、ポスターフレームの裏板の面にグルーガンを使って、フェルトを貼り付けていきましょう。ちなみに、作業時間のほとんどがこの工程です。詳しい貼り付け位置やコツは画像と下記を参考にしてください。

赤い斜線部分、フレームのど真ん中にフェルト（700×600mm）１枚全部を貼ります。フェルトの短い辺から貼るのがおススメです。グルーガンで少しずつ貼っては押さえを繰り返しながら、焦らずゆっくり進めていきます。グルーガン取り扱い時の火傷にお気を付けください。（※画像を見ると、上下に少しだけ赤い斜線が掛かっていない部分があるのが分かるかと思います。ここはSTEP3でカバーしていきますのでご安心を。）

STEP2で触れた、上下のフェルトが貼れていない部分に、残っているフェルトを450×80mmにカットしたものをそれぞれ貼り付けます。

フレームをひっくり返しましょう。フェルトを貼っていない面を表に向けてください。ここに、画像の位置を参考にして、らくらくピタッとキャスターを取り付けます。これで、引き出すためのパーツ（キャスター）が完成しました。

完成した引き出し（キャスター）パーツの上に、アクセサリートレーと木製トレーを並べて 終了です。私は、ウォークインクローゼットの可動棚板の上に設置しています。

私の場合になりますが、アクセサリートレーに並べるには手持ちのリングが少なかったので、リング収納の部品をベリベリ剥がしてしまいました。剥がしたあとには、余ったフェルトを貼り、大ぶりのネックレスや腕時計の収納に便利なトレーにリメイクしています。

ネックレスにピアス、指輪、時計……アクセサリーは種類も多くサイズもバラバラで、収納場所を決めてもなかなか思うように管理するのは難しいですよね。また、ホコリや酸化予防を考えると、蓋つきのケースが理想的。機能的で見た目も素敵なジュエリーケースは数あれど、意外とお高く、ひとつ買っただけではすべてが収まらないということもありがちです。

そんなアクセサリー収納のネックを払拭してくれるのが、paruさんのアイデアの素敵なところでした。ポスターフレームをキャスターにリメイクすることで、少しの隙間にも設置可能で、アクセサリートレーの収納力や使いやすさを格段に高めています。また、paruさんのように棚板に設置すれば、棚の上面が蓋の代わりをしてくれてホコリ除けできるのもポイントです。

とても機能的なのに、簡単＆短時間でつくることができます。アクセサリー類の収納方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

本連載に連動して、ただいまイベントを開催中です。みなさんが試された10分でできる100均リメイクをぜひ投稿してください！

■■■■■■！以下3点ご確認ください！■■■■■■

• 10分以内でつくれるもの（乾かす時間等、何もしない時間はのぞく）
• 工具や塗料は初心者が持っていそうなもののみ
  →持っていなさそうなものは、100均でも購入できる工具・塗料であればOK
• 執筆時点で材料がすべて購入できそうなもの